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2021 / 12 / 10 21:15
過当競争を生き抜くには業界人にはない発想を カネカの「パン好きの牛乳」
国内飲料市場はほとんどが過当競争であり、かつなじみに商品から他社製品に移るブランドスイッチは起きにくく新規参入も難しい
そこで売りを明快にして牛乳市場に殴り込みをかけたのがカネカの「パン好きの牛乳」という商品
カネカは、社会問題の解決を経営の柱としており、その一つが酪農への支援であった
パンブームなのに牛乳離れが進んでいる矛盾 パンには牛乳が合うはずなのに??
実態を調べてみると、牛乳を嫌う理由が高温加熱殺菌に伴う独特の臭みが原因の一つであった
そして2018年に高温殺菌しても臭みが出ないすっきり味の牛乳造りに成功したとのこと
2019年には200ミリの飲みきりサイズやカフェオレも投入しブランド力向上を目指している
カネカは、もともと間接的にしか牛乳には縁のない会社
濃い味の牛乳がパンには合うはず
という既成概念にとらわれずに、軽いすっきり味の牛乳造りを始めて徐々に市場に浸透している
私はこの記事を読むまで、「パン好きの牛乳」という商品は知らなかったので、是非とも明日には、平和堂さんかバローさんで商品を探したいと思った次第です。