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小麦価格の動向 上場投信(1695 小麦ETF)は買い時か?
農産物の取引形態でよく知られているものに商品先物取引がある
しかしながら、商品先物取引は、実際の取引金額の一部を証拠金として差し入れる証拠金取引であり、取引単位が比較的大きな金額であったり、レバレッジを効かせた取引となるため大きなリターンが期待できる一方でリスクも大きい取引であるなど、個人投資家にはなかなか手の出しづらい取引
それがETFの取引であれば、取引金額も比較的少額から、レバレッジを効かさずに現物株式と同じように取引が可能で、農産物は株式や債券といった伝統的な金融商品と異なる資産クラスであるため、分散投資の一環として個人投資家でも比較的利用しやすい
東証では以下の5銘柄が上場
(1) 1687 アグリETF (正式名称:WisdomTree農産物上場投資信託)
(2) 1688 穀物ETF (正式名称:WisdomTree穀物上場投資信託)
(3) 1695 小麦ETF (正式名称:WisdomTree小麦上場投資信託)
(4) 1696 コーンETF (正式名称:WisdomTreeとうもろこし上場投資信託)
(5) 1697 大豆ETF (正式名称:WisdomTree大豆上場投資信託)
ウクライナショックによって、上記ETFは軒並み上昇している
特に注目したいのは、(3)の小麦ETFである 現在の価格は1単位13600円
ウクライナとロシアで、小麦の全世界の生産量の12%に達していて、この3月末までに春先を植えないと、秋の収穫高が激減するとの予想
すでに、小麦ETFは相当程度値上がりしているが、なぜかここ数日その反動で急落している
最高値180であったものが、現在136である(3月22日現在)
ウクライナ戦争の影で、世界の投資家は戦争の次の投資先を選別している
今回の戦争で、「儲けるのはけしからん」という声も当然あるが、現実のマネーの動きは上記の通りである
詳細な値動きは、1695 と検索すれば出てきます。