インフォメーション
2022 / 02 / 22 05:00
キリンビールの戦略
昨日のアサヒビールの記事に続き、キリンビールの記事もありましたのでアップします。
キリンビールは、先進国向け事業に力を振り向けるとのこと
積極的なM&Aにより、中国やミャンマーで飲料事業を行ってきた
しかしながら中国では、ミネラルウォーターは好調であったが、午後の紅茶などは浸透できなかった
中国は人口多く有望な市場であるが、コカ・コーラなどのもっと巨大な企業がしのぎを削っている
事業自体は黒字であるが、黒字で購入先がある内に(売って利益が出るうちに)売却をするとのこと
売却益は390億円
ミャンマーでは、国軍との合弁事業を行い、高い利益率を上げていたが、国軍によるクーデターというカントリーリスクにより撤退を余儀なくされた
一般人が考えると、中国を中心とするアジア各国は有望な市場なのだが、
超大手企業にとっては、ライバル企業との競争は当然としてカントリーリスクは経営判断の重要なファクターであると思った。
さてキリンはどこへ向かうのかというと、米豪を中心とする先進国向けのクラフトビール事業、健康関連事業に注力するとのこと
傘下の協和発酵バイオでも医薬品の原薬事業の海外展開を加速するとのことでした。
ところでクラフトビールとは何かと調べると
クラフトビール (英語: craft beer) とは、英語で「職人技のビール」「手作りのビール」などを意味する表現で、大手のビール会社が量産するビールと対比して用いられる概念。
日本語ではクラフトビアと表現されることもある。地ビールとも呼称される。
とのこと
キリンのような超大手企業が、作るビールとは対極のビールと説明してある
自社のなかで、カニバリが起こるのでは?とは思う
5年後どうなっているのでしょうかね?