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議会質問&会派取組

2016-09-15 10:37:00

《市民文化会館整備事業について》

◆松波謙太議員

 74ページの市民文化会館施設整備事業の監視カメラの整備改修工事の支出ですが、2,700万円という高額になっているんですが、カメラの台数も含めて詳細教えていただけますか。

 

◎都市政策部参与兼政策推進課長

 監視カメラの設置改修工事については、コスモスシアター内の各所に設置してあります監視カメラと液晶テレビ、モニターを交換したものです。

 

 テレビについては、19型液晶モニターを23台、カメラを25台と聞いております。

 

 

◆松波謙太議員

 監視カメラというのは防犯カメラですが、すごく高いという印象を受けたんですが、実際これぐらいの監視カメラをつけないと防犯上よくないということでしょうか。

 

◎都市政策部参与兼政策推進課長

 先ほどの台数ですが、訂正させていただきます。

 

 19型モニターが23台、22型モニターの2台が後ほど協議になり、19型を30台に変更しております。

 

 カメラについては、デジタルカメラの新設が25台、既設のカメラの撤去と交換が10台と聞いております。これは、館内の各所に設置しております。別室に委託業者が常時監視しておりますモニター室で館内の状況を常に監視しているという状況です。

 

 

◆松波謙太議員

 防犯上という観点が一番大きいわけですか。

 

◎都市政策部参与兼政策推進課長

 はい。防犯ということが一番大きかろうと思われます。

 

 

◆松波謙太議員

 今まで近隣で事件とか何かあったんですか。被害をこうむるような器物破損とかあったんですか。

 

◎藤原龍男市長

 私が理事長やっていたので、防犯上というのも兼ねていますが、例えば今どの舞台で何が行われているか、ズームアップ機能があり、楽屋にモニターがあり、自分の出番はいつか、スムーズに館を運営するためには、こういう舞台関係のところには連携をとるカメラがあり、事務室にもあり、機械管理をしている照明をしているところにもあり、舞台や人の動きをスムーズに進行させるというのも大きな機能ですので、これだけのものは要ると私は経験上思います。

 

 

◆松波謙太議員

 そうしたら、館内をスムーズに運営できるような形の中のものと、防犯の関連で、外も設置しているわけですね。

 

◎藤原龍男市長

 私の知る限りでは、コスモスシアターの中で物が盗まれたり、暴力事件とかがあったのでそのカメラが役立ったというのは、余り経験はないんです。

 

 あれだけの大きな、千何人の人が、一気に出口に押しかけないように調整したりなど、そういうことが大きな機能だと思います。

 

 

◆松波謙太議員

 コスモスシアターは平成5年ですか建ったのは、今後老朽化という問題も抱えてくると思いますので、行政としてはこういう取組みをしながら長寿命化しているとか、こういう取組みをしていこうというのがありましたらその辺お聞きいたします。

 

◎都市政策部参与兼政策推進課長

 コスモスシアター全体が老朽化している中で、毎年度、一定の予算をとりながら必要な設備も含めて改修しております。

 

 シアターからは、舞台装置も含め毎年度要望が上がってくる中で、議会で要望のありましたトイレの洋式化等も含めまして、予算の範囲内で優先順位をつけて改修を行っている状況です。

 

◎藤原龍男市長

 運営について、私から。

 

 文化振興事業団設立以後20年間、ずっと市長が理事長を務めてきました。

 

 今、貝塚病院は小川先生を事業管理者にし、私は開設者ということでタッチをしているんです。

 

 同じように、コスモスシアターの運営についても、やはりより専門的な立場の人に理事長にご就任をいただき、独自性を発揮していただこうということで、本市出身の皆さんもご存知のビオラの世界的な奏者であります西川修助先生に、7月から理事長にご就任をいただいております。

 

 新しい事業展開で、西川先生みずからが出演をされる音楽会とか、先日は浜手公民館のロビーコンサートに先生が自分の仲間と一緒に出て行ってくれたり、よりコスモスシアターを市民に身近で芸術的に高いもの、そしてみんなに喜んでいただけるものということで、独立して先生の人脈とかスタッフで、貝塚病院が小川先生初めいろいろな人の努力で大きく変わったように、コスモスシアターもこれから理事長がかわって、大きくステップアップすると私は期待をしています。

 

 

◆松波謙太議員

 先日、コスモスシアターの職員の方が、小学校のふれあい喫茶に営業に回られていたんですが、コスモスシアターの稼働率は年々どのようになってきているのか、最後にお願いいたします。

 

◎都市政策部参与兼政策推進課長

 平成27年度の稼働率ですが、大ホールが22.6%、中ホールが40.1%、小ホールが90.9%で、ここ数年大きな動きはなく、おおむねこれぐらいの数字できているという認識でおります。

 

 

《交通安全対策について》

◆松波謙太議員

 84ページの交通安全対策費の水間鉄道に対してですが、鉄道軌道安全輸送設備等整備事業でかなりの補助金を投入しているんですが、貝塚市民の足として必要であることはわかっているんですが、やはり水間鉄道自身の自助努力というのは一番大事だというところはあるんです。

 

 本市として、水間鉄道のさまざまな改善の取組みをの報告を受けているのかどうか、その辺お願いいたします。

 

◎都市計画課長

 平成27年度については、国の補助制度である安全設備の改善事業、これの国は補助金3分の1ですが、それに協調する形で本市から補助金を支出しております。

 

 内容は、まくら木の交換、踏切の補修工事等の修繕工事に対する補助金です。

 

 これは、平成24年から平成28年度までが水間鉄道との約束で安全輸送に対する緊急性の非常に高いものに支出しているということです。

 

 今後については、今、水間鉄道と協議を行っており、そのまま継続するのか否かというところについては結論には至っておりません。

 

 

◆松波謙太議員

 改善の取組みということに関してはどのような、報告とかあるんですか。

 

 現在、赤字経営で、水間鉄道に市としてもお金を出している中で、こういうことを改善していくべきということも言わないといけないような気もするんです。

 

 その中で、水間鉄道がこういうことに取り組んでいますという報告はあるんですか。

 

◎都市計画課長

 水間鉄道については、今協議をしている中で、営業収支上も赤字ということで、どういう改善をしていくのか、再建計画及び施設改善計画の提出を求めているところです。

 

 

◆松波謙太議員

 我々も水間鉄道のことが心配になりまして、銚子鉄道に視察に行ってまいりまして、ネーミングライツや物販販売で、かなりの収入を得られていたんです。

 

 社長も、役員、職員さんも何とかしなければいけないという意気込みですごい情熱を感じられましたし、いろいろ取組みの形がすごく見えてきたんです。

 

 水間鉄道も精いっぱいやっていただいているのはわかるんですが、市としてお金を出している以上、職員ではなく、違った第三者の観点からこういうことに取り組んだらどうかということも申し上げるべきかなと思うんです。

 

 市として、そういうアドバイス的なもの、指導的なものはしておられるのかどうか、お願いします。

 

◎都市計画課長

 水間鉄道利用促進実行委員会を立ち上げており、その中には町会連合会の会長、地元の役員、水間寺の関係者等々が入った中で、当然鉄道事業者であります水間鉄道も参画し、利用促進に係る手だてを協議して実行していくという形で進めております。

 

 

《環境公害対策について》

◆松波謙太議員

 84ページの環境公害対策事業、成果説明書の7ページの中で、空き地の適正管理を促すため、土地所有者に雑草の刈り取りを依頼、草刈り機の貸し出し、公害苦情に対応と書いているんですが、貝塚市周辺の皆さんご存じだと思いますが、駅前周辺、車道と歩道の柵はされているんですが、空き地から雑草が繁茂してきて、歩道が本当に危険でもう通れない、車道を通らないと仕方がないというご意見をお聞きしたことがあるんです。

 

 市としては、その土地所有者に対してどのように対応されているのかお尋ねします。

 

◎環境衛生課長

 委員ご質問の件については、土地所有者に直接話をさせていただき、刈取りを依頼しているという状況です。

 

 

◆松波謙太議員

 所有者が対処されない場合というのは多分にあると思うんです。

 

 その場合は、市としてどうしているんですか。

 

◎環境衛生課長

 対応していただけないという場合は、再度、刈取りを依頼に行くという手だてをとっております。

 

 

◆松波謙太議員

 市民に危険を及ぼすような、歩道が歩けなくて車道を通行するというような形も現状にあるので、市が何回もお願いしている間に、もし、一般の方がけがをした場合は、市の責任もいくらか出てくるように思うんですが、その辺でどんな動きができるのかお尋ねします。

 

◎環境衛生課長

 道路通行上に支障があるということであれば、ご本人の了解をいただいて、最後には市で伐採するということも実際に実行したことはあります。

 

 

◆松波謙太議員

 危険であるならば、市民のために雑草の刈取りも必要だと思うんですが、この雑草の刈取りの費用は、土地所有者に請求するのも一つの案と思うんですが、その辺のところどうでしょうか。

 

◎環境衛生課長

 現在のところ、市で刈り取って所有者にその費用を請求するということはしておりませんが、空き地空き家条例に基づき勧告並びに命令を打つような非常に危険な事案には、手順を踏んで勧告、命令をし、最後に代執行ということをこれからしていきたいと思っております。

 

 

《コンビニ収納推進事業について》

◆松波謙太議員

 100ページのコンビニエンスストア収納推進事業ですが、コンビニを初め、金融機関の手数料はどのように決められているのかということと、入金していただいたら何%程度が手数料になっているのか、お尋ねいたします。

 

◎納税課長

 答弁いたします。

 

 収納手数料については、各チャンネルごとに納付書、郵便局と銀行、また違いますし、コンビニについては固定料、件数当たり56円といった形で各機関によって異なっています。

 

 

◆松波謙太議員

 金融機関なら時間が決まっていますが、コンビニは24時間という中で、ますますこれから増えてくると思うんですが、収納全体の何割ぐらいがコンビニで収納されているのか、わかりましたらお願いします。

 

◎納税課長

 金額と件数によってと違うんですが、件数ベースですと大ざっぱなんですが、約3割がコンビニと考えています。

 

 

◆松波謙太議員 

 コンビニ収納が始まり、以前に比べてどれぐらい増えているのかというのが一番大事だと思っているんです。

 

 コンビニ収納が始まる前と、現在との差はどれぐらい出ているのか、その辺だけお願いします。

 

◎納税課長

 始まった当初の数は手元にありませんが、昨年、一昨年、約5%ずつ伸びがあります。

 

 納付書ベースですが、昨年が5万3,000件で、今年は5万6,000件余りありましたので、約3,000件程度増えています。

 

 年々こういう伸びがあるのかと。ただ、一昨年と比べて伸びは鈍化していますので、一定、納付場所というのは定まってきているのかと分析しています。

 

 

《一般選挙事業について》

◆松波謙太議員

 106ページの府議会議員一般選挙事業と市議会議員一般選挙事業ですが、以前にも新政クラブでお伺いしたと思うんですが、岸和田市などが行っているように入場整理券を一緒に送ることによって経費の削減というのは、市として考えておられるのかお聞きします。

 

◎選挙管理委員会事務局次長

 岸和田市においては、市議選と府議選の部分について、入場整理券を同時発行しているというのは聞き及んでいますが、本市においてはそのようなことはしていません。

 

 それはなぜかといいますと、基準日や選挙により、選挙権を有する方が異なることから、同時発行することにより、誤って投票用紙を発行するおそれがあることから、そのようにはしておりません。

 

 ただし、マイナンバーやICT化が進みますと、個人の選挙権の突合がオンラインでできることから、そういったこともできるかと考えております。

 

 

 《中小企業制度融資事業について》

◆松波謙太議員

 188ページの中小企業制度融資事業ですが、負担金補助及び交付金600万円のうち300万円以上の不用額が出ているんです。

 

 不用額が出ているのはいいというのはお聞きしたんですが、この理由についてお尋ねいたします。

 

◎商工観光課長

 この600万円については、商店街の融資ということで、空き店舗のための補助金要項を昨年度11月に策定した分の600万円ですが、11月に策定して、そこから募集し、昨年度1件の募集で終わってしまい、1件分の支払いをした残りは不用額で残ってしまったという状況になっています。

 

 

◆松波謙太議員

 できなかった業者もあると、この融資制度をできなかった理由というのもありましたが、利用できなかった説明や改善方法の相談はなされたのかどうかお願いします。

 

◎都市政策部長

 先ほど國定課長が答弁しました部分の不用額の件ですが、答弁に誤りがありましたので訂正させていただきます。

 

 委員ご指摘のところは、中小企業制度融資事業の600万円の予算に対して不用額311万3,100円、ここの部分をお尋ねでしたですか。

 

 

◆松波謙太議員

 はい、そっちです。

 

◎都市政策部長

 これについては、市制度融資信用保証料補給金、これが予算150万に対し不用額が135万となっています。

 

 それから、マル経融資利子補給金、これが予算150万円に対し不用額が26万3,100円となっています。

 

 それから、府制度融資信用保証料補給金、これが予算300万に対し不用額が150万となっており、合計で311万3,100円の不用額となっています。

 

 以上、訂正させていただきます。

 

 

《商店街地域活性化事業について》

◆松波謙太議員

 大体わかりました。すみません、ありがとうございます。

 

 次に、190ページの商店街地域活性化事業で、商店街の空き店舗、新たに出店したものに対して補助金を交付している事業と思うんですが、ちょっと少な過ぎると思うんです。何件の申請あったか。さっきの1件の分ですか、これは。

 

◎商工観光課長

 先ほど間違えまして答弁した分が、この600万円、この分ですので、申しわけありません。

 

 

◆松波謙太議員

 以前、同じような質問で、空き店舗を利用して助成できないかという中で、IT関連企業の融資をしていくという答弁を聞いたことがあるんですが、それはどうなっていったのか、お答えいただけますか。

 

◎商工観光課長

 この事業を始めまして相談がいろいろありましたが、IT関係のご相談は1件もなく、昨年度34件の相談があった中で、1件だけ採用されたということになっています。

 

◎都市政策部参与兼政策推進課長

 IT関係というのは、多分、平成26年度でまちICTという予算があって、未執行のまま終わっている分だと思われます。

 

 それについては、商店街の活性化のために、パソコン等を使って起業される方のために空き店舗を活用するということで始めまして、一定対象となる方が見つかりかけたということがあったんですが、話の途中でその方がやめてしまうということで、話が立ち消えになって終わってしまったというのが平成26年度でありました。

 

 

◆松波謙太議員

 行政としてもいろいろな施策を展開して実施していただいているんですが、実際のところ、開店より閉店していくお店が本当に多いと思うんです。

 

 今回、商店街の活性化事業ということで、商店街に加入することを条件で補助金を交付しているんですが、近隣に商店街がなかったり、道が一筋違っただけで加入できないのではないかというお声も聞いています。

 

 野中の一軒家であった場合に、商店街に加入させていただけるのか、どこか受け入れてくれる商店街があるのかというのをお尋ねします。

 

◎商工観光課長

 各商店街の加入については、各商店街のご判断となっていますので、市としては判断できかねます。

 

 

◆松波謙太議員

 そのとおりだと思います。

 

 商店街活性化ということで理解しているんですが、新規に参入される商店が少ない中で、商店街加入という条件を外して、個人商店主の出店も促す支援策も考えるべきかと思うんです。その辺はどうでしょうか。

 

◎波多野真樹副市長 

 今回、そもそも商店街を活性化しようということで始めた事業でもあります。

 

 これは、プレミアム商品券事業もそういう趣旨があってやっていたということで、当然店舗が増えていくということは重要ですが、その先に商店街そのものが活性化していくということを目指しているということから、当面はこの商店街の活性化というところを目標にして事業を進めていきたいと考えています。

 

 

◆松波謙太議員

 本当に商店街はシャッターだらけになってきまして、貝塚の中央商店街を見ていただいたらわかるんですが、ほとんど閉まっています。

 

 あの状況、本当に我々自身も改善したいし、住民からも、6時になれば完全に閉まっているという状況をよくおっしゃるので、活性化する何かをしてくれないかという話がいろいろ出てきます。

 

 商店街活性化事業以外に、ほかにもし何かいい策がありましたら、どのように考えていくのか先々、その辺のところお尋ねいたします。

 

◎都市政策部長

 この事業については、先ほど副市長のほうが答弁いたしましたとおり、まずは商店街の活性化を念頭に進めていきますが、それ以上の内容については、状況を見ながら種々検討していきたいと考えます。

 

 

《住居表示整備事業について》

◆松波謙太議員 

 210ページの住居表示整備事業ですが、本市の住居表示も少し進みまして、緊急出動の現場への到着とか、所在地がわかりやすくなったということで、市民生活の利便性も高まってきていると思うんです。

 

 そんな中、最近担当課の努力もありまして、市民の理解も得られるようになり、そういう説明会等々もご理解いただけるようになったということをお聞きしています。

 

 そんな中で、平成27年度は近木町と半田2丁目が、住居表示されたんですが、今年と近々に予定されている住居表示の場所がありましたら、お尋ねいたします。

 

◎都市計画課長

 今年度については、11月14日に半田3丁目を実施する予定で作業を進めています。

 

 実施はその半田3丁目のみということになりますが、今年度あわせまして、海塚のエリアの基礎調査を行っています。

 

 海塚については、海塚3丁目、これが既にもう実施されていることから、南海貝塚駅の山側、ここに1丁目、2丁目を新たに町名としてつけていく必要があるというところで、南海貝塚駅の直近の部分、こちらを1丁目としまして、本年度基礎調査を実施しています。その海塚1丁目エリアについては、来年度の実施の目標として作業を進めていきたいと考えています。

 

 

◆松波謙太議員

 そういうように市民の安心・安全をつくっていくまちは大事と思うんですが、来年度、今海塚とお聞きしたんですが、やはり長期的な展望が必要だと思うんです。

 

 再来年度以降の計画というのがありましたらお聞きしたいんです。

 

◎都市計画課長

 南海貝塚駅周辺地区についは、実施対象区域という中に含まれているエリアがまだ残っています。

 

 具体的には、南海貝塚駅から浜側で、唯一、中がまだ未実施となっていますので、海塚1丁目を住居表示実施しますと、ちょうど中の部分が抜いたような形になってしまいます。ですから、まずは中の住居表示を実施したいと考えています。

 

 JR東貝塚駅周辺地区としましては、今、半田で進めていますが、今年度、半田3丁目を実施しまして、来年度に半田4丁目、これは、既に実施した半田2丁目の横、津田川までの間になりますが、来年度については、半田4丁目を実施するつもりとしています。

 

 一定半田地区については、13号線から浜側については一定それで完了するということですので、今後は、住居表示実施地区に隣接するようなエリアで、新たな住居表示を実施すべく、新しく町会に協議に入っていきたいと考えております。

 

 できれば、近々に実施した地区の隣接というのは、住居表示のメリットというのもご理解されやすいと思っていますので、そういうところで働きかけをしていきたいと考えています。

 

 

《消防共同運営事業について》

◆松波謙太議員

 消防費の218ページの消防共同運営事業ですが、上段の負担金補助及び交付金というのが、救急安心センターおおさかの187万2,000円となっているんですが、これ病気やけがのときにどうしたらいいのかという相談窓口の♯の7119、その事業ですか。

 

◎消防次長兼警備課長

 委員ご指摘のとおり、♯7119という制度、当初国のモデル事業で始まったわけですが、消防と医療の連携によって、救急車を呼んだほうがいいか、あるいは病院へ行ったほうがいいのかということに悩む市民の方からの相談に、医師や看護師、医学的見地から助言を行い、医療関係等をご紹介すると、そういう制度です。

 

 

◆松波謙太議員

 この金額で24時間対応していただけるのは、本当にありがたいことだと思うんですが、♯7119で年間の利用状況、相談状況はどれぐらい、年間というか一月でも結構です。季節によって変わると思うんですが、わかりましたらお答えいただけますか。

 

◎消防次長兼警備課長

 昨年度の年間の利用状況ですが、本市は1,154件、月平均で大体96件という結果が出ています。

 

 

◆松波謙太議員

 この♯7119、念のため問い合わせなさる方も多分にあると思うんです。相談の結果、重病であったり、電話したおかげで大事にならずに済んだ例もあったと思うんです。

 

 もしありましたら教えていただきたいんです。

 

◎消防次長兼警備課長

 医療相談という形で当初あった場合に、医師の判断で医学的見地からこれは救急の緊急性があるということであれば、消防本部のほうへ転送などになるという形で救急の対応をします。

 

 大体月に二、三件の割合で相談が救急になったと。ただ、その中で、重篤であるとか、元気になったかどうかまでは、申しわけございません、今はわかりません。

 

 あと1点、先ほど昨年度と、年間の相談数申し上げたんですが、昨年の間違いでございます。

 

 訂正しておわび申し上げます。

 

 

◆松波謙太議員

 気になることがありまして、相談が集中するときもあると思うんです。何度かけても話し中とかというわけには絶対いきませんので、電話の台数とか、スタッフの数など、そういう体制はどうなっているのか、その辺だけお願いします。

 

◎消防次長兼警備課長

 この利用回線自体は16回線持っています。常に16回線生きているわけではないんですが、平日夜間、祝祭日等、非常に利用頻度が多くなる場合、マックスまで対応するということで、平素は、相談体制といたしましては24時間365日相談体制をしいていますが、そのうち、相談員が常時4名から6名おられると。そして、救急医療相談に応じる看護師が2名から6名おられる。

 

 そして、医学的見地のさらに高度な医療相談に応じる医師が常1名確保されています。

 

 ただし、この医師にありましては、医師法の関係から直接相談に応じるわけではなくて、看護師を通じて助言、アドバイスをして対応していくという形をとっています。

 

 

《自主防災組織育成事業について》

◆松波謙太議員

 228ページの自主防災組織育成事業で、不用額が大分出ているのですが、その理由はお聞かせいただけますか。

 

◎都市政策部長

 自主防災組織育成事業で、主に資機材の助成になるんですが、今回、平成27年度については、申請が少なかったということです。

 

 

◆松波謙太議員

 申請が少なかった理由ですが、毎年5万円までの半額助成の通知はされていると思うんですが、3年に一度の30万円までの提供部分の通知はされているんですか。

 

◎都市政策部長

 追加助成については、個別の通知は現在行っていません。

 

 

◆松波謙太議員

 各地域の自主防災は、やはり地域の状況をよくわかっているので、1点、他町からもそんな制度あるのかと聞かれたことがあるんです。

 

 それで、教えて、30万円の機材をそろえていただいたという例もあるんですが、安心・安全のまちをつくっていく上で、地域のことをよくわかっている自主防災組織の備品をそろえていくことが安心につながっていくものと思いますので、3年に一度の資機材提供はできるということを通知していただくべきと思うんですが、その点どうですか。

 

◎都市政策部長

 自主防災組織、その活動について活性化させるというのは、これは市としましても重要な事項ですので、随時情報提供に努めていきたいと考えます。

 

 

《自主防災結成について》

◆松波謙太議員

 それでは、すみませんがよろしくお願いいたします。

 

 もう1点、現在、担当課として自主防災の結成を促していると思うんですが、そんな中、いろいろな自主防災があることにより防災の関心が高まったとか、こういうように安心ができたということを、広報を通じて知らしめれば、自主防災の結成へつながっていくのかなと思うんですが、その辺のことは考えたことありますか。

 

◎都市政策部長

 現在まで、出前講座などで自主防災組織の結成について促してきているところですが、そういった、今委員ご指摘のような実際の活動事例をご紹介することによって組織化につながることも考えられますので、どういった形になるかちょっと今言明できませんが、検討したいと考えます。

 

 

《中学校給食運営事業について》

◆松波謙太議員

 254ページの中学校給食運営事業ですが、中学校給食は食育の観点から、温かいものは温かい、冷たいのは冷たいということで、今出されていると思うんですが、東京都の小平市で、中学校の給食のアンケートをとった結果、3人に1人がおいしくないという結果が出ていまして、貝塚市はそういうこと絶対ないと思うんですが、本市においても期間が大分たってきていますので、生徒への給食のアンケートをとったらどうかなと思うんですが、その辺のところはどうでしょうか。

 

◎教育総務課長

 中学校給食の生徒へのアンケートについては、1学期中に全生徒対象に全学校で行った次第です。アンケートの結果については、おおむね量については、どの生徒も60%以上の方がちょうどいいという形で回答していただいていまして、それは御飯、おかず両方について、そのように回答をいただいています。

 

 味については、前回開始した当初にアンケートした結果が、57.9%が、温かいおかずについてはおいしい、普通ということであったんですが、今回は、63.5%がおいしいまたは普通というような回答はいただいているんですが、それとは別に、全中学校で保護者対象のアンケートも同時に、試食会を実施したときには、保護者は9割以上がおいしいまたは普通というように、御飯、おかずについても回答はいただいているんですが、生徒の回答が、前回よりは上がったとはいえ、なかなか水準に達しないという状況がありますので、その辺、保護者の意見、生徒の意見、個別の意見もたくさん出していただいていますので、その辺参考にしながら、引き続き中学校給食の改善に努めていきたいと考えています。

 

 

◆松波謙太議員

 おいしい給食提供していただき、ありがとうございます。

 

 次に、もう1点、給食の食べ残しといいますか、食品ロス、その点ちょっとお尋ねします。

 

 2013年度の環境省の調査で、小学校、中学校における食品ロスは6.9%で、1人当たり1年間で7.1キログラムにもなると言われているのです。

 

 その中で、小学校もそうですが、中学校の食べ残しのリサイクルを考えるべきかなと、量が多いので大変だと思うんですが、そのところをどう考えておられるのかお尋ねします。

 

◎教育総務課長

 小学校は、全校的に年間通して残渣率ははかっていませんが、平成27年度に、ある一定期間調査して約7.6%になっています。

 

 ただ、中学校については、月によってかなり変動が大きいのですが、年間を通しますと約20%の残渣がおかずのほうで発生していまして、その残渣率、食品ロスも含めまして残渣率を減らすにはどうしたらいいかということで、先ほどのアンケート等も含めて、味の改善、給食全体の改善に努めているわけですが、給食として一旦出した分をリサイクルというのは、ちょっと難しいかなと考えております。

 

 

 

 


2016-09-02 10:19:00

【1】「せんごくの杜利活用の進捗状況について」

 

◆南野敬介議員
 それでは、議長に発言のお許しをいただきましたので、二つの視点にわたりまして一問一答式で質問をさせていただきます。


 まず、1点目のせんごくの杜利活用の進捗状況についてでございます。


9月議会.png ご承知のとおり、平成25年に跡地利用の構想計画が発表されて、市の皆さんそれぞれで、いろんな形で取り組まれてきているということです。


 その一つの成果としまして、先月、社会福祉法人野のはなが森のレストランをオープンいたしました。


 着実に進んでいるなということは目の当たりにしているわけでございます。


 そこで昨年来、せんごくの杜ピクニックセンター跡地は自衛隊の整地が行われたということはもう皆さん承知のことだと思います。


 そこで、それ以降、例えば一つ一ついきたいと思っているのですが、自衛隊が整地された後、今現状はどのようになっているのかということと、また今年度以降、今後どう活用して、考えて、またどのように話を進めているのかと、今の段階でお答えできる範囲で結構ですので、お答えいただきたいと思います。

 

◎都市政策部参与兼政策推進課長

 お答えいたします。


 ピクニックセンター跡地につきましては、本年3月、自衛隊による造成工事の完了後、現在は造成されたのり面の保護及び雨水排水路確保のため、9月末の竣工を目指して後工事を行っております。


 今後は運動広場としての活用を図るため、民間活力の導入によるイニシャルコスト、ランニングコストの縮減を目指し、民間事業者の進出意向などを見きわめた上で、公募による民間事業者誘致を行ってまいりたいと考えております。


 

◆南野敬介議員

 ありがとうございます。


 のり面とか、あと排水ということで、この9月に終わられるということであります。


 その後、民間のお力をお借りして運動公園等々を整備したいということをお答えいただいたわけですが、何かめどがあるのか、これから募集して手を挙げていただいたところと話を詰めていくということになるのかまずお聞かせ願えますか。

 

◎波多野真樹副市長

 お答えいたします。


 先ほど、参与が答弁しましたとおり、今後民間活力の導入を進めていきたいという中で、現在幾つかの、名前は挙げられないんですが、企業とは非公式に折衝を重ねながら、最終的に応募の意向があるというところが見つかれば、正式に公募の手続きを進めていきたいということで現在考えております。


 現在サウンディング中ということでございます。

 

 

◆南野敬介議員

 ありがとうございます。


 幾つかあるということですが、ただ、未来永劫この議論を重ねていくということにはならないと思っています。


 その議論も大体いつをめどに決着をつけるというか、話合いのゴールをいつぐらいに設定しているのか、まずお聞かせ願えますか。

 

◎波多野真樹副市長

 お答えいたします。


 今協議中ではありますが、早ければ今年度中に公募の手続きに着手できるぐらいで進められればいいなというところで考えて、我々も最善は尽くしたいのですが、いかんせん、これは相手のある話でもありますので、今プロモーションを積極的にかけているということでご理解いただければと思います。

 

 

◆南野敬介議員

 ありがとうございます。


 今年度中に何とか一定のめどという形では出てくるのかと。それ以降、どうなるかはまたそのときの議論になると思いますので、引き続きご苦労をおかけするわけですが、いろいろ話を詰めていっていただきたいと思っています。


 ピクニックセンターはそういった形で進んでいくと思うのですが、千石荘病院跡地エリアについて今の進捗状況をお聞かせ願えますか。

 

◎都市政策部参与兼政策推進課長

 病院跡地エリアにつきましては、現在境界確定及び測量業務を行っておりまして、本年度末に完了する予定としております。


 このエリアでは環境と調和した産業の立地を目指しており、進出を希望する民間事業者の状況を見きわめた上で、公募による民間事業者誘致を今後行ってまいりたいと考えております。

 

 

◆南野敬介議員

 ありがとうございます。


 これも民間活力を使って公募という形であるんですが、先ほどのピクニックセンターと一緒なんですが、いつぐらいをめどに進めていきたいと考えていますか。

 

◎波多野真樹副市長

 お答えいたします。


 先ほどのピクニックセンターよりかは、まだ熟度はちょっとおくれてはいるんですが、現在藤原市長を初め、金融機関等へのトップセールスをかけたりとか、そういう中で幾つか興味を示していただいている企業が出てきたという状況でありまして、先ほどのピクニックセンターほど熟度はないのですが、幾つか折衝できる段階になってきたということで、ピクニックセンターのほうが先に進んでいるというぐらいの状況でご理解をいただければと思います。

 

◎藤原龍男市長

 なかなか当初は雲をつかむような話でした。


 ピクニックセンターも3.8ヘクタール、千石荘病院も9ヘクタール、波多野副市長を先頭に政策推進の部長、課長、地域整備監等が必死の思いで企業回りをして、実は私も昨日朝7時過ぎからりそな銀行の本店で関西の支店長会議が開かれるので、そこにもうここを午前6時過ぎに出発してプロモーションを行ってまいりました。


 正直言うと、幾つか当たりはあることはあるのですが、9ヘクタールにも及ぶ広大な敷地を、じゃ進出しましょうというのは景気の動向を見きわめたものでなかなかないのですが、この10月中旬にまずは内覧会を行い、当たりのあったところを中心にこれも公募をかけ、昨日私はりそな銀行の本店で、早ければ平成30年過ぎぐらいには土地の引渡しができるような取組みもしていきたいというふうにしてまいりました。


 現在、日本のどこの地方公共団体も雇用の場の確保、税収の確保で企業誘致に懸命に取組みを進めています。


 私もここの千石荘病院跡地、いわゆるせんごくの杜は本市の将来のまちづくりの大きな起爆剤になるという確信のもとに進めており、特にこの病院跡地の9ヘクタールについては雇用の場の確保なり税の確保という点で、引き続き総力を挙げて取り組んでいきたいと思っています。

 

 

◆南野敬介議員

 ありがとうございます。


 藤原市長のほうから全力で取り組みたいという決意もいただきましたので、せんごくの杜の利活用についてはこの程度で終わりたいと思います。

 

 

【2】「空き家・空き地対策について」

 続きまして、空き家・空き地対策についてでございます。


 幾度となく我が会派は空き家・空き地対策についてはご質問させていただいております。


 そんな中で、ご承知のとおり昨年5月に国のほうも特別措置法を制定して、各自治体で取組みも進んでいるということです。


 我々新政クラブ、今年6月に波多野副市長にもご足労いただいたのですが、国土交通省にお伺いしまして、実際の担当の職員のお二方にいろいろレクチャーを受けてまいりました。


 その中でおっしゃっていましたのが、この空き家・空き地の問題は各自治体によって課題はまちまちだと。


 確かにそのとおりで、貝塚市は特異な例も皆さんご承知のとおりであろうし、各自治体によってさまざまということで、例えば法律にのっとった協議会とか計画というのはマニュアルどおりにいくものではないんですと。


 それぞれの自治体の特色を生かした協議会とか計画とか方針を立てるべきなんですということでレクチャーを受けてまいりました。


 確かにそのとおりでありまして、貝塚市の状況に応じたいろんな取組みが必要と改めて認識させていただいたところでございます。


 そこで、まずこの法律の中でうたわれています空き家・空き地対策に対する協議会の設置について、まずお聞かせ願いたいんですが、既に全国的にも平成29年までにこの協議会が設置予定なのが39%というふうになって、その後どんどん各自治体でふえてくるということが国土交通省では把握されているということであります。


 大阪府内におきましては、もう既に現段階で大阪市、池田市、枚方市、大東市という4市が既にこの協議会を設置して何らかの形で取組みを進められているということをお聞きしました。


 そこで本市におきまして、この協議会をいち早く設置する必要があると考えるわけですが、その辺いかがお考えですか。

 

◎都市整備部長

 お答えいたします。


 南野議員がおっしゃる協議会の件ですが、市だけで行うのではなく、法に定める市の特性に応じた協議会の設立を検討していきたいと考えております。 以上です。

 

 

◆南野敬介議員

 法に基づいてというのはもちろんそのとおりです。


 ただ、国土交通省の方から言われたのは、やり方はあくまでも基本を書いているだけで、絶対あのとおりにしなくてもいいんですよということをお伺いしました。


 貝塚市でいろいろ考えていただいて、一番動ける協議会をつくったらいいんですということでお話をお聞きしました。


 確かに今部長がおっしゃいますように法に基づいてつくるという柱といいますか、それはもちろん法を逸脱してつくるなんて僕らも思ってはないのですが、貝塚市的に例えばメンバーでいえば、基準にのっとってやるんじゃなく、いろいろな方向で専門家を呼んでくるとかいう形で取り組んだらいいと思っています。


 それで、今そういった答えをいただいたわけですが、その設置の時期、その方法は今のところどのように考えているのか、お聞かせ願えますか。

 

◎波多野真樹副市長

 答弁申し上げます。


 今、協議会の話ということがありました。この協議会は法に基づく空き家等対策の計画をつくったりするというところで位置づけられておるものでございます。


 まず、この対策計画について、実は今年度から空き家除却の補助制度を創設したいと考えておるんですが、将来的には国土交通省から平成30年度からは空き家等対策計画がないと補助しませんと言われておりますので、平成29年度中には対策計画をつくりたいと。


 そのための協議会をそれまでに設置したいということで、おおむねこれから平成29年度にかけて協議会設立、対策計画の策定という流れで平成29年度までに対策計画が策定できるスケジューリングで進めていきたいということで考えております。

 

 

◆南野敬介議員

 次に聞こうと思っていたことを答えていただきましたんで、確かに今波多野副市長がおっしゃったとおり、この協議会の一番の目的が計画をつくるためということにもなっているんです。


 ただ、これもいろんなことをやっていいですということなので、協議会で計画できたからそれで終わりみたいなイメージがあるように見受けられるんですが、今後の貝塚市の空き家・空き地対策に取り組む協議会であるというふうにしてもいいとは思うので、その辺いかが考えていますか。

 

◎波多野真樹副市長

 答弁いたします。


 先ほど南野議員からも空き家の問題については地域ごとに大きな違いがあるという中で、恐らく今貝塚市においてどういうところが問題になっているのかというところについては、議員ともコンセンサスはあるものと認識しておりまして、やはりまずそこを重点的に進めていくというのが本市のやり方になるのではないかなというところを念頭に、一定程度この地域に対してまず重点的に進めるという形になろうかと考えております。

 

 

◆南野敬介議員

 ありがとうございます。


 それでは、平成30年をめどに計画も策定して、住民、我々も含めていろいろ協議をして、よりよいものをつくっていけるように努めていただければと思っています。


 それと、この特別措置法の中で、例えば空き地を放置したままで、固定資産税を通常の宅地並みに上げることが可能ということもうたわれています。


 本9月定例会で三世代同居の固定資産税の減免を特例措置ということで条例を制定するのが今上程されています。


 恐らく通るでしょうし、そういったことができるんであれば、逆にその特例措置で条例をつくることによって、条例をつくるのかつくらないかは別にして、長い間放置されたままの空き地に対する固定資産税を通常どおり宅地並みにするということも、技術的にどうなのかわかりませんが、可能ではないかと我々考えているわけですが、その辺いかがでしょうか。

 

◎総務市民部長

 お答えします。


 今お聞きしたところで、私もその辺の知識はまだ十分でございません。


 今南野議員お話しの件について、今技術的な問題等々、それができるのかどうか、あるいはするとして条例等を制定すべきなのか。


 一定罰則的なところもありますので、その辺の状況はどうなのかということも含めまして、勉強というか研究をさせていただきたいと思います。

 

 

◆南野敬介議員

 わかりました。


 僕も今日今回の議題でそれが載っていたんで、それができるなら逆にできるん違うかと考えたんで質問させてもらったんで、いろいろ調べていただいて、また協議しながらしていけたらと思っています。


 それと、この間、7月に入りましたら、各新聞で空き家・空き地の問題で新聞報道されることが多くなってまいりました。


 7月22日朝日新聞で、これはまた視点が違うわけですが、公営住宅化してやってはどうかということとか、25日の読売新聞では、なかなかそうはいっても行政代執行してもお金を回収することは難しいですということを報道されたりとか、8月5日の産経新聞では、所有者が実際に空き家を寄附できるという制度を考えなければならないということが報道されたりしました。


 今後、空き家・空き地に対する何か解決したいと住民も思っている方もいらっしゃると思いますので、そういった方に対する応援の、先ほど補助制度みたいなのを考えていこうというお答えいただいたんですが、その辺詳しくお話しできるのであればお答えいただけますか。

 

◎波多野真樹副市長

 答弁いたします。


 今現在、この空き家とは別の問題として、我が市は公営住宅の戸数も非常に多くて、また木造で老朽化して早急な移転もしなければならないという状況がある中、新たに公営住宅をつくるのではなく、例えば民間の空き室などをみなし公営住宅という形でそちらを活用していくといった形で、単に空き家だけの問題として取り扱うのではなくて、うちの課題である公営住宅の建替えとかそういう対応の中でも、例えば空き家を使わせていただくといったことも含めて今検討を進めておりまして、できる限り複合的にいろんな課題が一粒で二度おいしい、三度おいしいみたいなことになるのですが、そういう方向を目指して解決、その中の一環として空き家対策にも取り組んでいきたいという方向で今進めております。

 

 

◆南野敬介議員

 ありがとうございます。


 そういった公営住宅的にというのも一つの方策と思いますし、以前代表質問で言ったかもわからないのですが、きれいな空き家が確かにございまして、全国の自治体で空き家バンクという取組みが結構頻繁に行われています。


 貝塚市では商店街に属している空き店舗のところをまたそこで希望される方は補助するというのは去年でしたか、できました。


 あれを拡大解釈するというのではないのですが、商店街に属していない、いわゆるまだまだ使える空き家は数多くあると思うので、それを空き家バンクという取組みで広く若年層支援ということも言ってるわけですから、そういったところで誘致するという取組みは必要と思うのですが、その辺はいかがでしょうか。

 

◎都市整備部長

 お答えいたします。


 空き家バンクの創設につきましては、現在宅地建物取引業協会等と意見交換を行い、近隣市の手法も参考にし、今年度中の制度創設に向けて準備中です。


 また、国におきましても地方自治体が個別に運営する空き家バンクの情報を一括して閲覧できるホームページを来年度中に開設し、相続の後に起因し、遠方に暮らす所有者にも対応した仕組みをつくる方針で固めております。


 これら国の仕組みも含めまして、市民が利用しやすい空き家バンクに取り組んでいきたいと考えております。 以上です。

 

 

◆南野敬介議員

 ありがとうございます。


 今年度中に空き家バンクのいろんなことも提案されるということでありますので、あと最後に一つですけれども、かといってなかなか高齢の方が持っている土地とか空き地とか空き家を自分の力で撤去するというのは難しい方もいらっしゃると思います。


 貝塚市のまちづくりという視点で景観の問題もありますし、何とかしたいという思いもあるけれども、正直年金暮らしでできないという方もいるのではないかと見受けられるのですが、そういった方に対して基準は高くやったらいいとは思うのですが、撤去に対する補助制度というのは今考えているんでしょうか。

 

◎都市整備部長

 お答えいたします。


 現在、空き家除却補助制度の創設を検討しているところでありまして、国の社会資本整備総合交付金を活用することとして今年度中に運用を開始する予定にしております。以上です。

 

 

◆南野敬介議員

 ありがとうございました。今年度中という言葉をいただきましたので期待いたしまして、私の質問を終わらせていただきたいと思います。どうもありがとうございました。

 

 

 


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