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2022-07-18 05:00:00
イギリスの広告自主規制機関ASAは、大手スーパーのテスコに対し、同社の植物由来原料のハンバーグ製品は、環境への負荷が低いことを示していない
として広告の打ち切りを求めた
みな食肉を減らすことが、環境への配慮だと思っているし、実際にそうであろうと思う
しかし、「この一連の製品には、全行程にわたって地球にやさしいという証拠がない」と結論づけたのである
要は、輸送、包装、販売にわたって、環境負荷が肉由来製品に比べ低いことを証明しなければ、環境への配慮をしているとは言い切れないとの判断が出たのである
なので、これからイギリスでは、環境負荷が低いことを証明しなければ、テレビ広告さえできなくなる懸念がある
また若者(18歳から24歳)は、企業が環境配慮をしているというのは嘘だ!と思っている人が多いとのアンケート結果がでている
彼らは、大企業こそが、環境保全を犯してしまっていると考えているのである
なので、彼らが主要な顧客になる10年後には、環境配慮をしていないと思われる企業の製品は駆逐されていく可能性がある
米国投資会社のモーニングスター社も、欧州サスティナブル投資リストに載っているファンドを精査し、サスティナブルと言えない1200本の投信を販売から除外した
それは資産額で4割を占めていたということである
今後小売店の店頭でも、同じような「棚卸」必要かもしれない
これは、環境先進国のイギリスでの事象であるが、やがて米国⇒日本にやってくる問題であると思う