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2022-05-02 05:00:00

出版大手の、日本出版は入場料のかかる書店「文喫」事業を切り出して新会社を興し、主要都市に展開する

旧来から、書店はネット販売に押され気味で、かつコロナ対策もあり苦境に直面してきた

苦境を打開するために新しい戦略で、書店をてこ入れする

 

なんと入場料をとる

平日は1680円、休日は1980円を払うと朝9時から午後8時まで店内の書籍を自由に閲覧できる

もちろん購入もできる

珈琲などが飲み放題で、書籍コンシェルジュもいて選書サービスも受けられる

 

現在は六本木と福岡天神の2店舗だが、今後全国主要都市へ7店舗まで拡げる

書店に事業環境は厳しい

電子書籍を除く国内推定販売量は1兆2080億円でピークだった1996年の半分以下にまで落ち込んでいる

 

さてどれくらい売れているのか?だが

六本木店は、90席あるが、稼働率が80%以上を維持し、日によっては、入店待ちの時もある

読書好きだけでなく会社員のテレワーク需要も取り込んでいる

同店では、入店客の4割が書籍を購入し、その単価は3000円と一般店舗の3倍以上の単価となっている

 

この商売逆転の発想で、なかなかの戦略家だと思う

漫画喫茶でなく正統本喫茶がコロナのなかで伸びている