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議会質問&会派取組

2018-09-10 10:36:00

《公立幼稚園の耐震基準と今後について》

 

◆真利一朗議員

 

 議長のお許しをいただきましたので、通告順に従い、一問一答式で質問させていただきます。

 9.10一般質問.JPG

 まず、先ほど、食野議員と質問が同趣旨の1番(1)公立幼稚園へのエアコン設置についてに関しましては割愛させていただきます。

 

 (2)公立幼稚園の耐震基準と今後についてからご質問させていただきますので、よろしくお願いいたします。

 

 先般、大阪府北部地震があり、女子児童が自分が通う学校のブロック塀の下敷きとなり尊い命が奪われました。

 

 学校の耐震診断は随時行われ工事に入っていますが、幼稚園についてはどうなっているのかとホームページで調べたところ、6園中耐震基準を満たしているのは、北幼稚園と西幼稚園の2園であり、あとの4園は基準を満たさないようであります。

 

 中でも、中央幼稚園、Is値が0.03、南幼稚園Is値が0.08と、大変低い値が示されております。

 

 今後、どのようにされていくのかお聞かせください。

 

 特に私の地元あります中央幼稚園が、地元の方々から心配する声が届いておりますので、いかがでしょうかお尋ねいたします。

 

 

 

◎教育部長

 

 4園につきましては耐震基準、いわゆる国でいうIs値0.7を満たしていません。

 

 小学校の耐震工事が一通り終了いたしましたので、幼稚園の耐震化につきましてもどのように進めていくのが一番適当なのか、総合的に検討を進めているところでございます。

 

 

 

 

 

◆真利一朗議員

 

 耐震工事はもちろん必要です。

 

 それらを検討されている最中ということですが、公立幼稚園に通園する園児の推移を見ると、近年は子どもの減少と社会環境の変化によるところもあるかと思うのですが、減少の一途をたどっています。

 

 このような現象が続く中、総合的な判断のもとで、さまざまな視点から眺め、効率のいい対応を考えないといけないと思うのですが、いかがでしょうかお尋ねいたします。

 

 

 

◎教育部長

 

 耐震基準の話の中で、中央幼稚園と南幼稚園の耐震基準結果ですが、非常に厳しい数値となっております。

 

 この2園につきましては、園児は減少しているものの、休園とか統廃合を考えなければならないような現状ではございません。

 

 また、2園とも小学校と隣接していることから、幼稚園そのものを小学校の空き教室へ移転するなどして、より幼稚園と小学校の連携を深めることができ、かつ費用面につきましても効率的ではないかと考えまして、先行しております岸和田市立天神山小学校・幼稚園に視察を行い、また、財政的な資料も取り寄せまして、幼小連携という方向でもって、検討しているさなかでございます。

 

 

 

 

 

◆真利一朗議員

 

 幼小連携と今おっしゃられましたが、幼保連携や小中一貫というのはよく聞くのですが、この幼小連携は計画的にはあったのですか、お尋ねします。

 

 

 

◎教育部長

 

 先進的には、近隣では岸和田市が一昨年に工事を行い幼小連携をしています。

 

 最近小学校に空き教室がふえておりますので、そちらに幼稚園を入れることによって、幼稚園から小学校へのスムーズな移行、さまざまな効果があります。

 

 また、小学生、在校生にとりましても、幼稚園児、いわゆるちびっ子が来ることによって、いろんな感覚、感情的によい方向に出ることが多いと、そのような効果もあると聞いております。

 

 その方向で、現在、加えて進めてまいりたいと考えております。

 

 

 

 

 

◆真利一朗議員

 

 それは、順次そういう方向性でいくということで理解してよろしいのでしょうか。

 

 例えば、中央幼稚園と南幼稚園が出ましたが、例えば木島西幼稚園、東幼稚園、北幼稚園、西幼稚園も将来的にはそうなるということでしょうか。

 

 

 

◎教育部長

 

 先ほども申しましたように、中央幼稚園と南幼稚園につきましては、早いうちに進めていければなと考えながら検討しているさなかでございます。

 

 また、東幼稚園と木島西幼稚園につきましては、いずれの小学校にも空き教室はありますが、まだまだ条件整備が必要です。

 

 特に東幼稚園につきましては、園と学校がかなり離れていること、さらには園児の減少がここ近年著しく、種々検討要素が幾つかあります。

 

 もう少し時間が必要かと考えています。

 

 北幼稚園も東幼稚園と同様に園児が減少しているという条件ですが、園舎そのものは耐震基準を満たしておりますので、当面は園児数の推移を見極めてまいりたいと考えています。

 

 また、西幼稚園ですが、こちらは現在園児数も多く、また、西小学校には空き教室もないことから、当面の間はこのままでの運用と考えています。

 

 

 

 

 

◆真利一朗議員

 

 理事者側の答弁については一定の理解ができるのですが、幼小連携となると費用面ではどうなるのでしょうか。

 

 

 

◎教育部長

 

 耐震工事または建替えや大規模な修繕などと比べますと安い費用でできるのではないかと考えています。

 

 しかしながら、単に空き教室に入るというのではなく、トイレや教室など諸設備の仕様を幼稚園用の仕様にというのがあります。

 

 そのため園児用に改修、場合によっては新設しなければならないものも出てまいりますので、一定の費用はかかってくると考えています。

 

 

 

 

 

◆真利一朗議員

 

 午前中の食野議員の質問の中でありました幼稚園のエアコンは、積極的に進めていくということで理解しているのですが、そういう形になりますと、エアコンはつけたけれども要らなくなるということが起こるのではないかと思ったりもするのですが、いかがでしょうか。

 

 

 

◎教育部長

 

 来年度設置しようとしています幼稚園のエアコンですが、幼小連携で移転というのはもう少し時間が必要ですので、今日設置して明日要らないようになることは、もちろんございません。

 

 その後、償却的な間に移転することになったとしましても、再利用可能な機種、機材にするとか、もしくはリースによって転用可能にするような方法で努めてまいりたいと考えています。

 

 

 

 

 

◆真利一朗議員

 

 わかりました。極力効率のよい運用の方法を期待しております。

 

 人口減少時代に入りましたが、一方では反比例するかのように、ますます社会が複雑多様化してきています。

 

 また財政的にも厳しい折ですが、今後とも子どもの教育環境の改善は第一です。

 

 その中においても効率かつ有用な運営を持続していただきたいと思いますのでよろしくお願いします。

 

 

 

◎藤原龍男市長

 

 幼稚園と小学校の一体運営につきましては、法律にその存置が規定されています。

 

 貝塚市総合教育会議の中で、教育長を含む5人の教育委員会委員と私がその会議の主催となっておりますので、このことも十分議論いたしました。

 

 やはり費用面もさることながら、幼稚園に上がったとき小学校にスムーズに溶け込めるのではないかなどいろんな方面で議論いたしました。

 

 このエアコンの議論もまだなっていなかったですが、やはりこれからの時代は小中一貫、幼小一貫というように切れ目のない一体的な教育が必要ではないかという意見がありましたので、これは本格的に検討していきたい。いつからするかというのはまだ未定ですが、そうしていきたいと考えています。

 

 

 

 

 

《防災無線について》

 

◆真利一朗議員

 

 本当に幼稚園もすばらしい先生がたくさんいます。

 

 このことについて少しお話を聞くに当たっても、先生方の教育は、すごいものだと思います。

 

 入園式のときおどおどしていた子どもたちが、年長の卒園式、ですから1年たつかたたないうちにすごく溶け込んで、すばらしい成長を見せていると思うのです。

 

 それもやっぱり先生方のおかげだと思いますが、そういったことで幼児教育をよりよいものにしてくださることを期待しておりますので、よろしくお願いいたします。

 

 次に、質問番号2番、防災行政無線の聞き取にくい地域対策についてですが、台風21号が襲ったということと、防災行政無線が聞き取れなかったことというのが本当にマッチしてしまったような形の部分になるのですが、極力理事者も防災行政無線であるとかエリアメールとか、いろんな方法で通報していただいていることは確かだと思います。

 

 今年の第1回定例会の代表質問の中で、聞き取りにくいところの対策という質問のときに、藤原市長から、ジェイコムウエストの端末を家庭に設置するという、そういう話が出ておりました。ジェイコムの機械を使ってということですが、防災情報サービスというものがあるかお聞きしたのですが、これに対して、宣伝、お金がかかることですから、市が率先してそういう形の部分を推し進めることはできないかと思うのですが、ただ、こういったサービスがあるというPRのようなことを質問しようと思っていた矢先に8月16日の貝塚市のホームページにそのことが載りました。

 

 そして9月の広報かいづかにも載せていただいております。

 

 この部分でいきますと、告知もできていくのかなと思うのですが、ただ1点、泉佐野市と貝塚市、この二つの市がこの情報サービスをしているのですが、泉佐野市で確認をとりましたら、1年たっているのに、何とまだ約90世帯しか情報サービスの契約をしていないという情報がございます。

 

 そして貝塚市はどうですかとお聞きしました。貝塚市は今年の4月1日からこのサービスをしているのですが、まだ約20世帯の契約しか進んでいないということでした。

 

 この暴風雨の中で、本当に防災行政無線は聞こえないと思うのです。

 

 総務省では防災行政無線が全国で80%ぐらいつながっているということですが、やはり聞こえないところが多いということから、家庭に入れるそういったシステム、器具を推薦していると聞いているのですが、この地域でいえば泉佐野市と貝塚市がそういったシステムができ上がっているという中で、今後こういった形の部分を市が率先してはどうかと思うのですが、もっと宣伝していくというお考えがあるのかどうかお聞きしたいと思います。

 

 

 

◎都市政策部長

 

 ご答弁申し上げます。

 

 先ほどの真利議員ご指摘のように、広報かいづか9月号にて周知しております。

 

 民間のことですので、なかなか周知等は難しいのですが、今回の台風等でそういう情報が必要であるということは、市民の方々も認識されていると思いますので、広報かいづかにもう少し載せるような形も検討してまいりたいと考えております。

 

 

 

 

 

《せんごくの杜防災広場名称について》

 

◆真利一朗議員

 

 ぜひお願いいたします。

 

 泉佐野市は「さのテレ!」というのもしており、これは市制70周年を記念してつくったと聞いています。

 

 この「さのテレ!」の貝塚市版というようなこともちょっと調べてみたのですが、次回、第4回定例会のときに「さのテレ!」のほうもご紹介をさせていただくということで、次の質問に入らせていただきます。

 

 せんごくの杜防災広場、これの名称を変えられないかという質問でございます。

 

 今、ドローンフィールドとしてオープンしたり、一般社団法人日本クリケット協会、あと近畿クリケット協会と連携して西日本最大のクリケット拠点を目指すという部分が市政運営方針の中でも出ておりました。

 

 その中で、クリケット体験会があったと思うのですが、そのときに大阪河崎リハビリテーション大学からクリケット部を創部したということ、そして子ども達を招いた体験会をするということも聞いておりますが、この大阪河崎リハビリテーション大学のほかにそういったクラブやチームはできているのでしょうか。お尋ねいたします。

 

 

 

◎都市政策部長

 

 ご答弁申し上げます。

 

 本市で今確認できているのは大阪河崎リハビリテーション大学だけと認識しております。

 

 

 

 

 

◆真利一朗議員

 

 クリケットのまちづくりを推進していく中で、私たち新政クラブと自由市民とで栃木県佐野市がクリケットのまちづくりに取り組んでいるということで視察をしてきました。

 

 佐野市では、市内26ある小学校中19の小学校で授業として取り組んでいるという話も聞いております。

 

 本市で体験をしている小学校はあるのでしょうか、お伺いします。

 

 

 ◎都市政策部長

 

 ご答弁申し上げます。

 

 現在、永寿小学校にて近畿クリケット協会の協力のもとクリケットの体験等、授業を行っております。

 

 

 

 

 

◆真利一朗議員

 

 永寿小学校だけなのですね。

 

 本当になかなか浸透していないと思うので、今後そういった学校単位での体験会や授業をふやしていってもらえたらと思うのですが、いかがお考えでしょうか。

 

 

 

◎都市政策部長

 

 近畿クリケット協会、一般社団法人日本クリケット協会と協力いたしまして、浸透していきたいと考えております。

 

 

 

 

 

◆真利一朗議員

 

 西日本最大のクリケット拠点を目指す貝塚市ですが、そのクリケット場といいますかグラウンドが世界大会規模的なものを誘致しようとするなら、本格的な芝生のグラウンドが要ると聞いております。

 

 貝塚市としては、今後、あのクリケット会場をどういう形でもっていくのか教えていただきたい。

 

 

 

◎藤原龍男市長

 

 我々行政というのは、市民に夢を持ってもらうのが本来で、世界大会をするなどというのはその夢の一つで、それに向かって職員が全力を挙げて取り組んでいるということで、いつからするとか、そんなことは全然約束させてもらっていないのですが、とりあえずみんなで夢を見て前に行こうと、現実的なことも大事ですが、クリケットを通じて市民とともに夢を見ていこうと考えています。

 

 芝生については、やっぱり専門家のアドバイスをいただきながら進めていこうと考えています。

 

 

 

 

 

◆真利一朗議員

 

 例えば国からのtoto(スポーツくじ)の基金を使えないかという中で、所属する南大阪振興促進議員連盟が7月11日に政府へ要望に行ったのですが、そのときに貝塚市がしているせんごくの杜防災広場でのクリケットのまちづくりを説明させていただきました。

 

 スポーツ庁の担当者からは、防災広場という名称であれば、totoの基金が出しにくいとご返答いただきまして、名称を都市公園化にするか、貝塚市の条例上のグラウンドとしての位置づけをして、例えば「せんごくの杜 運動公園」というふうな名称でないとtotoとしての基金を出せないと回答もいただきました。

 

 ぜひ、そういった形の基金をとるためにも、名前の変更というか、持っていき方だとは思うのですが、そういったことは考えられないのかお伺いします。

 

 

 

◎藤原龍男市長

 

 我々行政は、いかに効率的に運営をするか、そのためにtotoの資金を活用し整備をするのも一つの目標です。例えば善兵衛ランドは地方創生交付金を活用しました。

 

 あそこはもともとは老人集会所でした。ですからあそこには二つ名前がついています。

 

 善兵衛ランドと福祉関係の人が視察に来られたら老人センター、今でもそういう活用をしていますので、そっくりそのまま看板を変えるというか、国のお金を活用するための方便、方策をとっていきたいとは考えています。

 

 

 

 

 

◆真利一朗議員

 

 基金等を利用できる可能性があるのなら、ぜひよい決定をいただけたらということをお願いして、私の質問を終わらせていただきます。

 

 

 

 


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