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2022-01-13 05:00:00

岸田政権になって、新自由主義からの転換というフレーズをよく聞くようになりました。

私は、一応は経済学部卒なんですが、今となっては、ケインズ経済学とマルクス経済学の違いくらいしか覚えていない。

しかし何が自由主義で、そのうち何が変わって新自由主義になったのか?そして表題の通り、次の自由主義はなんなのか?ということは、おそらく国民の大多数はわかっていないと感じます。

家でも職場でも議論にさえなりません。

しかし経営者としては、基本的な考え方だけは押さえておいた方がよいので、下記のようにまとめてみました。

(なお、柴山圭太京都大学教授の論文から引用しています)

 

自由主義

⇒基本的には自由放任。市場競争を重視し、政府の役割を制限し、財産権を重視する(富裕層の財産を保障し過度な税負担をかけない)という考え方

⇒しかしこの考え方では、勝ち残った企業が寡占あるいは独占体制を敷いてしまうので、結局は勝ち残った企業はますます強くなり、消費者側は常に不利な状況になる

⇒事例としては、携帯電話市場がある。少し前までは、ドコモ、AU、ソフトバンクの3社寡占状態であり、通信料も高止まりしていた

新自由主義

⇒競争的な市場環境を作りだすために、政府は積極的に介入していく

⇒事例としては、携帯電話市場で、菅政権が業界の慣行を改めさせたため通信料が劇的に下がった

⇒事例で見ると大変わかりやすく、菅政権などは、新自由主義の権家のような政権であったと言えなくもない

⇒JAにしてしかり。JA寡占でなく、一般企業(外国資本も含めて)の参入を支援していた

 

新自由主義を転換しなければならない理由

⇒常に、市場が競争状態にあるかどうかを政府は監視しなければならず、改革に終わりはなく、規制緩和が競争を生むのは最初だけで、しばらくすると勝ち残った企業群が寡占体制を敷く

⇒政府は常に市場に干渉し続けなければならない。その結果として、財はサービスの価格は下がり続け今や日本は先進国で最も物価の安い国になってしまった

⇒よって諸外国から人が集まる。これは1990年代以前に、我々日本人が物価の安いアジア各国等へこぞって買い物に行ったことの裏返しと考えると道理が合う

⇒競争によって物価を下げたという点では、新自由主義は大成功だった。しかしその代償は大きく、賃金は上がらず、コストダウンで現場は疲弊、給与の高い外資に人は流れやがて技術も流れる

 低物価に慣れてしまって今やどこの業界でも簡単に値上げはできなくなった

⇒なので、新自由主義からの転換はとても重要なのである

 

一体何を転換するのか?

⇒競争を制限する業界の慣行を認めること

⇒悪とされてきたカルテルを部分的に認めること

⇒共同体の持ちつ持たれつの関係を復活させることに政府の力を用いること

 

今の日本に必要なこと

今一つ理解しがたい新自由主義からの転換でなく、古い資本主義の良いところを取り戻すことの方が必要ではないか?

 


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