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2023 / 01 / 05 05:00
混載トラック運賃、3年ぶり上昇 東京―大阪で2%
複数の荷主の貨物を集めて運ぶ混載トラック(特積み)の運賃が3年ぶりに上昇した。
主要路線の東京―大阪間は前年比2%ほど値上がりした。
新型コロナウイルス禍で停滞していた運賃引き上げ交渉が、2022年度に入ると対面での営業活動や荷動きの回復に伴い再開した。
もっとも、慢性的な人手不足による人件費の上昇や燃料費高騰などコストプッシュの側面も大きい。
運送会社は、荷主に対してサーチャージ導入をしきりに要請してきたが、従来はほとんど受け入れがなかったとのこと
ところが、今年度に入り、交渉により6割~7割程度の荷主がサーチャージを受け入れくれたとのこと
荷主さんも、自社製品値上げを得意先に要請する中で、仕入先(運送会社)の値上げ要求をはねのけるのは忍び難いと考えたのかと思ったが、そうでもないらしい。
単に、コロナ明けで荷動きが活発化してきたので、値上げをのまざるを得ない要因が強い様子。
ブラックフライデーなどでは、ECに伴う物流が急増した様子。
参考数値であるが、12月初めの東京大阪間チャータースポット料金は87500円
今現在では10万円~12万円の取引も発生しているとのこと
これだけ物の値段が上がっているのに、運賃値上げが3年ぶりとは、本当に運送会社は競争が厳しいと実感しました。