絵本ノ村へのご案内
「みりねえ」と「りのちゃん」の姉妹が絵本ノ村への入り口を探していました。
すると、
大きなクスノキさんの根元にほこらを
見つけました。
ここが入り口なのかな?
ほこらの中は、真っ暗です。
怖いね‼️ ウン・・・。
みりねえが何かを見つけましたよ。
あれ?
「えほんノむら」の いりぐち みたいだょ!
看板に何か書いてあるけど・・・。
ここだね。
うん
突然、りのちゃんが うさぎのフードを かぶり
「行く」と言い出しました。
みりねえは、なんか怖いなー と思いましたが、
りのちゃんが、行くと言い出したら効かない妹なので、
勇気を振り絞って、真っ暗なほこらへ
正面には、小さなお社(やしろ)が祀ってあります。
まわりを見渡すと
少し広めの洞窟の入り口が右側にありました。
その洞窟をのぞいて見ると、
奥の方になにやら出口のような
淡いひかりが見えます。
みりねえは、悩みました。
ここは勇気を出して進むか、帰るべきか?
ん・・・、
よし、帰ろう!
その時です。
何かがいる!
シーン
誰なの? 大声を出します。
今にも泣き出しそうな、みりねえ!
バタバタバタバタ、
きゃー!!
なんだ、コウモリくんたちか!
おどろかせないでよ!
みりねえ、意外や意外 コウモリが怖くなかったんですね。
先程まで、怖いから帰ろうとしていたのに、
いつのまにやら、恐怖心から好奇心に変わり、
前へ前へと少しずつですが、進みはじめました。
ぎーぎ、ぎ
ぎーょ!
きゃー!
今度は、何が起きたのでしょう。
洞窟のかべが動き出したのです。
びー、ピカ
ギャー!
ふたたび、恐怖が湧き上がります。
もう、帰る・・・。
絶対帰る。
あれ?
壁に穴が開き、ひかりが洞窟内を照らしてくれます。
また少し進み、まわりが暗くなると壁が動いてひかりを放ちます。
防犯灯のように歩く人を感じて点灯するみたい、
びっくりしたなもー!
心臓が止まるかと思った。
みりねえは、幼いのに怖さを楽しんでいるみたいですね。
前へに進みはじめました。
明るい、良かった。
この先は、どうなっているのかな?
益々、好奇心が湧き起こってきました。
みりねえは、少しずつ進みます。
冒険だ、冒険
と心に言い聞かせる・・・みりねえでした。
ブァ〜ア!
ぎあー!
凄まじく恐ろしい叫び声が背後からしました。
もうダメ!!!
お家に帰りたいょ・・・。
涙が溢れます。
えー? 何が起きたのでしょう。
そのころ、ほこらの入り口では
りのちゃんが 勢いよく入り口へ飛び込んだまでは、良かったのですが?
妙に厚ぼったいうさぎさんの上着のせいと、
フードに付いた長い耳がじゃまして、つかえてしまい
ほこらのなかへ入れません。
もがきましたが、ダメです。
ついに、 身動きが取れなくなりました。
・・・ 休憩 ・・・
頑張り屋のりのちゃん、少し休むと またまた、必死にもがきはじめました。
まわりで様子を見ていた ヘビのぷーにょんとありさんたちが
みかねて、りっちゃんのお尻を一生懸命に押します。
りのちゃんも最後の力を絞って、思い切り、おなかに力込めて、足を踏ん張ります。
大きな声で 『 わぁ〜あ 』 と叫びました。
そうなんです、みりねえが聞いた先ほどの恐ろしい雄叫びは、
りのちゃんの叫んだ大声がトンネルないで共鳴して、
あの恐ろしい叫び声となったんです。
そして、りのちゃんがおなかに力を入れ足をふんばった時です。
ぷー、ぷ、ぷー
あれあれ、力んだせいでオナラをしちゃいましたね。
先程、フライドポテトをみりねえの分も欲張って食べていましたね。
食べ過ぎておなかにガスが溜まったんだ。
分厚いうさぎさんの洋服ではなくって、りのちゃんのお腹が膨れてつかえていたんですね。
お尻を押しているぷーにょんやアリさんたち、
苦しんでいますよ。
でも、オナラが出たおかげで、お腹がスッキリしてほこらの中へ入れました。
良かったです。
でも、お気に入りのうさぎさんのオーバーオールの耳が片方だけ、立ち上がりません。
困っちゃいましたね。
りのちゃん、やっとこのさ、ほこらに入りましたが、
お社(やしろ)の前には、みりねえの姿がありません。
寂しくなった りのちゃん 大声でさけびました。
ねね、どこ?
またまた、恐ろしい声
こちだょ!
さっきの叫び声は、りのちゃんの声だったんだ。
あ〜怖かった。
どうしたの、とりのちゃんが尋ねました。
みりねえは、
う、う〜ん、なんでも無いょ、
さぁ、行こう。
ふたりは、先へ進みます。
すぐそこ、出口や!
きれいな虹です。
りのちゃんが、
さわれないね。
あー!!
何か見えるよ?
本当だ!
きれいな虹が消えてゆくよ!
村が現れました。
絵本ノ村じゃないの?
やっと着いたね!
あれあれ・・・、
村から 「スタコラささ」と長老の『爺』が駆け寄って来ます。
ようこそ いらっしゃいました『絵本ノ村』へ
ゆっくり していってくださいね。
りのちゃんは、にょろんに会えて大喜びです。
みりねえは絵本ノ村へ到着して、『ほっと』したのか、
安心して 涙が溢れ出したようですね。
おねちゃん頑張りましたね。
まわりの木や草や、森や山たち、太陽さんまでも ふたりを歓迎して くれてますよ。
めでたし、めでたし でした。
おしまい。
完成後は、AI音声動画で鎌倉小町庵限定公開予定です。



































