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2022 / 10 / 15 09:00
みずほ信託銀行が『家族憲章造り』をPR
みずほ信託銀行では、相続や株式承継の支援などに加えて、2年ほど前から家族憲章づくりなどにも注力している
従来の事業承継というと、税理士事務所が、相続税対策を請け負うのが主流だった
10年弱前から、単純な相続税対策に加えて、M&Aなども銀行が提案する流れになってきた
今や、資産管理会社設立、資本政策、事業承継は当たりまえで、後継者の教育まで請け負っているとのこと
さて家族憲章とは一体なんなのか?
株式の承継ルールや経営方針、ビジョンなどを定めたものだと言う
企業も創業から数代経過すると、一体感が失われていく。また物理的にも株式が分散してしまう。
創業者の思いなど、目に見えない『財産』を残す支援のようである
そういう歴史のある企業に一体感を持たせることが大義らしい
しかし家族憲章作るのは、そんなに難しいものなのか?と思う
株式の承継ルールだって、引き継ぐ者によって書き換えられるし、創業者の思いは、目には見えないが、言葉や文書として残っているものである
それを全部カードに書き出して、重要フレーズを抜き出して『家訓』にすればよいと単純に考えてしまうのですが・・・
どの金融機関も事業承継に最も力を入れているので、他社との差別化のプロモーションとして『家族憲章造り』をPRするのならわかる
富裕層ビジネスは将来にわたり有望な市場であるが、信頼を得るのは容易ではない
どこの金融機関の提案も、税制に許された範囲の提案なので、似たり寄ったりであったのも事実である