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2021-07-11 02:17:00
21 教え人への道 ④宿題 実際に出していた宿題例
宿題は,漢字,計算,音読の3つが基本です。厄介なのは音読です。私が結婚もせず,子どもがいなかったら,音読に対する問題意識はおきてないと思います。文字を読んで声に出すことは,介護施設でも取り組まれていますし,音読の学習活動としての有効性は,誰もが認めざるを得ないのが現状です。斎藤 孝著「声に出して読みたい日本語」もベストセラーになりました。
音読の宿題を厄介と考えるのは,単調で,変化がない,聞く親にとっても辛いものだと考えているからです。
1年生になりたての頃なら,子どもが何を読んでも聞いてる親も苦にならないと思います。3年生「ちいちゃんのかげおくり」4年生「ごんぎつね」5年生「だいぞうじいさんとがん」6年生「やまなし」を全部読む音読が宿題に出されたら,それは教師による保護者へのパワハラにあたると考えています。
いくらかわいい我が子とは言え,聴き慣れた話を15〜20分間聞かされたら,苦痛ではないでしょうか。少なくとも私アクトは苦痛で,「もう聞き飽きた,早く終われ,こっちもしたいことあるし・・・」の忍の一字で子ども音読を聞いていました。
音読の宿題で気にかけることは,①短い時間で終わる,長くても5分,②短調な活動なので,変化をつけること,ではないでしょうか?
①については簡単なことで,音読はいつも2ページ分と決めておけば解決します。
②については,音読カードを1週間に1回変えること。新しく作り直すことができなければ,紙を色のついたものにするだけでもいいと思います。国語以外の社会,算数,理科の教科書も音読する。この3教科は,見開き2ページで,ちょうどまとめられている。
時折,変化球として,教師の方から,読ませたい文章を宿題として出す。2つの例をを紹介します。「ことこ」と「雨ニモアテズ」です。「ことこ」は最後に漢字とオノマトぺ入りで読みやすく書いておきます。
ことこ 谷川 俊太郎
このこのこのこ
どこのここのこ
このこのこののこ
たけのこきれぬ
そのこのそのそ
そこのけそのこ
そのこのそのおの
きのこもきれぬ
私はこのブログを,マックで書いています。「おんどく」と平仮名入力すると「音毒」と第1候補が出てきます,そうならないようにして欲しいものです。
子と子
この子ノコノコ
どこの子この子
この子のこのノコ ノコ・・・のこぎりのこと
竹の子切れぬ
その子ノソノソ
そこのけその子
その子のそのオノ オノ・・・斧
木の子も切れぬ