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2022 / 10 / 17 05:00
テスラ 非常識こそ革新の芽
かつて経団連会長だった日立製作所の故中西会長が、2017年にテスラのことを『いずれ崩壊するから見ててごらん』と言っていたという
その理由は、技術力があっても、量産化ができていないからというものであった
しかし5年経った今、テスラの生産能力は年間200万台、株価時価総額は120兆円に達し、日本の上場企業時価総額上位10社を合計した以上の金額にまで巨大化している
年間200万台といえば、メルセデスグループ、BMWグループに匹敵するほどの量産である
なぜ中西会長は見誤ったのか?
自動車製造には、3万点以上の部品を組み合わせる必要があり、とてもテスラにはできないと思い込んでいたからである
日本の強みは、3万点の部品を試作し、量産し、組み合わせる技術であった
またそこにマスク氏のいかにも軽薄そうな言動が重なり、日本の経済人がテスラの先行きを危ぶんだのは無理もないことだった。
しかしテスラは、自動車をパソコン同様に単純に部品を組み合わせるだけの生産物にしてしまった。従来の慣行は業界内での調整はむしろ邪魔である
記事では更にマスク氏の主観などに触れてはいるが、どうもしっくりこない見解となっている
なぜ成功したか?は私にはわからないが、もはや誰でも自動車は作れる時代である。
明日記載するが、空飛ぶ車なども、本当にできたら、一機に重厚企業を出し抜くこともできる