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耕作放棄地を衛生とAiで判別する 兵庫県の㈱サグリ
社会問題になっている耕作放棄地
全国に28万ヘクタールの放棄地があり、それは滋賀県全体の耕作地を超えているとのこと
農地が使われずに放置されると、雑草が伸び、害虫が住み着き、獣害も発生する
せっかくちゃんとした耕作人がきれいに草刈りをしても、廻りに放棄地が1反あるだけでその苦労が無駄になってしまうのであります
私も、以前、夏前になると早朝から田んぼ畔道の草刈りをしてましたが、放棄地が廻りにあるので、あんまり効果がないやろなと感じたことも多々あります
自治体では、そういった放棄地をなくすためにいろいろと施策をうっているのですが、施策の前に、放棄地がどこにあるのか?を特定するのが大変でした
国が自治体に義務付けている農地調査は、目視確認が求められており、50人ほどの調査員が数か月かけて調査するといったケースもあったそうです
㈱サグリのシステムは、衛生を使ってデータを送り、それをAIが解析するとのこと
判別制度は9割を超えており、岐阜県下呂市をはじめ、全国40超の自治体が導入を検討しています
導入費用は、60万から250万円/年間と、人件費よりは格安で導入できるとのこと
導入したら、調査の目星がつくために、放棄地と推定できるところにさえ行けばよいことになり、総コストも減ります
たいへんよいシステムです
と言いたいところですが、こんなに素晴らしいシステムがどんどん稼働してくると、言っちゃー悪いですが、この事例のような農地調査員さんの単純な業務(目視して写真をとるだけ)
は大半がAIにとってかわられるということ
←調査してからの業務は相応に知見がいると思います
不景気で仕事がないとかよく聞きますが、仕事はあります。仕事は作れます
しかしその仕事は高度なスキルが必要なものに限られてくる時代になると思います
スキルがあるものと、差別化できるか否かでますます格差が開くと感じます