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2022-08-08 08:10:00
74 久々の科学教室 その2
8月2日に第2回の科学教室をしました。写真をたくさんとっていただいたので、時間に沿って報告します。
行ったのは、水素で遊ぼう「どっか~ん」です。
初めに、500㏄のペットボトルに水素60㏄、酸素30㏄、つまり水素:酸素=2:1に混ぜておいた気体に火を近づけると「バ~~ン」
と大きな音がします。子どもの表情は、大きく目を開いてびっくり。
モノが良く燃えるのはそのものを小さくするということを実験を通して学びます。
砂糖もグラニュー糖はバーナーの火に拭き上げてもあまり燃えません。
しかし、ケーキのデコレーションに使われる粉砂糖(パウダーシュガー)は炎を上げます。
鉄も5寸釘はバーナーの日に当てても燃えません。しかしスチールウールだと
赤くなります。さらに鉄の粉だと
子ども達からは「花火みたい」という声が聞かれます。実際の花火にも金属の粉が使われていて、緑は銅、黄色はナトリウム、赤はリチウムが使われています。モノを小さくするとよく燃える、ということを砂糖や鉄で実際に経験しました。
次はモノの三態変化(気体・液体・固体)について、分子模型やBB弾を原子・分子と見立てて学びます。
液体から気体になりやすいものとして、コロナ禍で活躍しているアルコールを使います。液体のアルコールに火を近づけてもアルコールランプの火が大きくなった程度です。霧吹きで吹きかけても炎が大きくなるだけです。
しかし、フタのできる缶に、アルコールをほんの少し入れてしばらくすると気体に変わります。注射をする前にアルコールで拭いてもらうと、ひんやりしてすぐ乾くのと一緒です。缶に1センチくらいの穴をあけ炎を近づけると「バ~~ン」と大きな音がしてふたが吹っ飛びます。アルコールの気体と空気中の酸素が混じったからです。
常温で気体である水素に火をつけてもオレンジの炎を上げて静かに燃えるだけです。
底なしのペットボトルに水素だけを入れて燃やすとはじめは、静かに燃えていますが、そのうち空気中の酸素と水素が混じり、突然「バ~~ン」
爆発が起こります。
最後は、「手のひらポン」水素と酸素を2:1に混ぜた混合気体を針なし注射器に入れて、手のひらにその気体のシャボン玉を作り炎を近づけると「ポン」と小さな爆発が起こります。
感想は
楽しかった度
5とても楽しかった *******
4楽しかった **
3楽しくもつまらなくもなかった
2つまらなかった
1とてもつまらなかった
分かった度
5よくわかった ******
4わかった ***
3わかったようなわらんような
2わからなかった
1さっぱり
水素と酸素が混じると爆発することが分かりました。とても楽しかったです。
*10数年前、三陸地震で原子力発電所が爆発したのは、水素が発生し、空気の中の酸素とよく混じり、爆発のきかっけとなる日があったからです。
「ドッカーン」おとがこわかったけど、よくわかったです。
*こわいけど、たのしい。こわいからたのしい。「怖いもの見たさ」とは昔の人はうまくいったものです。
たのしいし、こわかった。爆発や燃えるのは、水素や酸素が関係あるのが分かったし、手の上で爆発させるのは、楽しかったです。
*燃えやすいもの、最近ではガソリンでの事件があります。ガソリンは液体ですが、すぐに気体になります。空気より重いので、倉庫なんかにガソリンをふたをせずにおいておくと、ガソリンと空気の酸素が混じります。これだけでは何も起こりませんが、そこに火があると、爆発・燃焼ということになります。