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議会質問&会派取組

2013-11-28 15:34:00

 

◎インターネットを活用した情報発信について
(1)ホームページを活用した情報発信について


◆南野敬介議員

 それでは、お許しをいただきましたので、通告順に沿いまして私のほうから質問をさせていただきたいと思います。

 

 私のほうからは、インターネットを活用した情報発信についてということで幾つかご質問したいなというふうに思っています。

 

 この件につきましては、これまで多くの議員さんから質問されていたというふうに思います。私も随所随所で質問させていただきましたけれども、どうも貝塚市のホームページを見ておりましても何か物足りなさを感じているわけでありまして、質問させていただきました。

 

 ホームページ、インターネットを活用した情報発信というのは、ご承知のとおり、簡単にすぐリアルタイムに更新できて、市民の皆さん、またユーザーの皆さんにお知らせすることができるという大きなメリットがあるということは、言わなくてももうご承知やというふうに思っています。

 

 そんな中で、特に貝塚市のホームページ、何を市民の方に伝えたいと思ってあのホームページを立ち上げているのか全く見えないというふうなことが言えるんではないかなと思っています。

 

 というのは、例えば今年、市制施行70周年、貝塚市で大々的に取り組まれました。

 

 その中で、つげさんも出てきました。とするならば、今の貝塚市のホームページで5月の市制施行70周年の記念イベントの後にすぐ市制施行70周年のホームページが立ち上がりましたけれども、今、全くホームページの中で市制施行70周年のホームページがどこにあるかというのがわからないような、検索しなければわからないというふうな状態になっているんです。

 

 これでしたら、何のためにホームページを立ち上げたのか、1年間メーンで取り組まれた市制施行70周年のことについてお知らせすることができるのかと、ちょっと疑問に思いました。

 

 そういった意味で、今後このホームページをどのように活用していこうと思っているのか、まずその辺をお聞かせください。

 

 

◎都市政策部長

 ホームページを活用した情報発信ということで、ホームページの基本的な考え方としましては、市民の方に対して有効かつ迅速な情報提供手段であるとの考え方に基づきまして、利用者の視点に立ったわかりやすい、利用しやすい、意見を述べやすい、そういった要素を含めたホームページの構築が望ましいと考えてございます。

 

 先ほどご指摘の市制施行70周年記念事業に関するホームページにつきましては、市制施行70周年記念公式サイトを委託業者作成により開設し、本市が実施する記念事業やその他市民提案型事業・協賛事業などについてもご案内をしているところであります。

 

 議員ご指摘のとおり、貝塚市のホームページから市制施行70周年記念公式サイトへの入り口が、政策推進課のページを開かないとわからなくなっており、当初よりバナーを設置するなど、わかりやすい表示が必要であったと考えております。この点については、見やすいという形からいいますと、いささか配慮を欠いた部分があると、このように考えてございます。以上です。

 

 

 

◆南野敬介議員

 そのとおりやと思います。今年、大々的に貝塚市が全面的に力を入れて市制施行70周年に取り組んだのであれば、こういった今、部長がおっしゃいました迅速かつわかりやすいホームページを目指すんやったら、やっぱりそういうふうにすべきやったんやろうなというふうに思います。

 

 あと、あわせてつげさんのことなんかもそうなんですけれども、つげさんのページも二つあるんですよね。市制施行70周年記念公式サイトの中で「つげさんのページ」と、あと「つげさんの部屋」という二つがあるという、非常にアンバランスなことで、どっちを見たらええんやというふうな、お互いがリンクはされているんですけれども、そういったところもやはり整理しなければ、せっかくつくったイメージキャラクターを有効に活用すべきやというふうに思いますけれども、その辺いかがでしょうか。

 

 

◎都市政策部長

 つげさんに関しましては、本市のイメージキャラクターということで、これを大々的にPRしながら市民の方に広く浸透して本市のイメージアップにつなげていきたいというものでございますけれども、つげさんのページが重複してあるというご指摘についてですが、市制施行70周年記念公式サイト内に「つげさんの部屋」というページを設け、本市のイメージキャラクターでありますつげさんのプロフィールなどを紹介し、市制施行70周年記念公式サイトからでもつげさんの情報を得られるようにと設けたものでございまして、本市のホームページ内にある「つげさんのページ」とリンクさせることで、着ぐるみの使用申請をしたい方などにとって、より便利にお使いいただけるような設定としたものでありますが、結果的に重複した形になってしまったのも事実であります。

 

 情報の一元化ということがやはり重要ではないかなというふうに考えておりますので、これについても本当に何を伝えたいのかといいますと、2点あればこれはぼやけるというようなこともございますので、今後はより一層わかりやすいサイト、ページの作成に努めてまいります。

 

 

 

◆南野敬介議員

 そういったことでよろしくお願いしたいなと。おっしゃったように迅速、ペーパーと違いますので、ネット上でしたら簡単にと言うたら語弊はあるかもわからないんですけれども、リアルタイムに更新もできると。

 

 例えば、先日ゆるキャラのトーナメントといいますかグランプリがありました。そういった情報なんかもホームページでぜひ活用していただければなというふうに思います。

 

 それとあと、私、3月の予算委員会で、情報セキュリティーの関係でこれもあわせて質問させていただきまして、フェイスブックやとかツイッター等、市の行政で活用できないかというふうなことも指摘させていただきました。

 

 予算の段階で、情報セキュリティーで650万円、スマホアプリの開発なんかで1,000万円というふうな予算が計上されました。その後の取組みといいますか、この予算をどのように今現在使われているのか、どんな取組みがされているのか、お聞かせください。

 

 

◎都市政策部長

 平成25年度におきまして、緊急雇用創出基金事業を活用いたしまして、ホームページデザインの一新などを含めていろんな情報について、これは誰もが見やすいようなホームページにつくりかえていくということで、ホームページは当然、本市の玄関口ということにあたりますので、緊急雇用創出基金事業を活用いたしまして例えばホームページの一新を今後目指していくということで、窓口の手続案内や、また新たな転入・転出案内などの機能、また観光ページの改修や掲載サイトのCMS化や、スマホ向けのアプリといたしましてごみ分別や防災マップなども開発の予定ということで、こういった形を重点的に取り入れていきたいというふうに考えております。

 

 また、ちょっと先ほど指摘いただきましたが、フェイスブックとかツイッター、こういったものの活用ということですけれども、情報発信と収集の「双方向性」を特徴としたソーシャルネットワーキングサービスは、「行政への住民参加」を広げる可能性を持つ有効なツールであると認識をしております。

 

 現在、フェイスブック、ツイッターの有用性については、あらゆる分野で検証しておるところであり、今年度、緊急雇用創出基金事業を活用して、ホームページの改修を予定しておりますことから、この中で具体化を図ってまいりたいと考えております。以上です。

 

 

 

◆南野敬介議員

 ありがとうございます。具体的にホームページのデザインとか使い勝手も含めて検討するという、その中でフェイスブックなんかもやっていくということなんですけれども、今年度の予算でついている1,600万円で、大体いつごろをめどにホームページの一新といいますか、使いやすいホームページになるというのを目標にされているのか、お聞かせください。

 

 

◎都市政策部長

 この事業につきましては、一応本年度中に終了するというような事業でございますので、おおむね本年度中には、先ほど申し上げましたように、ホームページのデザインの一新であるとかフェイスブックやツイッターなどの導入、また、当初申し上げましたように、そのページを見れば本市が現在何に一番力を入れているのか、市民の方に何を伝えたいのかというのが基本的な原則であろうかというふうに考えておりますので、今年度中をめどに、そういった多項目にわたって一定の検討を加えて、より見やすいホームページの構築を目指したいと、このように考えてございます。

 

 

 

 (2)貝塚市内観光・グルメマップの作成について

◆南野敬介議員

 ありがとうございます。それでは、よろしくお願いします。

 

 ちなみに私、平成25年1月現在でちょっと調べましたところ、全国の自治体でフェイスブック等で情報発信しているのが122カ所、機関も含めてですけれども、あるということですので、近くでは和泉市なんかももう既に取り組まれているということで、ぜひ参考にしていただければなというふうに思います。

 

 質問の二つ目、貝塚市内の観光グルメマップの作成についてということで質問をさせていただきます。

 

 私ども新政クラブで、この間、いろいろな観光やとかどのように力を入れているのかということで、いろんな地域にご意見を伺ってきました。その中で、静岡県島田市で非常におもしろい取組みをされているということで勉強してきたわけなんですけれども、各商店、お店屋さんを最初はマップという形で紙媒体で紹介する取組みを緊急雇用を使って低価格で行ったというふうにお聞きしました。

 

 しかし、紙ベースでしたら店のメニューの変更やとか、また新たな開店、廃業等々になかなか対応し切れないというふうな中で、ウエブ版を行政が主体となってやっていこうということになって、実に270万円の予算でウエブサイト版島田グルメマップを作成されたというふうにお聞きしました。

 

 非常に行き届いたマップになっているわけなんですけれども、貝塚市としてそういった取組みを行う気はあるのかどうかということで、まずお聞かせください。

 

 

◎都市整備部長

 議員ご質問のグルメマップでございますが、食事をしようというときに飲食店の情報を得るためには、今、「食べログ」とか「ぐるなび」、そういったものがございます。そういったものの検索を私もしてみましたんですけれども、貝塚市の店舗、二百七十数店紹介されております。

 

 そういった観点もございまして、今、議員のご質問でございますが、貝塚市では公式なホームページで市内の飲食店の宣伝等は行っておりませんが、先日、市制施行70周年事業で、実は「ぐるぐるぐるめ」というイベントをさせていただきました。

 

 その後でございますが、軒数は30店舗ほどですけれども、小冊子、これは紙です。議員ご質問の紙ではということでございますが、まず紙の貝塚グルメマップを作成して、市民に配布しているところでございます。

 

 また、観光協会、それから商店連合会におきましては、これは現在のところ会員さんとか組合員さんの入っておられる方のところでございますが、ウエブサイトでのグルメマップをしております。そのお店のホームページへアクセス、リンクできるというようなこともやっておりますので、現在のところは紙ベースということで対応してまいりたいと、このように考えております。

 

 

 

◆南野敬介議員

 今おっしゃっていただいたことについてはそのとおりやと思うんです。

 

 というのは、僕も市制施行70周年事業の後で「ぐるぐるぐるめ」のあの三つ折のパンプレットを見ました。

 

 ただ、あれはあれで全然いいと思いますし、こんなお店がありますよということでお知らせすることはいいんですけれども、これも時間がたったらどうしても廃業やとかメニューの変更やとか場所の移転など問題が出てきますので、やはり紙ベースの--紙ベースは紙ベースのよさはあると思うんですけれども、よりわかりやすくという意味ではこういったウエブ版という形で取り組むべきと違うかなと。

 

 それと、今、部長から観光協会やとか商店連合会さんが独自に立ち上げていますよということでお聞かせいただきました。

 

 ただ、限界がありまして、これは加盟している商店さんが対象になると思うんですよね。そういった意味で、加盟していない、希望される商店さんもあるやろうというふうに思いますので、そういった意味で島田市さんも予算をつけて取り組んだと。

 

 ちなみに、先ほど270万円ということで緊急雇用で取り組んだということなんですけれども、一軒一軒地図を見ながら回って、ウエブ版登録しますか、しませんかというふうなことでお伺いしたそうです。

 

 それとあと、ユーザーさんというんですか、商店のほうで自分らで更新できるような講習会を開いたりとかいう形で非常にスムーズに進んでいるということで、年間費用も6万円程度で済んでいるというふうにお聞きしています。

 

 今後、商店だけじゃなしに、企業や、そのほか市内で商いされている方に広げていきたいというふうにおっしゃっていましたので、やはり公金を使うことになったら不公平があったらいけないと思うんで、そういうふうに広げていきたいというビジョンはあるというように聞きました。

 

 そういった意味で、行政としてこれは取り組む価値も十分あるん違うかなと私自身思うんですけれども、その辺もう一度お答えいただけますか。

 

 

◎都市整備部長

 議員ご質問のウエブ版のグルメマップでございますが、先ほどご答弁いたしましたとおり、商工会議所、観光協会等々で、商店連合会では232の会員を紹介しております。

 

 また、観光協会では67会員、そのうち飲食店は21会員でございますが、おのおの持っております。

 

 議員ご質問の、これは会員さんだけやんかということでございますので、その辺、貝塚市がリーダーシップといいますか指導形態をとりまして、この両方をセットできるような形、また、私も島田市を見せていただきました。非常によくできていると感じていますので、そういった非組合員の方も参加できるのを貝塚市が指導できるような形で、積極的に所管する商工観光課から働きかけるような形でまずは対応していきたいと、このように考えております。以上です。

 

 

 

 

◆南野敬介議員

 ありがとうございました。そのように積極的に情報発信ということで、よろしくお願いしたいと思います。

 


2013-11-28 15:29:00

 

南海貝塚駅東口周辺と海塚商店街の歩道整備について

 


◆阪口芳弘議員

 お許しをいただきましたので、南海貝塚駅東口周辺と海塚商店街の歩道整備について一問一答式でお伺いいたします。

 

 南海貝塚駅の利用は1日当たり約1万8,400人の乗降客があり、申し上げるまでもなく、貝塚市の一番の玄関口であります。その中で、東口は平成21年度にバリアフリー化された西口に比べ依然として旧態のままの状態が続いているわけでありますが、少なくとも半数以上の人々が東口を利用されていると推測されています。

 

 東口を出るとすぐには歩道がなく、バスターミナルロータリーまでの安全が確保されていませんでした。そんな中でこのたび、ロータリーまでの歩道が設置されると仄聞しておりますが、その完成はいつごろになるのか、また、どのような形態になるのか、その費用は幾ら程度かかるかお伺いします。

 

 

◎都市整備部長

 南海貝塚駅東口からバスターミナルロータリーまでの歩道整備の時期等につきましては、現在南海電鉄から用地買収も終了し、今年度末の完了を予定しております。歩道形態としましては、幅員2メートル以上確保し、バリアフリーに対応した構造の歩道を整備いたします。費用につきましては、用地費、補償費、工事費を含め約1,200万円です。以上でございます。

 

 

◆阪口芳弘議員

 ありがとうございます。

 今、用地費、補償費、工事費で1,200万円とおっしゃいましたね。それぞれ幾らぐらいかかっておるのか、それと、用地を買収された面積を続けてお伺いいたします。

 

 

◎都市整備部長

 まず、用地費につきましては、南海電鉄より48平米の用地を購入しております。その費用につきましては385万9,200円でございます。それから、駐車場がございましたので、その門、柵等々の補償費といたしまして208万9,500円でございます。それから、歩道整備の工事費、延長30メートルございます。

 

 580万8,600円でございます。合わせて1,175万7,300円、約1,200万円でございます。以上でございます。

 

 

◆阪口芳弘議員

 ありがとうございます。早急に設置していただきまして、市民の安全のためにご努力をお願いいたしたいというふうに思います。

 

 次の質問に移ります。残念ながらそのロータリーの北側の歩道は途中で行きどまりになり、駅を利用する方々はその時点で、そのまま車道の側面を歩くか、向かい側の歩道に渡り歩くことになります。要するにロータリーから市道西町海塚麻生中線までの歩道が確保されていません。沿線に娯楽施設と駐車場がありますが、安全性の問題からそこにも歩道の設置が必要であると考えますが、どのようなビジョンを持っておられるのか、お伺いいたします。

 

 

◎都市整備部長

 今回整備を予定しております歩道は、主に鉄道やバス利用者の安全を確保するための歩道設置です。

 

 議員ご指摘のバスターミナルのロータリーから市道西町海塚麻生中線までの海側につきましては、沿線の土地利用などにより歩行者が増加するなどの状況になれば、整備を考えてまいります。以上です。

 

 

◆阪口芳弘議員

 ありがとうございます。

 

 将来乗降客が多くなったらということですけれども、やはり歩道が途中でなくなるというのは、特にメーンの道路でありますのでいかがかなということで、早急に考えて、将来のために将来のビジョンをつくっていただいて、ぜひお願いしたいなというふうに思っております。

 

 次の質問に移ります。今質問させていただいた場所の向かい側に幅1.3メートルの歩道が設置されています。

 

 ところが一部で歩道を利用できない、いや、利用するとけがをする可能性がある歩道があるのをご存じですか。

 

 その歩道の東側には某地権者の地目上の宅地があり、ユッカという植物が植えてあります。

 

 ユッカは放射状の葉の先が鋭くとがっており、その葉が歩道に出てきているので、歩行者は歩道の利用をためらい、日常的に車道を歩くようになっています。そのような現状を承知されているのでしょうか、まずお伺いいたします。

 

 

◎都市整備部長

 ご指摘のとおり市道海塚加治線の山側歩道に面している民地にユッカが植えられておりますことは認識しておりますが、歩行者が日常的に車道を歩いていることにつきましては承知しておりません。

 

 

◆阪口芳弘議員

 承知されていないということなんですけれども、ぜひ近々見に行っていただいて、現状どうなっておるのか、今、よく観察していただくとわかるんですけれども、特に目のあたりとか、あるいは膝元には結構そういうとがった植物が生えていまして、肩の辺とかは、誰が刈られたのか知りませんけれども、鋭い葉のところがないと。

 

 しかしながら、相当大きく張り出してきていますので、先ほども私、1.3メートルという歩道の状態を申し上げましたけれども、とても1.3メートルあるような状態ではないので、ぜひ、近くの方に聞いていただくとか、あるいは現地に行って観察していただきたいというふうに思っております。

 

 続けて質問に移ります。その邪魔な植物などの撤去を地権者に指導する必要があると考えますが、いかがですか。

 

 

◎都市整備部長

 ユッカにつきましては本市職員の巡回等により必要に応じて地権者と立会いのもと適正な管理をするよう指導を行っております。現在のところは指導に応えられているため、強制的な撤去までは考えておりませんが、通行が困難な場合は再度指導してまいります。以上です。

 

 

◆阪口芳弘議員

 指導されているということですけれども、指導されておったら今の状態にはならないのかなというふうな気がします。

 

 当然のことながら、指導しても聞き入れてもらえないケースもあると思います。

 

 勧告、措置命令、公表、罰則、代執行と、要するに「貝塚市の環境整備と活性化をめざし住みよいまちを作るための条例」の適用も視野に入れた対策が必要であり、より安全・安心なまち貝塚を目指す象徴的な事例の第一歩とされてはと考えますが、いかがでしょうか、お伺いいたします。

 

 

◎都市整備部長

 議員ご指摘のとおり、指導を行っても地権者の方が放置し、歩行者等に著しく障害となるような場合、「貝塚市の環境整備と活性化をめざし住みよいまちを作るための条例」の適用も視野に入れた対応を行ってまいります。以上です。

 

 

◆阪口芳弘議員

 今、指導しても放置し、著しく障害のあるという話ですけれども、もう既に著しく障害になっているので、早急に対応していただきたいというふうに思っております。次の質問に移ります。

 

 海塚商店街は市道西町海塚麻生中線を挟むように、古くから栄えてきました。

 

 その道路は平成17年4月に大阪府から貝塚市に移管され、現在、貝塚市により管理されています。

 

 その歩道は3.15メートルあり両側に設置されています。歩道には高さ約3.3メートル、幅が約1.4メートルのカイヅカイブキが34本、約4.5メートルから7.5メートル間隔で植えられています。

 

 特に南海貝塚駅北一番踏切や海塚交差点付近から見ると、美しい並木まちが形成されているように見えます。

 

 しかしながら、そのカイヅカイブキのために商店の看板のみならず、商店自体が見えにくく、「どこにお店があるかわかりにくい」といった意見があります。

 

 もちろん、商店は遠くからでも、視認されなければなりません。また、そのカイヅカイブキは大きく車道にはみ出しており、商店に配達されるトラック等の横づけが難しく、歩道から大きく場所をあけて停車しなければならないため、「他の車両の通行がしにくい、トラックに傷がつく」といった苦情が寄せられています。

 

 また、「NTTや関西電力等の作業がしにくい」といった意見も伺ってきました。中にはカイヅカイブキのために商店の駐車場の利用が軽自動車の利用しかできなく、貝塚市に改善を要請したが、いまだそのままの状態であると訴えられていました。このようなことから、今月20日に地元町会、地元商店街からカイヅカイブキの撤去、及び歩道整備の要請書が提出されました。

 

 また、それらの件について貝塚警察の意見を聞かせていただきましたところ、周辺道路の横断は原則禁止ではあるが、人々が日常的に横断しており、カイヅカイブキによって運転席から死角になり、危険な状態であり、特に海塚交差点周辺のカイヅカイブキには、それによって運転席から歩道にいる歩行者や横断し始めの歩行者の発見がしにくく、交通安全の妨げになっていると言わざるを得ないと認識されていました。今、申し上げたことについてどのようなお考えなのかお伺いいたします。

 

 

◎都市整備部長

 街路樹のメリットとしましては、良好な景観を形成したり、まちの通りのランドマークとなったり、歩道への車の飛び込みを防止する等効果があります。その反面、ご指摘のとおり商店の看板や信号が死角となるなどのデメリットがあることも認識しております。

 

 この区間につきましては、地元町会、地元商店街から街路樹の撤去について要望されておりますことから、街路樹のメリット、デメリットについて町会、商店街と十分協議を行い、貝塚市といたしましては、緑化を推進するという立場もございますので、その辺を踏まえて改善策を検討してまいります。

 

 また、議員ご指摘の交通安全上の交差点付近につきましては、カイヅカイブキがございまして交差点の通行者の死角になるとか、そういった部分につきましては撤去を含めて改善を検討してまいりたい、このように考えております。以上です。

 

 

◆阪口芳弘議員

 ありがとうございます。まず、交通安全については早急に撤去していただく必要があるかなというふうに考えておりますし、先ほど答弁の中で、良好な景観とか、あるいはランドマークというような話がございましたけれども、本来、ランドマークというのは、商店街そのものがランドマークになったり商店街そのものが良好な景観であるべきであって、木が商店街の中でランドマークになるというのはいささかどうかなというふうに考えます。

 

 特に、ランドマークというのは、ご存じのように、例えば横浜のランドマークとか、大体、物が多くて、木がその商店街でランドマークになるという考え方は、これはもう全くナンセンスではないのかなというふうに思います。

 

 特に、夜にあの周辺を車で通ったり歩いたりいたしますと、当然のことながら海塚商店街も努力されてスズラン灯をつけていただいておりますけれども、カイヅカイブキによってスズラン灯の光がこっちの車道とかには来ない、要するにもうカイヅカイブキに光が吸収されて外に漏れてこないというふうな状況です。特に、市長、夜遅くタクシーで帰られることもあろうかと思うんですけれども、前を通ったら真っ黒けなんですよ。

 

 私も、これは怖いなと。特に、夜に北一番踏切からカイヅカイブキのほうを見ると、もう光が吸収されて真っ黒けなんです。

 

 要するに、私はそういう状態であってはいけないと思うんですけれども、ここで市長のお考えをお願いいたします。

 

 

◎藤原龍男市長

 議員ご指摘のとおり、警察のほうでそういう意見があり、安全上で撤去が必要だという判断になれば撤去していきたいと。

 

 明日、歳末警戒の発隊式がございますので、署長、関係課長と合同の会議を朝早くからしますので、一遍意見を聞いてみて、阪口芳弘議員おっしゃるように、景観も大事でしょうけれども、何よりも市民の生命や財産を守ることが市の責務やと私は認識をいたしておりますので、その観点から警察等のご意見があれば撤去していきたいと、こう考えています。

 

 

◆阪口芳弘議員

 ありがとうございます。よろしくお願いいたします。

 

 続けて質問をさせていただきます。次に、障がい者の観点から質問させていただきます。

 

 先般、視覚障がい者の方とその歩道を歩いてみました。点字ブロックは交差点周辺にしかなく、視覚障がい者が歩道を歩くときは、歩道と車道の段差や商店側の壁などをつえで探りながら進みます。歩道に障害物があると大変危険です。

 

 いろいろな障害物がありました。電柱、商店街のスズラン灯の柱、放置自転車・単車、花壇、プランター、そしてカイヅカイブキの添え木。特に、イブキが単独で立っている場合は非常に危険でありました。

 

 視覚障がい者は、当然、つえを前に出し、地面をたたくようにして歩きますが、つえの先がカイヅカイブキの幹に当たる前に突然、枝が顔に当たります。目を直撃する可能性があります。

 

 その視覚障がい者の方に聞きますと、この道は危ないので、できるだけ1人で歩かないように注意されているようです。

 

 「市のメーン駅周辺で点字ブロックもなく、交差点の点字ブロックは突然なくなり、障害物のため、つえでの歩道と車道の段差も利用しにくい。このようなところは余りないのでは」とおっしゃっていました。

 

 つけ加えておきますが、商店街と名のつくところでカイヅカイブキを植えているところは市内では他に見当たりません。カイヅカイブキは成長すると大変大きくなります。本来、塀のかわりにしたり、植込みや目隠しには役に立つ樹木であり、この周辺には不適当と考えます。点字ブロックについて再度どのように考えておられるのかお伺いいたします。

 

 

◎藤原龍男市長

 先ほどのイブキの撤去とあわせて、一遍関係者のご意見を伺いながら適切に対処したいと、このように考えております。

 

 

 

◆阪口芳弘議員

 ありがとうございます。最後の質問になりますが、本来、歩道には障害物をできるだけないほうがよいと考えます。何もないところに自転車を放置したり、物を置いたりはしにくいと考えるからです。現に、西口のほうはバリアフリー化されて、ほとんど障害物が見当たらないという状況が続いているというふうに思っております。

 

 海塚商店街側の歩道のプランターには貝塚高校の学生が市の花のコスモス等を植えられ、それは市民の目を楽しませております。撤去となると寂しくなると思いますので、もっと安全で、市民の目に触れる場所に移動して育ててもらいたいと考えますが、いかがでしょうか。

 

 

◎都市整備部長

 プランターの設置については、議員のご質問にもありますように市の花コスモスが市民の目を楽しませることを含め、「コスモス・アイデンティティ運動」の一環として設置した経過がございます。この部分のプランターは、大阪側に26個、和歌山側に15個、合わせて41個のプランターがございます。

 

 現在も、今はちょうど時期ですので、コスモスの花を貝塚高校の生徒に植えていただいております。そういった観点がございますので、このプランターをどこかほかのところということでございますが、なかなかこれだけの数のプランターを置く適切な場所がございません。

 

 それとまた、このプランターを置いていますのは車道と歩道の境目でございまして、車の歩道への乗り上げを防止したり、また歩行者の乱横断を防止するような働きもございますので、今のところ撤去の考えはございません。以上でございます。

 

 

◆阪口芳弘議員

 最後の質問にしようと思ったんですけれども、お答えがあれなんで。

 

 当然よくわかるんですけれども、同時に、点字ブロックさえできれば、歩道がきちんと整備されれば、プランターを置いていただいても視覚障がい者の方がつまずいたりはしないのかなというふうに思いますので、まず点字ブロックをしていただくのが一番いいのかなというふうに考えております。

 

 木を切るという話が出ていまして、特に木を切るというのは、私自身も余りうれしくは思いません、特にああいう大きな木の生命を断つわけですから。

 

 そういう大変喜ばしいことではないけれども、それで考えたんですが、そういったカイヅカイブキを伐採したときに、あるいは伐採する前に、市民の方で欲しい方がいらっしゃるのかとか、あるいはどこかで植えていただくことができないのかとか、こういうことも考える必要があると思うんです。

 

 特に、ある意味、市のメーン通りのイブキをカットしてしまうということになると、もっと大事にしたほうがいいのかなというふうな話も出てくると思うんで、その辺をどのように考えておられるのか、お伺いします。

 

 

◎藤原龍男市長

 それも含め、検討したいと思います。

 

 

 

 


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