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2011-05-03 21:50:00
 まだ雪の残る山から、見事なウドが届きました。新芽も茎も、香り高い天ぷらになります。このほかにも、コゴミ、フキノトウ、タラの新芽など、天ざるや天ぷら定食に盛られる山菜の種類も少しずつ増えてきました。
 雪深い越後の山々の春の使者。その精気を薄い衣に包んで揚げた天ぷらは、命の萌え出す季節ならではの味わいです。天つゆのほかに、テーブルにはお塩や抹茶塩を用意しております。

 ▼追記 4日朝、知人がコシアブラの若葉を届けてくれました。「漉し油」が和名の由来とか(「佐渡山菜風土記」伊藤邦男)。かつては樹脂液を漉して油をとり、刀剣や写経の用紙に塗ったそうです。芽が出るときに、体内の油を若芽に集中させるといい「山の肉」とも呼ばれる濃厚な味が魅力です。早速メニューに加えた4日は「定食の天丼にもコシアブラが入るのですか」と確かめてから注文されるお客様が目に付きました。ゴールデンウィーク中は提供できそうです。どうぞ、ご賞味ください。