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2023 / 12 / 10 05:00
心理的安全性が「強い会社」を作る!具体的な取り組み方やコツとは?NO5
相手の話をしっかり聴くことは、心理的安全性を確立するために非常に重要なことです。まずは最後まで社員の話を聞きましょう。イメージとしては「相手にスポットライトを当て続けながら聴く」ことです。
社内の心理的安全性を高める際の始め方があれば、教えてください。
経営者の方におすすめしたい始め方は「心理的安全性宣言」と「行動の約束」です。
心理的安全性宣言とは、心理的安全性を確保することと、自社の事業や経営者の目指す組織とのつながりです。「他でもない我が社は、心理的安全性を確保することで、このような組織をつくり、このようなミッションの実現や事業成長を実現する」という経営の意思を示すことです。
もし、宣言する内容が思いつかない場合、それはむしろチャンスです。まず役員や信頼できる社員に「心理的安全性の強化に取り組もうと思うが、どんな風にスタートしたら社員が受け入れやすいかな?」などと相談し、助けを求め、仲間をつくっていきましょう。
行動の約束とは、そのような心理的安全性の高い組織の実現に向け、経営陣自らが「そのために私はこのように行動を変える」と約束し、それを守り続けようとする姿勢を示すことです。
社員は社長や役員の行動をよく見ているものです。例えば「社員からのトラブル報告があった場合、遮らず最後まで必ず聞く」とった約束をするといった行動をとるのもよいでしょう。新しくたくさんの行動をとると大変かもしれませんが、やってしまっているNG行動をやめるという約束であれば、スタートしやすいです。