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2022 / 04 / 23 05:00
サッポロビールの財務力
サッポロビールの財務力
先に、2020年度のサッポロビールの損益を記すと、
外食酒類販売24億円の赤字
食品軽飲料26億円の赤字
不動産収入109億円の黒字
である
これは最早飲料メーカーというより地主の親玉ではないかとさえ思う
⇒サッポロビール関係者の方すいません
しかしながらこのような本業赤字でも、PER(株価収益率)はアサヒ18倍、キリン20倍に対し、サッポロ28倍と一株当たりの収益率が群を抜いている
日本のビール各社は、ここ10年で売り上げの合計数量を36%減らした
なんと売上数量の1/3を減らしているのである
サッポロと言えば、恵比寿
ビール名であるし、恵比寿に広大な土地を有し、恵比寿ガーデンプレイスをはじめとし、不動産事業が伝統的に強い
もし仮に、サッポロビールが、ビール造り一本の会社だとしたら、今頃生き残っていはいないのかもしれない
もしくはM&Aされているかもしれない
やはり持続可能な経営とは、
一本足経営とならず、イニシャルとランニングでどちらかがこけても、どちらかが支える体制
が大切であると改めて思う