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2022 / 04 / 29 05:00
日本企業の偽りのやさしさ
米ギャラップ社によると、熱意をもって仕事に取り組む姿勢を示すエンゲージメント指数が139カ国中なんと日本が132位であったと報じている
要点を言うと、
日本人には受け身のまじめさはあっても、自発的に仕事に取り組む積極性が欠けている
ということである
今の仕事にたいして愛着もないが、かといってそこを飛び出して新天地に飛び出すほどのエネルギーもない人が数多いということである
具体例を言うと
経営不振の事業があってもそれを閉鎖したり、売ったりすることをためらう
その理由は、「現場の社員がかわいそう」
経営人材の早期選抜に消極的な会社が多い
その理由は、「選に漏れた人がかわいそう」
とは言え、その経営不振の事業や人を本気で育てるつもりもないので経営資源も配分しない
結果、当該ビジネスはじり貧となり、その部署の社員も飼い殺しの状態となり自己研鑽意欲もわかない
こんな誰も得をしない状態が多くの会社で長く続いてきた結果が今の日本の停滞ではないか?と提議している
こうした偽りのやさしさから、抜け出すキーワードは「自己決定」
働く人ひとりひとりが自らの選択に責任と覚悟をもち自律的にキャリア形成するのが本来の姿である
KDDIでやっているのは、業務を特定した副業人材の募集
例えば、ドローンビジネスの用途開発」「採用のためのイベント開催」
意欲のある人が手を上げ、6カ月の任期で副業を開始
勤務時間の2割を副業に充てられる
要は、週に1日は、副業のための仕事をしてもいいよということである
なんとなくやる気が出そうな感じがするのは私だけだろうか??