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2011-07-21 21:48:00

 江戸時代から新潟庶民の台所として親しまれてきた本町通り5、6番町と人情横丁を、約6000個の灯ろうで彩る千灯まつりが、今年も7月30日に行われます。

 会場の中心に位置する人情横丁商店街組合では、今月初めから準備に取り掛かり、約1300個の灯ろうを用意しました。今年は当組合創設60周年とあって、特に力が入っています。新しく巨大な灯ろうを発注したほか、一週間前からプレイベントとして約20個の灯ろうを点灯します。

 今年の灯ろうで力を入れたのは、東日本大震災の被災地の復興にこめた祈りです。さらに人情横丁の各商店を新潟市でデザインを学ぶ専門学校生が若い感性で描いた図柄も、夕暮れの街に浮かび上がるはずです。

 本町通り5番町では、新潟の妖怪灯ろうが灯されるとか。背筋がぞっとして、夕涼みの効果を一段と高めてくれることでしょう。

 6000個の灯ろうの光の流れが幻想的な世界を浮かび上がらせる会場では、アナウンサーの伊勢みずほさんを招いてのライブステージや屋台、釣りゲーム、スタンプラリーなど、さまざまなイベントが計画されています。

 人情横丁商店街では、石山商店さんが新潟の夏の名物料理「鯨汁」を200円で提供するほか、笠原豆店さんがちびっ子を対象に100円ゲームを行います。「あき乃」では灯ろうを眺めながらスナック感覚で味わえる魚肉ソーセージと竹輪のジャンボ天ぷらを2本セット100円で販売します。また、店内も夜間営業をいたします。窓越しに灯ろうを眺めながら、涼感たっぷりのおそばを味わっていただければ幸いです。

 灯ろうの点灯は午後6時半から8時半まで。ライブステージは午後1時からと午後6時半から。雨天の場合は翌31日に順延されます。お問い合わせは、千灯まつり実行委員会025(222)9355へ。

 


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