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2022 / 06 / 14 07:00
中小企業はFAXの山 DX化が急務
中小企業はFAXの山 DX化が急務
官民挙げてDX化が叫ばれているが、なかなか中小企業にまで進まない
記事によると、愛知県の中島特殊鋼さんは、400社の取引先を抱え、毎日のようにFAXが送ってくる
FAXの対応に6人の事務員が対応している
FAXの内容を、会社用の生産管理システムに個別入力しているが、当然人にやることだから転記ミスも起こる
なので生産性も上がらない
中島特殊鋼株式会社 (nakatoku-steel.com)
ホームページを見る限りでは、中小ではなくて、中堅企業のような感じがする
政府は2023年度に企業間取引におけるEDI(電子受発注)の導入率を5割に引き上げる目標を掲げている
中島特殊鋼も大手5社との取引はEDIなのだが、各社毎に独自であり互換性がない
なんとEDI資料を紙に印刷し、上記のように、自社の生産管理システムに再入力しているとのこと
まさに本末転倒である
大企業には大企業の言い分もあるが、汎用性のあるEDIでないと、なかなか中小企業にまで広がらない
EDIを十分に活用している中小企業は12%しかないということである
例えば日本製鉄やJFEなどの鉄鋼グループは業界標準のEDIを構築している
しかしそれは、特殊鋼グループには使えない
ましては異業種(例えば旭化成のEDIなど)との互換性は全くない
2023年からインボイスで多くの起業がオンライン上でつながる
これを機に、各業界から人を集め、日本仕様のEDI、更には、世界標準のEDIまでできるといい
日本国内でさえ、まとまらないのに、世界までまとまるのだろうか?
例えば、VHS対ベータのビデオ戦争があったが、世界標準はVHSとなった
このように世界標準は、淘汰されながらでしか作れないとは思う