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2022 / 04 / 09 05:00
欧米の需要開拓の成功例 わさびのカメヤ食品(静岡)
わさび加工品卸売を手掛けるカメヤ食品は、欧米の需要を開拓し、2年間で輸出額を2倍にした
海外のバイヤーを国内農園に招いて生産工程を紹介し信頼関係を構築することで販路を拡げている
現地の食文化にも合うように商品を改良している
例えばアメリカなどでは、健康志向を想定して着色料を使わず、また肉料理に合うように辛さを抑えた商品を販売している
当社を評価したいのは、実は、海外需要開拓への挑戦は2回目であるということ
1回目は1988年 当時の社長が、現地の旅行中にわさび製品を見つけたことがきっかけで、カナダにわさび農園を作ったが、物流網をうまく構築できず2008年に撤退
その後は、米国食品団体が主催する展示会を通じて2019年頃から2回目の挑戦
現在は、海外企業30社と取引をしている
2022年1月の輸出額は1億5千万円と売上高の約1割まで成長した
コロナ禍でも、当社のような創意工夫で、売上を上げることもできるというよい成功例であると思う
特に米国市場開拓のキーワードは「健康志向」だとのことであり、覚えておきたい