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議会質問&会派取組

2018-06-15 10:11:00

 

◆阪口芳弘議員

 

 お許しをいただきましたので、JR東貝塚駅のバリアフリー化とその周辺整備について質問させていただきます。

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 まず初めに、本市では2004年に貝塚市バリアフリー基本構想ができ、バリアフリー化が進んでいますが、その基本構想ができた結果、今までどのように進めてこられたのか、お伺いいたします。

 

 それと、JR東貝塚駅のバリアフリー化はどのように進められようとされておられるのかも引き続き質問させていただきます。

 

 

 

◎都市整備部長

 

 ご答弁させていただきます。

 

 本市におきましては、平成15年度に貝塚市交通バリアフリー基本構想を策定し、平成20年度に南海本線貝塚駅、平成22年度には水間鉄道貝塚駅、JR和泉橋本駅が、平成26年度には南海本線二色浜駅がバリアフリー化されております。

 

 また、JR東貝塚駅につきましては、駅のバリアフリー化に向けて現在JR西日本と協議を行っております。

 

 

 

 

 

◆阪口芳弘議員

 

 ありがとうございます。

 

 私の議員活動の中でよく耳にするのは、JR東貝塚駅をバリアフリー化してほしい、高齢の母とよくこの駅を利用するが、母のみならず娘の私でさえ近いうちに利用できなくなるかもしれないといった声や、何回言っても無理だろうという諦めの言葉さえ聞こえてくるようになりました。

 

 高齢者や障害者のみならず、JR東貝塚駅を利用される方々は他の駅に比べて大変不満を述べられています。

 

 車椅子の方は、キャタピラがついた車椅子運搬機が導入され、駅員が手伝って何とか今、利用できる方向で進んでおります。

 

 しかし、当然ですが、高齢者に対しては何も利用するものがありません。

 

 最近、たくさんのお土産を持ち大型の旅行かばんを持った女性の方が、恐らく関西国際空港から利用されてきてJR東貝塚駅で降り、ホームから駅の階段を降りようとしたところ動けなくなって、駅員を呼ぼうと思っても駅員がいないので、家族に電話をし、家族がそこに行って、当然ホームに入るのには入場券が要りますが、駅の中に入って、一緒に帰ってこられたという話も聞いております。

 

 赤ちゃんを抱っこされた方や身重の方も大変困っておられるということも言えるわけです。

 

 中には、近くに住んでいながらこの駅を利用せず近隣の駅を利用する方もいる状態が続いているのですが、本市としてどう思われているのか、お伺いいたします。

 

 

 

◎都市整備部長

 

 ご答弁させていただきます。

 

 本市におきましては、平成18年度に施行されたバリアフリー法、高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律に基づき、移動等円滑化の促進に関する基本方針では1日平均利用者数5,000人以上の鉄道駅のバリアフリー化が目標とされていましたが、平成22年度に基本方針が見直され、1日平均利用者数3,000人以上の鉄道駅まで対象が広げられました。

 

 JR東貝塚駅も新たに対象駅になりました。

 

 本市としまして、鉄道駅のバリアフリー化は、高齢者や障害者が社会活動に参加し、活力ある社会をつくり上げていくために必要な社会福祉施策であると認識し、取り組んでおります。

 

 先ほど答弁申し上げたとおり、JR東貝塚駅のバリアフリー化について引き続き協議してまいります。

 

 

 

 

 

◆阪口芳弘議員

 

 この問題については私も再三再四質問させていただいております。

 

 もう論点はおわかりであろうと思っていますので細かい質問はいたしません。

 

 なかなか進まないのは、ホームが極端に狭いのでエレベーターが設置できない、引き込み線が両方にあるから、あるいは全て駅の構造上の問題でつけることができない。

 

 行政側としてもJR西日本としても何とかつけたいけれど、なかなか構造上難しいということだと考えています。

 

 また、莫大な費用を費やせばどんな駅でもバリアフリーにすることは不可能ではありませんが、今までできなかった大きな理由は工事コストであると考えております。

 

 他市では駅前開発などでたくさん金額をかけているところもありますが、私はもっと低コストで現実味のあるものを考えましたので、私なりにまた他の方々にも相談しながら、どういうことが可能なのか提案させていただきたいと思います。

 

 それは、既存の地下通路をそのまま利用し、天王寺側のホームの端に上り下りのエレベーターを設置して、それを橋上で結ぶ。そして、その橋上で結んだものを西側のところに無人の改札口をつくっていただくという施工方法です。

 

 幸いJR東貝塚駅の西側には余り利用されていない貝塚市の公園があったり、公園の横にはJRの管理している敷地がたくさん余っています。

 

 立ち退きなども全然必要なく、比較的やりやすく、スムーズに進むのではないかと思っております。

 

 バリアフリー化が進まないのは、施工方法がきちっとできていないために費用がどれほどかかるかわからないので、前に進みにくい現状があります。

 

 特に、今申し上げたことを進めていくのに大体の金額がわかれば前に進んでいくのかなということでありますので、その辺のところをどのように考えているのか、お伺いいたします。

 

 

 

◎都市整備部長

 

 ご答弁させていただきます。

 

 今後、JR西日本との協議が進展する中で、JR西日本よりバリアフリー化の概算事業費の提示がされるものと考えております。

 

 

 

 

 

◆阪口芳弘議員

 

 そういうことでしたら、ぜひお願いいたしたいと思います。

 

 若干バリアフリーと話が変わりますが、以前に質問させていただいたJR東貝塚駅のホームの屋根の延伸について、私が申し上げているのは天王寺側が特にたくさんの方々が、もちろん乗降客が一番多いのが通勤通学時間帯で、駅のホームが短いため、雨が降っている場合は天王寺側は屋根がないので、特に天王寺側の後ろのほうに集中してしまう。

 

 雨傘を利用されて奥まで行ってくれたらいいのですが、雨が降っているところにホームから直接電車に乗った経験は余り皆さんないと思います。

 

 例えば、電車から降りてすぐ傘を差さないといけないという状況に陥ったことがこの場でおられる方も余りいない、JR東貝塚駅を利用された方は当然わかるのですが、こういう状況の中、そこにたくさんの方が来られるので私は転落される可能性があるのではないかといつも心配します。

 

 特に上り線の天王寺方面行きに設置していただきたいと前にもお願いして、JR東岸和田駅が高架になったときにJR東岸和田駅で昔使っていたものをJR東貝塚駅に持ってきたらどうかというようなことも聞きましたが、その辺についてどう考えているか、お答えください。

 

 

 

◎都市整備部長

 

 ご答弁させていただきます。

 

 JR東貝塚駅のホームの上屋の延伸に関しまして、雨天時に上屋設置箇所に乗客が集中することから、本市としても事故の危険性を排除する必要性を認識しております。

 

 再三JR西日本に要望を行っており、JR西日本からは、上屋だけの延伸のみの事業実施は考えていないが、他の大規模な改修等にあわせて上屋延伸も検討するとの回答をいただきました。

 

 引き続き、バリアフリー化の協議とあわせてJR西日本に強く要望してまいります。

 

 

 

 

 

◆阪口芳弘議員

 

 よろしくお願いいたしたいと思います。

 

 本年2月に発刊されました「週刊ダイヤモンド」の勝てる街ランキング関西編というのがあるのですが、勝てる街ランキング関西編の通勤25分圏外にJR郊外の東貝塚駅は26位と掲載されました。

 

 JR阪和線に限りますと、鳳駅から南ですが、日根野駅、北信太駅に次ぎ4位とランキングされました。

 

 大変たくさんの指標の中から評価されたものであります。

 

 特に、大型すしチェーンや生命保険会社の野球場が完成され、この周辺が発展の見込みがある、そしてたくさんの方々がここで住んでいただける可能性があると民間の調査でも証明され、勝てるまちであると評価しているわけであります。

 

 前述したことをぜひ進めていただきまして、この地域をさらに発展させていただきたいと思っていますが、この辺についてどうお考えですか。

 

 

 

◎藤原龍男市長

 

 JR東貝塚駅のバリアフリー化及び地域の改善については、懸命にJR西日本と調整し、私も何度か関係者と話をしています。

 

 相手があることなので言えることも限られていますが、例えば阪口芳弘議員がおっしゃったように西口に改札口をつくってはどうかというと、駅前広場を西口に持ってくるとしても道が要るし、どこかとどこかと交換するとか、今ユニチカ株式会社が持っているあの広い直線の用地をどうするかということも、実は水面下では大変な議論をしています。

 

 JR東貝塚駅についても、ここは本市が譲るからここを譲ってくれ、何とか活性化に向けて今、市を挙げて取組みをしています。

 

 ただ、相手との守秘義務がありますので中身まではここで申し上げにくいのですが、あの地域を一歩でも前に進めようという思いについては、私は情熱を失っておりません。

 

 できたら阪口芳弘議員の会派の人、みんなでまた力を合わせて国等に要望も重ねていただけたら、大きな後押しになると思いますので、その辺も、実情に一番詳しい阪口芳弘議員を中心に、国とJRなどの関係機関に要望活動も続けて側面から後押しをしていただいて、力を合わせてともに前に行くような取組みをしていっていただきますようお願い申し上げたい。

 

 

 

 

 

◆阪口芳弘議員

 

 貝塚市JR東貝塚駅周辺地区バリアフリー基本構想協議会というような団体を立ち上げていただいて、有識者の方や障害者の方にも参加していただいて協議会をつくって進めてはいかがかと思っています。

 

 というのは、今までこの問題について再三再四質問させていただいているのですが、こういった形をもってでも何とか動いて、藤原市長の答弁では動いているということですが、こういった基本構想的な協議会をつくっていただいて完成されたまちもあります。

 

 なので、ぜひこの辺について考えをお伺いいたしますが、いかがでしょうか。

 

 

 

◎藤原龍男市長

 

 私は今、その時期ではないと考えています。

 

 

 

 

 

◆阪口芳弘議員

 

 さっきの質問を全部含めましてぜひよろしくお願いを申し上げまして、今日の質問を終えたいと思います。本日もありがとうございました。