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2023 / 01 / 08 05:00
総合重機からみた景気 物流の混乱、来年解消へ 川崎重工業社長 橋本康彦氏
新型コロナウイルス禍からの脱却を探る世界景気の行方が晴れない。物流の混乱や半導体不足はどうなるのか。川崎重工業の見通しを記載する。
ロボットは好調
川崎重工もコロナ禍で打撃を受けた。ただし、影響を受けた分野とこの間に成長した分野がある。
傷んだ分野では輸送系、特に航空機部門のダメージは大きかったが、人の移動が戻りつつある。米ボーイング機の大型受注がある。
また二輪、四輪の自動化向けロボット、中国向け建設機械受注、レジャー用オフロード四輪向け受注などは回復している
半導体不足は?
川崎重工は、半導体製造装置向けの生産向けロボットのシェアが5割超ある。つまり川崎重工が当該ロボットを納入しないと半導体不足が解消できない状態であったという。
しかし、現状当該ロボットは大きな受注残があり、納入することによって半導体不足は解消に向かうと言い切る
エネルギーは?
現在LNGが高騰しているが、川崎重工は水素でも天然ガスでも使える発電設備を提供している
特に液化水素ビジネスに注力するし、関西電力なども水素関連に30年前から取り組んでいる
とのこと
さすが、日本を代表する工作機械メーカーであり、話がでかい。
エネルギーの世界的な潮流がわかりました。