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2022 / 07 / 25 05:00
肉用子牛1割安 安くなったの???
肉用牛に肥育する子牛の6月の平均取引価格が前年同月比較で1割低下した
この時期に低下??
理由は、生産コストの上昇から肥育農家の仕入れ意欲が減退したためである
つまり、値上がりが限界を突破してしまっている状況ということである
具体的な事例
6月分の平均小売取引価格65万円
出荷まで20カ月の生産コスト50万円
現在の東京市場での出荷価格130万円
わずかに15万円ほどプラスであるが、実は、上記コスト以外に輸送費、販売経費もかかっているので、ほとんど儲けが出ないのである
しかも、直接経費であって、生産農家の収入が入っていないのである
新聞では、補助金によって支援すると記載してあるが、実は、畜産業界はかねてから補助金助成が行き届いている
更に補助金を出すことは仕方がないが、畜産農家を支援するというより、国内の消費者、さらに、肉用牛国内生産を守るための補助であってほしい