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2024/03/27
新上五島町商工会 三村実保(E/COYA)
【進むべき道を照らす 】
E/COYA
やりたいことに出会ってしまい、自分でなければできないことがあると信じる人には、起業という選択肢が生まれる。
商工会は、この「夢を抱く人」が進むべき道を照らす羅針盤としての役割も果たしている。
新上五島町で主婦をしていた江口悦子(53)には、10年以上あたためていた夢があった。
それはパン屋を開くこと。子育てが一段落ついたら、小さい店を持ちたい。
現実と夢のはざまで思いはくすぶり続けた。
もやもやした気持ちが晴れたのは、町が新上五島町商工会に運営を委託する経営相談所「地域支援センター」に思い切って足を運んだときだ。
「『やったほうがいい』と背中を押され、創業補助金があることも知り、一気に走り出した」と、江口は当時を振り返る。
センターは、町商工会と連携しながら支援を開始。まず活用できる補助金申請のサポートに着手、江口が不安を抱えていた創業資金の確保にめどを立てた。
併せて経営経験の無い江口に対し、開業に関する手続きをはじめ顧客ニーズの把握や市場調査、事業計画の作り込みなどを幅広く後押し。
「数字をベースにした提案は説得力があり見えてきたものがあった」(江口)と手応えを感じることができた。
そして2021年12月、ハード系パンと自家製天然酵母使用を強みとするパン屋「E/COYA(イコヤ)」が開店。
江口の思いを形にするため、要望を丁寧に拾い上げてきた町商工会主事の三村実保(32)は「いつも昼過ぎには完売する盛況ぶり」と笑顔をみせる。
江口が言う。「商品を買ってもらっているのに『ありがとう』って言ってもらえるんです。
本当にお店を始めてよかった」。
※2024年3月27日(水)の長崎新聞にて掲載されております。
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企業の情報
「E/COYA」
所在地:857-4211 南松浦郡新上五島町有川郷1672-1
TEL:0959-42-0554
代表:江口 悦子
営業日:水曜日・日曜日
instagram:https://www.instagram.com/e_coya_pangoya/
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新上五島町商工会ホームページ
2024/03/14
佐世保市北部商工会 矢野勇太郎(ダイサンセイ)
【「何かしたい」を形に】
ダイサンセイ
自然を相手にするビジネスは、先が読めない。良いときも悪いときもあるが、自助努力で業績を安定させたいと願う経営者は多い。
水産食料品製造業「ダイサンセイ」(佐世保市)社長の三藤康之(48)は、自然環境に大きく左右される主力のいりこ製造事業に不安を抱えていた。
いりこの原料となるカタクチイワシは、年によって漁獲量や取引価格の変動が激しく、売り上げが安定しない。中長期的な視野に立つと漁獲量は右肩下がり。楽観的な展望も描きにくい。
加えて、年単位でみても獲れる時期が限られるため設備の稼働率が低く、安定した雇用体制の構築に踏み切れないジレンマもあった。
そこで目を付けたのが魚を粉末状に加工した「だしパック」の商品開発だ。原料は冷凍保存がきくため、季節要因を排除し安定して製造することが可能。雇用の安定化も図ることができると踏んだ。
ただ、アイデアはあっても、具体的に何からどう取り組めばいいのか、となると難しい。そこで付き合いのある佐世保市北部商工会の門をたたいた。
市商工会は、アイデアを具体的な事業計画に落とし込む作業や数字をベースとした採算性の裏付け、専門家も交えた資金繰りなどを支援。主任の矢野勇太郎(31)のサポートもあり、2年以上の歳月をかけてだしパック「丸出汁粉」の商品化に成功。本格販売に向け最終段階に入った。
「経営者の『何かしたい』を、高いクオリティで形にしてくれるのが商工会」と全幅の信頼を寄せる三藤は「だしパックの売上比率を最終的に50%まで引き上げ、経営を安定させたい」とエンジンを吹かす。
※2024年3月13日(水)の長崎新聞にて掲載されております。
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企業の情報
「ダイサンセイ」
所在地:〒857-0413 長崎県佐世保市小佐々町楠泊1847-2
TEL:0956-41-5677
代表:三藤康之
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佐世保市北部商工会ホームページ
https://www.shokokai-nagasaki.or.jp/sasehoku/
2024/02/28
雲仙市商工会 酒井綾 COCOHARE
【新業態に商機見出す】
有限会社 國崎 COCOHARE
観光保養地として知られる小浜地区に誕生した斬新な新業態。「商工会の支援がなければ、開業にこぎつけることはできなかった」。運営を手掛ける旅館業「國崎」(雲仙市)社長の井上剛(61)が当時を振り返った。
新型コロナウイルスの感染拡大を機に、井上はグランピングに注目が集まっていることを知った。その際、頭に浮かんだのが5000坪に及ぶ遊休地だった。
コロナ禍で、経営する旅館や飲食店の業績は低迷。だが「嵐」が過ぎ去るのを待つだけではじり貧だ。旅館は老朽化も進んでいる。遊休地に命を吹き込みつつ、グランピングという新たな事業分野に打って出る策はどうか。井上は地元の雲仙市商工会に協力を求めた。
商工会は現状を入念に分析したうえで、支援方針を提案。思い切った事業見直しを促進する国の「事業再構築補助金」を柱に計5つの支援制度を活用、各種事務から資金繰りまで幅広い業務をサポートした。人員体制面では、異なるスキルを持つ職員3人が、担当の垣根を越えて手を組み「チーム支援」を展開した。
同商工会主任の酒井綾(41)は、井上の次女裕子(30)がグランピング施設の支配人に就いたことに触れ「若い女性の感性も生かすことで新しい価値が生まれており、新規顧客の掘り起こしにつながっている」と称賛。井上は「新事業だったことから不安も大きかったが、商工会には実務面だけでなく気持ちの面でも背中を押してもらい、やる気が高まった。本当に感謝している」と話す。
※2024年2月28日(水)の長崎新聞にて掲載されております。
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施設の情報
「有限会社 國崎」
所在地:〒854-0513 雲仙市小浜町南本町10-8
TEL:0957-74-3500
FAX:0957-74-2005
代表:井上 剛
HP:https://kunisaki.jp/index.html
Instagram:https://www.instagram.com/obama.kunisaki/
Facebook:https://www.facebook.com/ryokankunisaki/
営業時間:宿泊:チェックイン 15:00/チェックアウト 10:00
定休日:不定休
「COCOHARE」
所在地:〒854-0513 長崎県雲仙市小浜町南本町984
TEL:0957-61-1560
総支配人:井上 裕子
Instagram:https://www.instagram.com/unzen_cocohare/
営業時間:宿泊:チェックイン 15:00/チェックアウト 10:00
定休日:不定休
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雲仙市商工会ホームページ
2024/02/14
諫早市商工会 坂上公介 (つづみ団子)
【寄り添って継続支援】
つづみ団子
和菓子製造販売「つづみ」(諫早市)社長の大石将太(40)は、勢いのある若手経営者だ。
クレープの移動販売で2016年に起業。その後、より高い収益が見込める和菓子の取り扱いを始めると瞬く間に業容を拡大。法人化を経て自社ブランド店「つづみ団子」のフランチャイズ事業にも乗り出し、首都圏を含め全国で20店舗以上を展開するに至る。
大石の行動力や嗅覚が成長の原動力であることは間違いないが、背景には商工会の「伴走支援」がある。
伴走支援とは、マラソンで走者と一緒に走る伴走者のように、経営者に寄り添いながら継続的にサポートを行う手法。14年施行の「小規模企業振興基本法」に紐づく支援モデルだ。
諫早市商工会は21年、つづみの伴走支援を開始。当時、大石は地場の販売を強化しつつ全国展開を目指し力強く自走していたが、創業間もないこともあり販路拡大の経験や手法、支援制度の活用などの分野で力添えできると判断、伴走に踏み切った。
支援策として、国際見本市や大型商談展示会への出展をはじめ、認知度アップに向けた物産展の企画運営などを継続的にサポート。活用できる補助金に関するアドバイスも行った。結果、首都圏での新規販路拡大など大きな成果があった。
支援により得られる安心感は確かにあり、商工会のパワーを感じる場面もあった。まだまだチャレンジしたいこともあり、引き続き支援をお願いしたい」とラブコールを送る。
※2024年2月14日(水)の長崎新聞にて掲載されております。
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お店の情報
「つづみ団子」
所在地:〒859-0401 長崎県諫早市多良見町化屋789-25
TEL:0957-43-0887
FAX:0957-43-0887
代表:大石将太
Instagram:つづみ団子(@tsuzumi.co.jp)
Facebook:つづみ団子 Facebook
営業時間:10:00~19:00
定休日:年中無休
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諫早市商工会ホームページ
2024/01/24
有明町商工会 松永基宏 (本多木蠟工業所)
【伝統文化の伝承と事業継続化のための販路開拓支援】
本多木蠟工業所
多数の企業とバイヤーが一堂に会し、マッチングを図る商談会。商工会では、販路開拓に有効なこの「企業間取引イベント」の活用も積極的に推進している。
有明町商工会に2021年赴任した経営支援課長の松永基宏(48)は、担当することになった「本多木蝋工業所」(島原市)の支援策を模索していた。
江戸時代から続く伝統技法で、和ろうそくの原料となる木蝋を製造。日本で唯一「玉締め式圧搾機」と呼ばれる機械を用いるなど事業に物語性もあるため、テレビや雑誌などのメディアからは引っ張りだこ。新型コロナウイルス感染拡大前までは体験メニューも好調だった。

一方で、代表の本多俊一(68)妻美佐(65)ともに元教員。経営キャリアは短い。店自体の認知度は高いものの、売上が見合っているかと言えば改善の余地があると分析した。
そこで松永が目を付けたのが商談会だ。
商談会という言葉は知っていても参加経験はないという中小事業者は多い。実際、本多木蝋もそうだった。
松永は、2022年秋に県商工会連合会が開く商談会に出展することを提案。この日に向け、商談会場での「魅せる」ディスプレイ方法の勉強会を開いたほか、バイヤーとの円滑な交渉に向けた卸値を含む価格表や、商談に必要な情報をまとめたシートの作成など、多角的に準備を進めた。結果、初出展ながら都内大手百貨店との取引が決まった。
美佐は「バイヤーから厳しい指摘を受けることもあったが、改善策のヒントにもつながった。他の出展者から学ぶことも多く、引き続き商談会を活用していきたい」と話す。
※2024年1月24日(水)の長崎新聞にて掲載されております。
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お店の情報
「本田木蝋工業所」
所在地:〒859-1413 長崎県島原市有明町大三東丙545
TEL:0957-68-0015
FAX:0957-68-2684
代表:本多 俊一
HP:本多木蝋工業所 (honda-mokurou.net)
X(旧Twitter):ほんだもくろう(本多木蝋工業所)(@honmoku_oms)さん / X (twitter.com)
Instagram:【公式】本多木蝋工業所(@honda_moku)
営業時間:9時~18時
定休日:毎週月曜日(祝日の場合、団体様予約は承っております。)
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有明町商工会ホームページ





