ブログ 月曜日 更新

2021-07-25 02:01:00

23 温故知新

本棚、資料をごそごそしていたら、師と仰ぐ先生の手書きのガリ版印刷の資料が出てきた。当時その先生は支援学校で先輩の関係であった。会議での発言が、なんか引っかかる。あきらかに他の先生とは違う。何が違うのかわからなかったが、今思えば、教育現場を離れているので、敢えて言うなら、知的レベルだと思われる。そんな先輩に憧れを抱いていた。

その先輩は、仮説実験授業会に入っておられ、機関誌「楽しい授業」にも名前が見られた。その先輩は私より1年早く小学校へ赴任され、その後私も小学校へ。特別授業と言って、喫茶「ホワイト」の2階で教えてもらったのは、「漢字モクモク」と「都道府県ビンゴ」であった。

 

漢字モクモク・・・方眼黒板に一つの漢字を書き、その感じのつく熟語を作っていく漢字ゲーム。初めの漢字が「夏」なら

初夏→初日→日曜→土曜→土星→星座→座高→高値→値段→・・・・

 温故知新マス目いっぱいになったところ、制限時間で、ゲーム終了。

熟語を作る時、その漢字が先に来る熟語は思いつきやすので、1点、後に来る方は思いつきにくいので、2点にしていた。「夏」なら、夏日、夏蜜柑は1点。立夏、初夏は2点。

 

都道府県ビンゴ・・・47もあるので、23と24個に分け、4✖️4のマスでビンゴをする。社会の時間の最初の10分間の定番。

 

その先生と近頃よく会う。会う場所は、今は無くなったが、土曜日限定の松本肉屋の惣菜売り場、土日のアツエの野菜や惣菜を売っているところ。その日のご飯のおかず探しという目的が同じだから会うのは当然。

 

その先生の古い資料をベースに、算数・数学のクイズでシリーズを書く予定だったのだが、その資料が今見つからず、困っているところ。見つかれば、シリーズ化できると思います。

 

どーでもいい話ですが、ローソンで、8月まで、水筒を持っていくとコーヒーが61円になります。近くのローソンに行ってアイスコーヒーを頼んだら、外に若者が4人。マスクをしているし、暗いので誰かはわからない。「4人の若者たち元気にしとるか」と声をかけると、「あ、アクトさん、こんばんは」との声。「打ち間違うとオスイヌ(雄犬)」くんと呼ばれていた末っ子の友達であった。末っ子の中学、高校での話で出てきた若者たちであった。4人とも気持ちよくおじさん(おじいさん?)に対応してくれ、嬉しかったのと、こういく若者と友達関係を結んでいる我が子をステキと思うのは親バカでしょうか?

はよ、資料を見つけんと、・・・

 温故知新

2021-07-16 16:23:00

22 教え人への道  ⑤宿題 実際に出していた宿題例

宿題編も一旦最後となります。漢字、計算、音読の3つを基本として出していました。宿題の出す側の大事な観点として,丸付けがどのくらいの時間で済むかということです。アクトの場合は,朝出すすぐに点検(丸付け)ができるということを重視していました。宿題用のノートは作らなかったので,2時間目か3時間目に算数があるので,それまでに返す必要があったのです。

懺悔

プリントの宿題をため込んで,丸付けができなく廃棄したこともありました。

 

ですから,チェックできる,目を通せる内容と分量をよく考えるようようになりました。

漢字は、マッキーノ用紙に書いてきます。担任持ち始め頃は、間違いがないかチェックしますが、間違えるとシールをゲットできる権利がなくなるので、子どもは間違わないように書くようになります。事前チェックもいらなくなります。

音読はカードを見てハンコを押すくらいなので、すぐ点検できます。

計算は、算数のノートにしてくるので、算数の時間(2時間目か3時間目)までにまる付けをして返さなければなりません。宿題を出す側の留意点として、まる付けのしやすい宿題という視点も大切なのです。

 

おすすめ計算宿題、その①でっかい数➗1桁 1問だけ

1センチ方眼のノートを使っていれば、12桁➗1桁の数。写真の右のようになります。割り算を学習仕立ての頃であれば、

①立てる

②かける

③ひく

④おろす

教え人への道  ⑤宿題 実際に出していた宿題例の繰り返しのやり方(アルゴリズム)が心地よいのと、大きな数でも割り算ができるということに気づきそれなりに歓迎してくれます。

また、子どもは家計にも優しい生き物で、写真の左の上のようにしてもいいかと言ってきます。頭の中でできることをわざわざ書くのも面倒だし、ノートももったいないからです。当然OKを出します。

 

その②かけ算234

234に0から9までをかける計算。簡単ですぐ終わるところが人気ある理由だと思います。

その③わり算432

432を1から9でわる計算。中学年は割り切れないときには、あまりをだします。高学年は1、2、4、5、8はどんな数でも割り切れるので割り切れるまで計算します。これも簡単ですから人気あります。

 

読者への問題

どんな正の整数(自然数)でも8で割れることを証明しなさい。小6レベル

 

宿題編も終わりました。次週からは,・・・

 

 

 

教え人への道  ⑤宿題 実際に出していた宿題例

2021-07-11 02:17:00

21 教え人への道  ④宿題 実際に出していた宿題例

宿題は,漢字,計算,音読の3つが基本です。厄介なのは音読です。私が結婚もせず,子どもがいなかったら,音読に対する問題意識はおきてないと思います。文字を読んで声に出すことは,介護施設でも取り組まれていますし,音読の学習活動としての有効性は,誰もが認めざるを得ないのが現状です。斎藤 孝著「声に出して読みたい日本語」もベストセラーになりました。

 

音読の宿題を厄介と考えるのは,単調で,変化がない,聞く親にとっても辛いものだと考えているからです。

1年生になりたての頃なら,子どもが何を読んでも聞いてる親も苦にならないと思います。3年生「ちいちゃんのかげおくり」4年生「ごんぎつね」5年生「だいぞうじいさんとがん」6年生「やまなし」を全部読む音読が宿題に出されたら,それは教師による保護者へのパワハラにあたると考えています。

いくらかわいい我が子とは言え,聴き慣れた話を15〜20分間聞かされたら,苦痛ではないでしょうか。少なくとも私アクトは苦痛で,「もう聞き飽きた,早く終われ,こっちもしたいことあるし・・・」の忍の一字で子ども音読を聞いていました。

音読の宿題で気にかけることは,①短い時間で終わる,長くても5分,②短調な活動なので,変化をつけること,ではないでしょうか?

①については簡単なことで,音読はいつも2ページ分と決めておけば解決します。

②については,音読カードを1週間に1回変えること。新しく作り直すことができなければ,紙を色のついたものにするだけでもいいと思います。国語以外の社会,算数,理科の教科書も音読する。この3教科は,見開き2ページで,ちょうどまとめられている。

時折,変化球として,教師の方から,読ませたい文章を宿題として出す。2つの例をを紹介します。「ことこ」と「雨ニモアテズ」です。「ことこ」は最後に漢字とオノマトぺ入りで読みやすく書いておきます。

 

ことこ     谷川 俊太郎

このこのこのこ

どこのここのこ

このこのこののこ

たけのこきれぬ

そのこのそのそ

そこのけそのこ

そのこのそのおの

きのこもきれぬ

 教え人への道  ④宿題 実際に出していた宿題例

私はこのブログを,マックで書いています。「おんどく」と平仮名入力すると「音毒」と第1候補が出てきます,そうならないようにして欲しいものです。

 

子と子

この子ノコノコ

どこの子この子

この子のこのノコ   ノコ・・・のこぎりのこと

竹の子切れぬ

 

その子ノソノソ

そこのけその子

その子のそのオノ   オノ・・・斧

木の子も切れぬ

 

 

 

教え人への道  ④宿題 実際に出していた宿題例

2021-07-04 00:55:00

20 教え人への道  ③宿題 実際に出していた宿題例

宿題のことを書いているので,実際にどんな宿題を出していたかを具体的に紹介します。

基本は,漢字,計算,音読の3つです。

漢字は,ドリルにある20個の漢字から,16個を選んで,4かける4のマスに書いてくる。国語の始まり5分間位を使って,ビンゴゲームのようにして,16個の漢字を選び,❶早あがり賞❷最多列賞❸0列賞になった人にシールを1まいあげて終わり。シールが10個たまると,「宿題ナシ券」と交換できる。この宿題,「マッキーノ」といいます。25年くらい続けて,忘れるというよりやってこない子どもがほとんどいなかったから,支持されていたのと違うかなと思っています。詳しくは,「塾長のつぶやき」の中でマッキーノのについては,しつこいくらい詳しく書いているので,そちらを見てください。

 

計算は,

メイクテン を理解していたら,メイクテン 3個,ジャマイカ1個,この2つは途中式を書かせる。このことが最も大切かな?

 1116なら

 (1+1)✖️(6−1)

=2✖️5

=10

 9999なら

 (9✖️9+9)➗9

=(81+9)➗9

=90➗9

=10

 

ドリルの計算10個または5個,ドリルを買っているので,使わないとまずい。使っていますという証拠を残すために,最低2回は繰り返せるように気を付けていた。20個は絶対に出さない。大人だって,いつでもできること(例えば,123✖️456のような計算)を20個もやらされるのは嫌でしょ。職場で上司が部下に「この計算20個シナサイ」と命令したら,今あならパワハラです。

 

ドイツの天才数学者ガウスの小さい頃のエピソードを学習したら,1〜1000足したらいくつ?100〜200たしたらいくつ?2,4,6,・・・98.100たしたらいくつ?3,6,9,・・・96,99足したらいくつ?これは等差数列の輪なので,公式を知っているとすぐできますが,子どもには次のように書くように求めていました。例は,トランプのハートの合計

1,2,3,・・・,12,13

13,12,11,・・・,2,1  上下足すと

14,14,14,・・・,14,14

14✖️13➗2=91

反対に並べて,14を作るところがミソ。さすが天才数学者ガウスの子どもの頃のエピソード。ちなみにガウスは数学がすごくできたので,先生に「できました,次は何をしたらいいですか」とたずねたところ,先生も次の課題を準備していなかったのでしょか「1から1000まで順番に足してきなさい」と言ったそうです。先生の心中は,「これでガウスもしばらくは黙って計算しているだろう」と思ったところ,すぐに。1001✖️1000➗2=500500で答えを出したと言われています。ここで紹介したい名回文「数学解くガウス(スウガクトクガウス)」

 

ブログが長すぎるとお叱りを受けているので,また来週。計算の続きと音読についてです。

 

 

 

1
誰でも簡単、無料でつくれるホームページ 今すぐはじめる