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2022 / 07 / 15 05:00
ブラックサンダー秘話
1994年発売のチョコ菓子「ブラックサンダー」。今や年間2億本を出荷する人気菓子。
なぜ生き残ったか?
⇒やめなかったから
という単純だが奥深い考察があったので紹介します
ダンサーのラッキー池田さんとSAMさんが、「なぜダンス業界で生き残れたか❓」という対談があって、才能、努力。。。等々議論した結果「辞めなかったこと」で意見が一致したとの記事があった。
上記の、ブラックサンダーの事例は、まさに同一である。
1994年に小学生向けに英語表記の「BLACK THUNDER」というネーミングで売り出すが、値段が30円で、表記もわかりにくく低迷
しかしなぜか九州地方だけ人気が根強く、現地の営業担当者が「九州だけは売らしてほしい」と本社に懇願
収支は赤字にならない程度であったが、なんとか生きながらえた
その後、九州の熱意で、立て直そうという機運が生まれ、対象を多少お金がある大学生向けにも拡大し、また子供にも分かり易いように「ブラックサンダー」とカナ表記にした
そして、大学生協あてに営業をかけたところ、人気が徐々にでてきた
人気を決定づけたのは、体操の内村航平氏が08年の北京オリンピック前に、ブラックサンダー好きを公表して、一機に全国区へ駆けあがったとのこと
ちなみ内村氏は長崎県出身である
商品には自信があってもなかなか売れるものではないし、プロダクトアウトの商品は一般的には△とされている
しかしマーケットをつぶさに観察し、適切な販売活動をすれば、商品さえ確かなものであるなら、いつかはヒットする好事例だと思う