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2022 / 08 / 08 05:00
事業継承の見本 狩野美香子さん
社会課題に着目し、企業が育ってきたところで、大手に事業売却し、その資金で、次の課題を解決するために新たなビジネスを始められている
もともとは2002年に北海道で介護サービス施設を創業
なんと2014年までに17施設を開業
しかしその頃に、旅行で病気し、「このまま私が死んでしまったら、施設や入所者、社員はどうなるのだろう」と思い、思い切ってゼンショーに売却
その後2017年に保育事業で創業
保育事業も人が集まらないという事情があるが、創意工夫して黒字化
2020年に売却
現在は、刑務所から出所した人たちが働ける飲食店を創業
受刑者に聞いてみると「幼い時から、ごはんを満足に食べられなかった」と答える人が多く、それなら、幼い子供たちにお腹いっぱい食べさせた上げれば、将来の犯罪も減るのでないか?
というのが創業のキッカケ
また地方生産者の海産物を販売できるECサイトも創業する予定
それらの事業で残った収益で、2023年に札幌で子供施設を開業する予定とのこと
M&Aというとマネーゲームのように思われるが、この方の記事を読んでいてもあまり「お金儲け」の匂いがしてこない
社会課題を解決する事業というのは、ほんとにいいなと思う
是非自分でもやってみたいし、やっている方がおられたら支援をしたいと思う