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2022 / 02 / 27 05:00
エチオピアでナイル川ダム発電開始でエジプトが大反発
私は一度も行ったことのないアフリカ大陸の記事がありましたので紹介します。
要は、
・人口増が続くエチオピアのエネルギー戦略としてナイル川発電で行う
・下流のエジプトは、必要水の95%をナイル川に頼っていることから、将来の水危機を予見して大反発
ということです。
エチオピアは人口が日本と同じくらいいるのですが、電気が行きわたっているのは人口の半分くらいで、国家としても、エネルギーコストを引き下げるためにダム開発が必要とのスタンス
エジプトも人口増で水需要が膨らむ中上流で水量を左右されることを警戒しているのです。
島国日本では、あまり想定していない事情ですね。
よく考えれば、大陸間や欧州には国家を横断する河川はいくらでもあって、それが戦略的に使われてきたのだと思います。
上流から異物を流せば下流が困るといった原始的な戦略だったと記憶してます。
翻って、滋賀と京阪
よく滋賀県民は、「淀川の水をとめるぞーー」と京阪の人に冗談で言います。
しかしもし国が違っていて、たとえば、東日本と西日本が分断されていたらどうなっていたのか?
ほんとに止めるかもしれません。
しかし止めたら結局、水があふれて自国が水害に見舞われる危険があるはあります。
しかし昨年夏のような異常渇水した場合は、水をとめることは可能だったかもしれません。
そう思うと、「水をとめるぞー」というのは、他国に対しては、非常に強い脅しとなるのだとも感じました。