むかしを思い起こして、
現在の庵の入り口は、緑に囲まれています。
7年前は、シンプルでした。
これこそ、「 庵 (いほり) 」と言わんばかり
世捨て人(風流人など浮世離れした者)や僧侶が執務に用いる
質素な佇まいの小屋のこと、
当時、
お稽古事のお教室を開講していました。
室内は、
古き壁は、長い年月を頑張って来たと主張し、
間柱には、暮らしが刻んだ柱の傷も良き思い出でした。
押入れと天袋の襖紙も焼けて色が古めかしさを主張しています。
この状態の和室で剣術からラテアートなどのお教室が開講されていましたが、
あまりにも、古過ぎるので襖紙の張り替えをお願いし、畳の張り替えを・・・、
そこから、DIYがスタートしました。
エントランス、外壁塗装など手を加え、
いまや
室内をDIY、
木部にオイルステインを塗り、
障子紙の張替え(障子紙は京都から取り寄せ)、
ふすま紙の張り替え、本畳の藺草はお願いし、
すべての壁は。珪藻土に塗り直しました。
湿気を調整や臭いも吸収してくれています。
狭いながらも、室内の環境作りを各「和」の素材が
生み出してくれているんですね。
障子が日差しを抑えてくれるので、 落ち着きますよ。
でも、そろそろ畳の張替え時期かな?
廊下や板の間(以前は押入れ)の下に断熱材を敷き詰める
と畳の厚み分が解消、お陰様でバリアフリー、
冬場の底冷えもなくなりました。
板の間は、押入れのなごりをのこして、
作品発表や展示、季節の飾りのスペースに、
屋外のフェンスを利用して、
<室内> 絵本ノ村 作品展示スペース
昭和の時代の『 塾 』を継承するのが
鎌倉小町庵
おまけ
<告知>
「昔むかしのお話し」第一話完結編の描き下ろしを
掲載しましたので、
ひと息入れる時でも、ご覧ください。
合言葉は、「ひらけ絵本ノ村」です。