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議会質問&会派取組

2017-06-13 11:36:00

 

 

≪通学時の児童・生徒の安全確保について≫

 

◆真利一朗議員

  議長のお許しをいただきましたので、通告順に従いまして質問させていただきます。何分1年ぶりの質問なんで、ちょっとどきどきしております。しばらくの間おつき合いくださいますようお願い申し上げます。

  

 P6132416.JPG まず初めに、通学時の児童・生徒の安全確保についてお尋ねいたします。

  

 本市では毎日、各町会、自治会でたくさんの見守り隊の方が児童・生徒の通学時の安全・安心を見守ってくれている活動をしております。

 

 しかし、千葉県松戸市で今年3月24日に登校中に行方不明となり、翌々日に我孫子市で遺体で見つかった小学3年生の女児殺害事件は、私もボランティアとして見守っている人間にとってもすごくショックな事件でした。

  

  それも、その犯人が自治会の小学校保護者会の会長であったという、本当に我々は実際にそういった活動をしている中ですごくショックでした。

  

  本当に起こった時点で、我々もそういうふうに思われるのではないかという、そんな危機感を持ったような次第でございます。

  

  いつも子どもたちとハイタッチを交わしながら行ってらっしゃいとやっている我々にとっては、本当にショック的な話だったんです。

  

  そして最近では5月19日、今度は下校時、テレビで放映されましたが、門真市の通学路で、悪質な車を運転して、それを助手席の人間が写してユーチューブに流したという事件もありました。

  

  また、平成15年5月20日に行方不明になった当時小学4年生だった吉川友梨ちゃん、この子もやっぱり下校時に行方不明になったということ、もう14年たつんですがまだ犯人もわかっていないということで、このころから多分そういった見守り隊というのができてきたんじゃないかと思っているんです。

  

  今、地域で見守り隊の方というのは何名ぐらいいらっしゃるか、そしてまた、その年齢層はどれぐらいの方なのか、おわかりでしたら教えていただけますか。

  

 

◎教育部参与

  お答えします。

  平成28年度末の参加者数は、全小学校区合わせて2,746名でございます。

  

  年齢層別には、そこまで詳しいことはあれなんですが、PTAの子ども会、自治会、老人会、青少年指導員、民生委員・児童委員、防犯委員、保護司、それから地区福祉委員、これらの方々が見守り隊の活動を担っていただいております。

  

 

 

 ◆真利一朗議員

  ありがとうございます。

  我が中央校区、そして石才町会に携わっている人間もそうですが、老人会の方が多いんです。こういった突発的な事故が起こったとき、対処は無理じゃないかなという人たちが中心に、その活動をしてくれていると思っているんです。

 

  本市では以前にセーフティサポート隊が活動していたと思いますが、現在廃止している事業ですよね。

  

  この方たちの活動が、登校時の時間帯には7時30分から9時ぐらいまで、そしてあとお昼からが午後2時から6時ぐらいまでの大体1日5時間30分ぐらいという活動とお聞きしていたんですが、それでよかったでしょうか。

  

◎都市政策部長

  議員のおっしゃるとおり、4月から10月までは午前7時30分から午前9時まで、午後2時から午後6時までの5時間30分になります。

  

  11月から3月までは午前7時30分から午前9時までと午後2時から午後5時30分までの5時間での活動でありました。

   

 

 

◆真利一朗議員

  ありがとうございます。

  そして、また違う形でスクールガードリーダー事業というのがあると思うのですが、これは大阪府の事業として展開されていると聞いております。

  

  貝塚市では2名の配置助成金が出ると仄聞しております。それでよろしかったですか。

 

 ◎教育部参与

  お答えします。

  ただいま2名の配置に係る費用の一部が大阪府から補助されているため、2名分の申請をしております。

 

  しかし現在、警察官OBの会や大阪府警察退職予定者人材センター等に問い合わせているんですが、条件に合う人が見つからず、1名欠員の状態であります。

   

 

 

◆真利一朗議員

  ありがとうございます。1名欠員ということは、今スクールガードリーダーが1名しかいらっしゃらないということでよろしいですね。

  

 ◎教育部参与

  そのとおりでございます。1名欠員しております。

  そのため、指導主事が青色パトロール車での巡回で補っています。

   

 

 

◆真利一朗議員

  スクールガードリーダーも通学時、下校時の見守りをされているという認識でよろしかったでしょうか。

  

◎教育部参与

  スクールガードリーダーも、単車により指定された校区を回って、校区の見守りを行っております。

  

 

 

◆真利一朗議員

  毎日立っているんですが、余り見かけないんです。

  

 地域的なものもあるかとは思うのですが、たしかジャンパーを着て単車で走っているとお聞きしたんですが、余り見当たらないんです。

  

 でも、1名少ないということは早急に1名増員をしていただく形を推進していただきたいと思うんです。

  

 なぜ先ほど廃止したセーフティサポート隊を質問したかといいますと、登校時と下校時の活動というのは青色パトロール隊も含めて巡回されていると思いますが、青色パトロール隊の活動内容はどんな感じなんですか。

   

◎都市政策部長

  まず、活動内容につきましては、地域の子どもの安全を守ることを目的として地域安全管理業務嘱託員による安全パトロールの実施ということで、時間としましては午前9時から午後4時まで、ただし状況で変更することがあります。

  

 内容は4点ありまして、地域の子どもたちの安全を確保するためのパトロール活動、ひったくりなどの街頭犯罪を未然に防ぐためのパトロール活動、不審者を発見した場合に警察や関係機関に連絡する活動、施設の防犯対策を点検、助言する活動等が主な活動となっております。

   

 

 

◆真利一朗議員

  ありがとうございます。青色パトロール隊というのは見守りだけじゃなく、いろんな防犯上のこととかも一緒に回ってくれているということなんですね。それでよろしいですね。わかりました。

   

 下校時の見守りは青色パトロール隊も4時ぐらいまで回っているという話の中、登校時は青色パトロール隊が9時からとなったら、本当に地域で活動している俗に言うボランティアの見守り隊の方だけの活動だと思うんです。

   

 なので、その辺をもっと充実できないものかと思います。

   

 青色パトロール車が2台ある、1台の青色パトロール車には必ず2名乗車になるということ、そして昼からあともう1台来て4台になるのか、そういうふうな形になっても、4名体制であるんだったら、バイクであったら4名でいろんなところを回れると思ったりもするんですが、本当に我々携わっているそういった安全の見守り隊からすれば、やはり万が一が起こったときにぱっと対応できる人間がもっともっとたくさんいてもいいと思うんですよ。

   

 そして時々、私も2度か3度、通常こういった背広姿で緑色の腕章をした方が歩いて校区を回っておられるのを見たことがあるんですが、それはご存じですか。

  

◎教育部参与

  お答えします。

  今、議員からご質問のあった方ですが、その方は大阪府警本部から派遣されていますスクールサポート隊と呼ばれる方で、貝塚市で歩いて回られていますので、今言われたように緑の腕章をされている方が、必ず毎日というわけではございませんが、おられます。

 

 

 

◆真利一朗議員

  ありがとうございます。何度も言いますが、本当にそういった人たちの人数をふやしていただけたらと思います。

 

 今も質問しているんですが、あるほうは教育委員、あるほうは危機管理という形の中から答弁いただくということもあります。

  

 危機管理に関しましては、見守りだけじゃなくいろんな災害を含めた部分もやっていると思うのですが、そういった回っているという二つのところの意思統一というんですか、何かこういうのがあったからこうやでという、そういった連携とかはできているんでしょうか。

  

◎都市政策部長

  スクールガードリーダーと青色パトロール車による巡回は、それぞれの目的や警戒対象に応じて巡回コースを決めていることから事前の調整は困難でありますが、現地においてお互いを見かけたときにつきましては、巡回コースを重複しないように声をかけ合って工夫等をさせていただいております。

 

 

 

◆真利一朗議員

  ありがとうございます。

  以前、私どもの会派から代表質問と、そして予算特別委員会でお話しさせていただいたんですが、防犯の立場から公用車にドライブレコーダーということを質問したことがあったんですが、答弁として、その時点で救急自動車4台と消防車両2台には設置していると。

 

 そして、移動式の防犯カメラとして効果を期待できることから、今後、消防車両については車両の更新時に、その他の公用車については使用状況や経費を勘案の上検討していくというお言葉、ご返答をいただいておりました。

 

 そして平成28年度の予算特別委員会、このときには消防車両の未設置車両と大型車両--俗に言うパッカー車--への設置を優先してドライブレコーダーを取りつけていきますという言葉をいただいたんですが、その後、ドライブレコーダーの設置の状況はどんな感じになっているか教えてください。

 

 ◎総務市民部長

  お答え申し上げます。

  ドライブレコーダーは、平成28年度に救急車及び青色パトロール車の更新車両につきまして計8台を設置したところです。

  

 昨年度に制定しました平成29年度の事業計画で、経費の問題等もございますので、現状では3箇年に分けて予算で対応できる場合は対応していくという計画に基づきまして、平成29年度中には未設置の消防車両13台とじんかい収集車、いわゆるパッカー車14台の設置を優先し、その他と合わせまして平成29年度は計33台を設置する予定で今進めております。

  

 他の車両につきましても、先ほどお話ししました3箇年という年次的な計画に基づいて取り組んでまいりたいと、現状はそのように考えております。

  以上でございます。

 

  

 

◆真利一朗議員

  ありがとうございます。

  事故が起こってからの検証になりますが、そこで犯人がわかる、車両がわかるためには、ドライブレコーダーは単価的には今すごく安くなってきていますし、取りつけるということを一刻も早くお願いしたいと思いまして、次の質問に。ありがとうございます。

  

◎藤原龍男市長

  真利議員がおっしゃっていたように、市民の生命、財産を守るというのは市の一番の仕事です。

 

いわんや幼い子どもの安全を確保するというのは一番大事な仕事だと思いますので、今、真利議員からご提案があった教育委員会、それから市長部局の防災部門との連携をいま一度強化して、より一層効果が上がるような取組みについて内部で検討を重ねていきたいと思います。

  

≪貝塚市と泉州地区広域観光について≫

◆真利一朗議員

  ありがとうございます。大変頼もしいというか、期待できるお言葉をお聞きしましたので、ぜひそのように進めていっていただきたいと思います。

 

 それでは、続きまして貝塚市と泉州地区広域観光についてお尋ねをさせていただきます。

 

 現在来阪されるインバウンド数はだんだんふえてきております。これは関空利用の方ですけれども、2014年度で375万人、2015年で716万人、2016年で940万人と、すごい推移で伸びてきているんですが、この方たちは泉州地区を素通りして大阪市内で泊まったり、また、ほかの地区に行ってしまっているということがずっと前から言われていることなんです。

 

 増加するインバウンド、これを貝塚市だけじゃなく堺市から岬町までの泉州地区でどういう形で寄ってもらえるかということを、今、9市4町で形成している南大阪振興促進議員連盟、通称南議連という会でそういった観光対策を進めております。

 

 今年の2月と、そして5月にも2度講演会を開かせていただいて、大阪観光局の溝畑理事長の講演でやってきたんです。

  

 2019年にはラグビーワールドカップ、2020年には東京オリンピック・パラリンピック、2021年には関西ワールドマスターズゲームズ、こういった大きな大会がどんどん日本で行われるようになってきております。

 

  なお、今後また万国博覧会でありIRとか、物すごく夢のある展開が期待できると思っています。

 

 それで、2月には「観光で泉州エリアを元気に」、そして5月には「泉州の広域観光~スポーツツーリズムなどの活用~」という講演会を開いたんですが、この講演会にも藤原市長初め波多野副市長、そして関係部署の理事者の方にご出席をいただいて、みんな一緒にお話を聞いていただいたんです。

  

 共通して皆さんが言われるのが、見る観光じゃなく、これからは体験できる観光に変わってきているんじゃないかということをお聞きしております。

 

 そこで、まず本市で人を呼べる観光施設、そしてそういったイベントというのがあるかどうか、少なくとも何個かは把握しているんですが、こういうこともやっているよというのがございましたら、ひとつ教えていただきたいと思います。

 

◎都市政策部長

  本市の主な観光施設としましては、二色の浜海水浴場や水間寺、ほの字の里、奥貝塚・彩の谷たわわ、貝塚・清児の里たなかの苺などがあります。

  

 また、本市の主な観光イベントとしましては、従来より、春には二色の浜での潮干狩り、夏には寺内町での太鼓台祭りと二色の浜での海水浴、秋には市内一円でのだんじり祭、冬には水間寺での初詣や節分が行われております。

  

 また、平成27年秋からは、閑散期となる二色の浜で貝塚二色の浜ビーチ&パークランを開催しており、本年度で第3回となります。

  

 また、水間鉄道と沿線地域の活性化を目的に、平成27年4月には「がんばろう!水間R観音そーりゃ」を、平成28年3月には「つながろう!水間R 桜フェスタ」を水間寺とその周辺地域で開催しました。

  

 さらに、本年1月に、恋人の聖地に選ばれた水間寺愛染堂にまつわるお夏清十郎伝説をモチーフに、本年3月「来ちょ~え!貝塚みずま春フェスタ~お夏清十郎の恋~」を開催し、大いににぎわいました。今後は、この「春フェスタ」を地域主体で継続開催してまいります。

  

 なお、これまで市民が主体となって実施してきたイルミネーションにつきましては、本年度より一新し、秋ごろにシェルシアターにおいて屋外映画鑑賞会を開催する方向で準備を進めております。

  

◆真利一朗議員

  ありがとうございます。いろんな施策をつくって観光客誘致に努めていただいていると思うんですが、その中で、来ていただいた観光客が泊まれる施設はこの貝塚市にはありますでしょうか。どれくらいありますか。

  

◎都市政策部長

  岸和田保健所に確認したところ、現在、貝塚市内の宿泊施設は8箇所と聞いております。

 

 

 

◆真利一朗議員

  ありがとうございます。今度また澤方面で、新しいホテルができると聞いておりますが、近年、ホテル誘致に関しまして、和泉市が平成27年9月に、そして泉佐野市が平成28年4月、そして岸和田市も平成28年7月に、いろんな奨励案で誘致に向けて動いていると思うんですが、貝塚市はそういったホテル誘致に関しての企画や計画とかはありますでしょうか。

 

◎都市政策部長

  現在のところはありません。

 

 

 

◆真利一朗議員

  来ていただくにあたって、やっぱり泊まってくれるところも一つ大事な施策になるかと思いますので、またそっちのほうも一回考えていただけたらと思います。

  

 そして、講演会の中で、貝塚市には新しいイベントといいますか施設として、日本生命保険相互会社が来てくれて、この前も卓球ですごく盛り上がっていました。

 

 女子卓球部であるとか野球の施設があるんですが、これは民間の企業ですので、これを行政としてこうしたいということは多分全然無理だと踏まえているんですが、この9市4町があわせて一括して観光施策を取り組むという中で、以前、去年の12月でしたか、田中議長からも質問がありましたが、観光施策の進捗状況の中で、市長から泉州観光DMOが立ち上がるということをお聞きしております。それの進捗状況をお聞かせ願いたいと思います。

  

◎藤原龍男市長

  泉州観光DMOにつきましては、できましたら来年1月ぐらいに立ち上げたいと、堺以南の9市4町の首長の中で協議を進めています。

 

 ですから、国の地方創生加速化交付金も活用して、泉州国際市民マラソンの事務局と泉州観光DMOを一本化して、より行動的な組織へと変革をしようと思います。立上げについての予算が要りますので、それを今算定中であり、9市4町の各議会に補正して上程しようということで、今、国、まずは交付金をいただかないと意味ないので、市が予算を組んだ上に交付金が乗りますので、交付金が確約できる状況になりましたらそれを進めていこうと、首長の中では合意ができております。

 

 それともう一つ、宿泊施設、担当部長は、水面下で我が市も必死で動いているんです。

 

 ただ、場所とか企業名とかは公表できなくて、今のところは全く表面には出ていないんですが、常に大阪府、府会議員の今井議員、いろんな企業、いろんなところと今連携して新しい動きを起こせないものかという取組みは懸命にしているということだけ、ご報告をしたいと思います。

  

◆真利一朗議員

  ありがとうございます。大変心強いお言葉でございます。

  先ほどおっしゃっていただきました泉州国際市民マラソン、私も平岩議員も参加して走っている中で、やはりもっともっと国際化できたらと思いますし、9市4町が一堂になってできるというのが、このマラソンのほかにも堺市でサイクルロードレースもありますし、それが9市4町で全て関連できてやればもっともっと広がっていくと思います。

 

 本当に広域的な観光を目指すような形になりましたら我々議員たちも一生懸命頑張りますので、またそういった形で協力を、夢を貝塚市民に与えるようなことを一緒につくり上げていけたらと期待して、私の質問を終わります。どうもありがとうございました。

 


2017-06-13 09:02:00

 ≪がん対策推進条例について≫

◆南野敬介議員

 

 議長よりお許しをいただきましたので、通告順に従いまして質問をさせていただきます。

 

 まず、1点目のがん対策推進条例についてお尋ねいたします。

 

P6132424.JPG ご承知のとおり、今2人に1人ががんにかかるという時代になりました。日本でも死亡率が一番高い病気ががんであると言われております。

 

 市長にもご協力いただきまして、私も含めてリレー・フォー・ライフというがん患者さんを支援するチャリティーイベントをやり始めて、貝塚市で今年で6回目になりました。

 

 私も当初からかかわらせていただきまして、いろんな患者さんとかかわり、元気をもらい、そのイベントの成功に向けて取り組んできているところでありまして、そんな中で今年も10月28日、29日とシェルシアターで一晩をともに過ごすということで、取り組ませてもらっています。藤原市長にも大会会長としてご尽力いただきまして、改めて感謝申し上げるところであります。

 

 その中、いろんながん患者さんとおつき合いさせていただいている中で、やはり彼ら、彼女らの切実な思いというのを目の当たりにするという機会がたくさんありまして、明日の朝を迎えられるのかどうかという不安に駆られる一日を過ごすとか、何とか頑張って今日も生きているという思いを我々そこにかかわるメンバーに語ってくれるということであります。

 

 そんな中で、行政として積極的にがん対策に取り組んでほしいというお話もよく聞きます。

 

 それで、一つ目の質問ですが、貝塚市におきましては、市立貝塚病院を含めていろんな検診の受診率アップの取組みなどもいろいろ積極的に行われているというのはわかっているんですが、そのバックボーンとなるといいますか、それを一層市民の皆さんにも知らしめていくために、やはりがん対策推進条例をつくっていくべきではないかと。

 

 その条例があることによって、貝塚市はそういったがん対策に積極的に取り組むというのを内外にアピールするいい機会ではないかと思うわけですが、この条例を制定するということを考えているのかどうか、まずお尋ねいたします。

 

 

 

◎健康子ども部長

 

 ご答弁申し上げます。

 

 がん対策に関しましては、がん対策基本法の中でがん対策に関する基本理念、国・地方公共団体・国民・医療関係者・事業主それぞれの責務、がん予防及び早期発見の施策・推進策等が規定されているところでございます。

 

 現在のところ、本市独自でがん対策に関する条例を制定する考えはございません。

 

 

 

 

 

◆南野敬介議員

 

 考えはないということですが、今、部長がおっしゃいましたがん対策基本法、国や地方公共団体が責任を負うということが明確にされているということでありました。

 

 現場的には、例えば市立貝塚病院でも一般社団法人日本がん治療認定医機構の認定研修施設に指定されていたり、また、たまたまホームページを見ていましたら、市立貝塚病院で患者サロン「がん患者・家族懇話会」というのが募集されていて、本日開催されて、悩みやとかいろいろ共有して交流を深めているということも実際、現場では取り組まれているというのはわかっています。

 

 その中で、各対象年齢になったらがん検診を受けてくださいと直接はがきを送ったりとか、そういった啓発活動を積極的に現場レベルで行っているのは僕も重々承知しているんです。

 

 ですので、改めてそういった条例をつくって、貝塚市はがん対策に条例をつくって取り組んでいるということを内外にアピールするのが大事と思っているんです。

 

 調べたら、全国的には都道府県を中心にがん対策条例ができてきているのですが、衛星市においてもぼちぼち出てき始めました。

 

 大阪府下ではまだ少ないですが、泉州では和泉市がいち早くその条例を制定して取り組んでいるということでもありますので、ぜひ貝塚市においてもこういった条例をつくって、今までの取組みを集約するわけでもないですが、その条例を糧にまた今後進めていくという決意は要ると思うんです。その辺、改めていかがでしょうか。

 

 

 

◎藤原龍男市長

 

 南野議員おっしゃるように、我が市立貝塚病院はがんのトータルケア、この分においては大阪のトップクラスということを自負いたしております。

 

 それに、市制施行70周年の記念事業の一環で健康都市宣言を行っておりますので、今のところは、いつということは南健康子ども部長がお答えをさせていただいたように頭の中にはございませんが、条例の制定に向けて準備を進めているということも事実でございますので、いずれかの時点で条例の案ができましたら議会にご提案申し上げていきたいと考えています。

 

 

 

◆南野敬介議員

 

 ありがとうございます。いずれかの時期が来たらということなので、これは事あるごとに、我々の希望としてはなるべく早い目にということもありますし、そういった意味では、国のがん対策基本法は議員立法でできたとも聞いておりますので、どこまでできるかということは我々も勉強しないといけない部分も多いですし、協力しながらいろいろ、早く貝塚市でそういった条例ができるように我々も努力しないといけない、お互い努力していきたいなと思います。最後にその辺をお答えいただけますか。

 

 

 

 

 

◎藤原龍男市長

 

 国民の2人に1人ががんにかかり、3人に1人ががんで亡くなるという現状を私も十分認識いたしておりますので、その辺については南野議員、市政施行70周年のときに健康都市宣言を行いましたので、75周年ぐらいに都市宣言に合わせて条例を制定するというのが整合性があるように私としては感じています。

 

 

 

 

 

≪婚活の取組みについて≫

◆南野敬介議員

 

 ありがとうございます。そしたら、我々も頑張っていきたいなと思っています。

 

 続きまして、「婚活」の取組みについてです。

 

 婚活と一言で言ってもなかなか難しいと感じました。というのは、婚活だけでちょっと説明をしただけで、どこの課になるんかと市の中でも大分割れるような状態でありまして、一つの視点としては、やはり人口減少をどう食いとめるかという視点も一つ要るのではと思ったりもしました。

 

 承知のとおり、ホームページで見たところ、今年の6月1日現在の人口が8万8,000人ということで、ピーク時の9万400人前後から比べたら徐々に減ってきているというのは、これはもう皆さんご承知のとおりだと思います。

 

 国立社会保障・人口問題研究所の人口統計で、何もしなければ2040年には7万7,000人ということも何度か議会の中でも取り組まれ、質問もされたことも記憶にあると思います。

 

 その中で、やはり若者世代をどう貝塚市に引き込んでくるかと。

 

 いろんな観光に力を入れるとか教育に力を入れるとかいうことがあると思うのですが、今回は、特に婚活について、貝塚市としてどういうふうにしていかないといけないかということを少し絞って聞いてみたいなと思っています。

 

 そこでまず、この4月から貝塚市社会福祉協議会で結婚相談が始まったと聞いていますが、これは具体的にどのようなことをしているのか、まずお聞かせ願えますか。

 

 

 

◎福祉部長

 

 貝塚市社会福祉協議会が運営する結婚相談所の概略につきましては、市内在住・在職者を対象とし、まず登録手続をしてもらい、次に登録者の中から希望する相手を選び、双方合意により、初回は相談員の立会いのもとでお見合いを行います。

 

 その後、交際によりお互いを十分に理解してもらうというものです。

 

 また、結婚、交際、結婚生活等における悩み事についても、可能な限り相談を受けるというものでございます。

 

 

 

 

 

◆南野敬介議員

 

 在住・在職者ということで現在始まったということですが、まだ6月の段階で、始まって2箇月、3箇月しかたっていないのですが、何らかの形で成果といいますか、動きがあったのかどうかお聞かせ願えますか。

 

 

 

◎福祉部長

 

 現在までに相談というか、そういうことに来られまして6月5日現在で登録されている方が7名、それ以降、予約が4件ほど入っていると、その時点で聞いております。

 

 

 

 

 

◆南野敬介議員

 

 予約も入れて11名の方が登録なり何らかの形でアクションを起こされて、これからお見合いといった形で取り組まれるということですよね。

 

 それで、相談という部分では一歩先に進んで社会福祉協議会の事業でスタートしました。

 

 それと、社会福祉協議会はあくまで社会福祉協議会だと思いますので、今度は貝塚市として例えば婚活に取り組む気があるのかというのをまずお聞かせいただきたいんです。

 

 

 

◎都市政策部長

 

 本市では、人口減少の抑制等を掲げた貝塚市まち・ひと・しごと創生総合戦略を平成27年10月に策定し、「若者が住み続けたいまちづくり」や「子どもを産み、育てやすいまちづくり」、「賑わいと活気にあふれ、愛着と誇りを感じるまちづくり」を積極的に取り組んでいるところでございます。

 

 現在のところ、婚活支援は先ほどの貝塚市社会福祉協議会が実施している結婚相談以外には実施しておりませんが、先ほど申しました貝塚市まち・ひと・しごと創生総合戦略を本年度中に改定する予定としており、その中で婚活に関する施策を追加する方向で検討していきたいと考えております。

 

 

 

 

 

◆南野敬介議員

 

 貝塚市まち・ひと・しごと創生総合戦略に加えていくということですが、それは具体的にいつぐらいをめどに改定しようとしているのか、お聞かせ願えますか。

 

 

 

◎都市政策部長

 

 答弁申し上げます。

 

 今年度が貝塚市まち・ひと・しごと創生総合戦略の中間年になりますので、今年度で策定する予定になっております。

 

 

 

 

 

◆南野敬介議員

 

 今年度中ということで、これからいろんな課題を出して、どんなことができるかとかもいろいろ検討されると思います。

 

 我々新政クラブで政務調査で神奈川県海老名市に行ってまいりまして、海老名市で縁結びタクシー事業という婚活の取組みを行われています。

 

 市内観光も含めて市内の名所をタクシーを使ってカップルで、4人なら4人乗って、その中で会話をしながら、また観光地の案内をタクシーの運転手が勉強してするというような1日の取組みがあったそうです。

 

 実費等もいただきながら、海老名市周辺の結婚相談所にも声をかけて、周辺の自治体からもちょっとお金をもらって何かしたらしいのですが、そこで30名の参加者があってカップルが5名できたと。

 

 それが海老名市の中の居住者でもあったし周辺の居住者でもあったということで、将来的に海老名市に住んでもらうための投資をしようということで、観光と婚活と、そういった取組みで今年成果を上げたということで、我々は勉強してきました。

 

 そこで、貝塚市におきましても、観光地もありますし、水鉄タクシーもあります。

 

 また水間鉄道バスもあります。水間鉄道もありますので、そういった公共交通機関を使いながら縁を貝塚市に呼び込むということも一つ考えてみてはどうかと思うんですが、その辺いかがでしょうか。

 

 

 

◎都市政策部長

 

 先ほど議員からいただいた提案等も含めて、改定の中で検討していきたいと考えております。

 

 

 

◆南野敬介議員

 

 ありがとうございます。

 

 これは一つの案であって、それに特化した、それを絶対必ずせよということでもないんです。

 

 婚活の活動は、今の若者はどんなことを求めているのかということで全然変わってくると思うんで、できましたらその辺をちゃんとリサーチして、何が今の若い子にとって貝塚市の魅力を感じるように情報をこちらから発信できるのか、またどんな仕組みができるのかというのをいろいろ考えないといけないと思うんですが、そうなったときに、どこの課が貝塚市の中で窓口になるのかとか、整理の仕方。その辺、今の段階でどう考えているのかというのをお聞かせ願えますか。

 

 

 

◎都市政策部長

 

 ご答弁申し上げます。

 

 今現在言うております貝塚市まち・ひと・しごと創生総合戦略の窓口については政策推進課になっておりますが、その中の検討材料の中でどこの担当が最終的に持つかということも含めて検討してまいりたいと考えております。

 

 

 

 

 

◆南野敬介議員

 

 わかりました。

 

 そういったことで、今日は婚活のこと、がん対策のこと、提案という形になりましたが、今日の質問の成果がまた近いうちに見られますこと切に願いまして、私からの質問とさせていただきます。どうもありがとうございました。

 

 

 

 


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