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2022 / 01 / 14 05:00
15年前前のリーマンショック時と似通う金融市場
アメリカ合衆国が金融緩和の調整=利上げをすることで、特に新興国で動揺が始まっている。
中でもアルゼンチンは債務不履行に最も近く、同国に投資が多いのはスペインとブラジルである。
投資信託で、ジャンク債(信用力の低い債券)と呼ばれる投信は、スペインとブラジルの株式を含んだものが多い
この状況はリーマン前と非常に似通っている。
15年前は、その投信を「サブプライムローン」と呼んだが、今は「SPAC」と呼んでいる。
このSPACという言葉は、近いうちに、みんなが知る言葉になるかもしれない。
さて、15年前と似通うもの
株価 全世界の前年までの上昇率
リーマン前 44%
現在 66%
ジャンク債
リーマン前 2083本
現在 2543本
米国の金利
リーマン前 直前まで利上げ
現在 2022年から利上げ
運用資産の規模
リーマン前 44兆ドル
現在 103兆ドル
運用資産がなんと103兆ドル!! 想像もつかないほどの金額
日本の日経平均が、コロナの中でもまだ価格維持ができているのは、日銀の大規模金融緩和のおかげであって、企業業績がみんな良い訳でもない。
ということで、株式投資をしている方は、向こう1年から3年くらいでもしかしたら大幅下落があり得るので、警戒しながらの投資となる。
株価が下がると儲かる投資もあるので、そちらを買ってみるのも面白いとは思う。
なお1万円からでも買えます。