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2022 / 08 / 29 05:00
米中で認識異なる「一つの中国」
台湾を巡り米中関係が緊張化している
そこで、米中で、台湾の見方がどう違うのかを記載する
中国
一つの中国原則
↓
米国
一つの中国政策
中国
①中国は一つである
↓
米国
①を認識する
中国
②台湾は中国の一部
↓
米国
②を認識する
中国
③台湾は中国を代表する唯一の合法政府
↓
米国
③を承認する
となっている
要は、認識すると承認するとの違いが大きいのである
認識すると言うのは、「言っていることは理解はするが、承認はしない」ということ
この理解を国際政治学者が喧々諤々と議論もしている
歴史
第二次世界大戦後、中国本土と台湾は不可分の領土であると、中国が主張している
戦後、中国では毛沢東率いる共産党が内戦に勝利し、敗れた蒋介石の国民党は台湾に逃れた
米国は当初、国民党を支持したが、1972年ニクソン大統領の中国を電撃訪問、1979年の国交樹立し、台湾と断交した
しかしながら米国は、1979年に「台湾関係法」を制定し、「平和的な手段以外で台湾の将来を決定しようという試みは地域の平和と安全の脅威」と明記し、台湾への武器供与を決めている
歴史は面白い