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2022 / 03 / 08 05:00
森下仁丹の戦略
仁丹と言えば、昔からある日本語で、口中清涼剤の固有名詞だと思っていました
しかしながら記事によると、
仁は儒教で重視される「仁」
丹は台湾で丸薬を意味する「丹」
という意味で、 当初から中国大陸方面への輸出を念頭においたうえでのネーミングだったのです。
創業は1893年 で仁丹は日露戦争の1905年から販売する超ロングセラー商品である
第二次大戦後は、喫煙後の口臭ケアのために会議室や応接室に常備する会社もあったとのこと
そういえば、私が1987年に会社に入社したころは、おじさんの一部でなんか、清涼感がある感じはあったが、独特の臭いを出している人達がいた
売上のピークは1982年の38億円 以降は喫煙者減少や競合製品との競争激化で販売は徐々に減少
そこで目を付けたのが、「液体の入った丸薬をつくれないか」というニーズ
試行錯誤のうえで1993年にビフィズス菌サプリの「ビフィーナ」にたどり着く
生きた乳酸菌をそのまま腸にまで運ぶという、画期的な商品で、便通に悩む高齢者中心に需要が増えていった
カプセル技術は、食品分野にも応用
フレーバーカプセルは、食べているうちに割れて香料がでてくる技術
このガムや飴は食べたことがあるし、すごくおいしい
そういう歴史に思いをはせると、仁丹でさらにリラックスできますね。
2022年3月期の売上は100億円を超えるという。
なお、仁丹のロゴに描かれた髭を蓄えた紳士は軍人ではなく外交官とのことでした。