講師(宗夜)ブログ
●超詳細!日本史年表
先日座学の動画を宗嘉先生と収録いたしました。
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第一回『茶の湯が生まれた世界』
・テキストあり
・A4 5ページ
《備考》
●9/10火より複数回に分けて配信(茶道のアーカイブ動画に添付する形で配信します)
●1回の収録15分✖️4〜5回を配信
●当月末までご視聴可能
●テキストもアーカイブ配信時にpdfとして添付
●テキストを事前に印刷し、手元に置いた状態でご視聴いただくと理解しやすいです。
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テキストは宗嘉先生のオリジナルです。
宗嘉先生が文献を調べ時代背景と照らし合わせて作成しております。
非常にマニアックな内容ですが、面白いのは歴史上の人物の人間臭さ。
『やっぱり私たちと同じ人間ですよねー』
と所々で笑ってしまいました。
きっと楽しんでいただけると思います。
ところで、先ほども申し上げた通り非常にマニアックな内容となっております。
年表や資料集で確かめようにも記載されているものが少ないと思われます。
そんな時にはマニアックな年表を…、ということでご紹介したいものがこちら💁↓
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・吉川弘文館
・日本史年表・地図
・1,500円
・2024年4月1日最新版発行(第30版)
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・中はこんな感じ↓
・見開きで1ページ
・左端から並ぶ項目
→西暦
→年号
→在位する天皇の御名
→将軍名
→その時代の政治内容
→外交
→経済
→社会生活
→文化
→世界史
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・後半には地図もついております↓
・地図の後には天皇の系譜も載っているので、座学でご紹介した人物を確認できます。
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ご紹介はしましたが必須ではございません。
無理にご購入されなくても大丈夫です。
ご視聴と宗嘉先生のテキストだけでも十分に楽しめる内容となっております😊🤲
この本を見つけたのは10年前。
すごい情報量の本があると驚きながら購入しました。
しかし内容があまりにマニアック過ぎて結局使い道がなく、一度処分してしまったのでした。
今回宗嘉先生とのお仕事で『やっぱり必要だった』
と再購入しました。
最新版が今年の4月に発行されたばかりだったのでちょうど良いタイミングでした。
歴史とは面白いもので、研究が進むにつれて世相の変化も反映されて解釈が全く異なるのであります。
そしてそして
年表を見ているだけでは、いつまでも歴史はセピア色まま。
そこにドラマチックな色付けされるからこそ、グッと面白味が増すのであります。
宗嘉画伯あるいは、宗嘉監督によって皆さまの脳内で歴史上の人物が生き生きと動き出すことでしょう。
それこそが学びの醍醐味と言えます。
お稽古と共に座学も一緒に楽しんでいただけましたら、とても嬉しいです😊🤲
●しばらくは薄物を…
まだまだ暑さが続く9月。
最高温度がしっかり30℃を下回るまでは、私は薄物を着る予定です。
昨年も9月末まで薄物を着ていました。
生徒さんから
『帯や小物はいかがしますか?』
との質問を受け
『長着が薄物なのでその他も全て薄物仕様で行きます』
とお答えしました。
ただ、博多帯は締め始めました。紗献上ではなくて普通の博多帯です。
今年の夏も昨年に負けず猛烈な暑さでした。
『記録的』という単語を何度耳にしたことか。
仕方ないです。
どうにか慣れて順応していくしかないでしょう。
暑さについて一つ良いことを上げるとすると、汗をかけることも幸せなのではと気付いたことです。
私は真夏でも補正をしっかりとしています。
麻布をきっちり巻きつけて表面を平らにしてから襦袢や長着を着ています。
おかげで着崩れはないし、汗も長着や襦袢には滲みません。
が、麻布は一日中私の汗を吸い、しかも蒸発しないのでサウナのごとく非常に暑いです。
そのせいか着物から解放された時にはものすごくスッキリとします。
汗を出すということも、人間には大事なのだなぁと思いました。
ただ、真夏の着物ライフは過酷でありますので強くお勧めはいたしません。
私は朝に出勤して夜に帰宅するので一番暑い時間帯を避けています。
また自宅が職場の隣町ですので通勤時間も短いのです。
この二つのことが着物を続けられている大きな理由と思われます。
生徒さんには『くれぐれもご無理のないように』とお伝えしています。
帰宅して着物や補正から解放された時、麻布がボトっと音を立てて床に落ちることがあります。
その日の暑さを思ってお風呂に入った後、身体も気分もスッキリとして睡眠が深いことに気付きました。
汗のおかげで代謝が促進されているような感じがします。
ところで補正につきまして。
複数の方から
『補正は必要なのですか?』
と聞かれることがあります。
好みは人それぞれなので、型にはまらずご自由に選ばれれば良いと思います。
ふわりと着たい方もいらっしゃるし、きっちりと着たい方もいらっしゃるし、着ている時間が長いのでストレスなくお好きにお召しになることが一番良いと思います。
お見受けするところ…
背が高くてスレンダーな方は、さほどの補正を必要としないようです。
上半身と下半身のボリュームが同じくらいなので補正が少なくて済むと思われます。
補正で悩まれるのは小柄さんでしょう。
私の体型は小柄でありながらも骨が太く、同時に筋肉もしっかりとついています。
太い骨を支えるには太い筋肉が必要ということでしょうか。
背の高低さに関わらず、骨や筋肉の割合は人体で同じくらいだと思われますので、腰の位置が低い方ほど裾窄まりが実現しにくいのです。
私が補正なしで素の体型のまま着物を着ると、ゴツゴツと肩のあたりの関節が目立ってしまうのでした。
また、太ももが張っていることで下半身が大きく、そのまま着るとフレアスカートのように裾が広がってしまいます。
このような場合には、上半身と下半身との境目を出来るだけ小さくするような補正が必要です。
しかし体型は年齢と共に変わるもの。
どなたも自分の身体と対話するように補正も少しずつ足したり引いたりしながら、一番良い見栄えを探っていく手間が必要かも知れません。
洋服にはこの手間はありません。
ただ単に着るだけなのに、和服はいちいち複雑です。
『まったく、日本人だなぁ』
と苦笑せずにはいられない我々の文化。
いつから単衣?
まだ薄物は許される?
など、決まりごとが多い傾向も日本人ならではです。
五七五とか
五七五七七とか
私たちは定型と呼ばれる決まりごとが、心底好きなんでしょどうぞお楽しみに😊
●糖との付き合い方
先日のお稽古で生徒さんが嬉しいことを仰ってくださいました。
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宗嘉先生のお菓子を口にするようになってから、他所のお菓子を買わなくなりました。
無理に我慢しているわけでもなくて、気がついたら買わなくなっていたんです。
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そのような嬉しい言葉をお聞きするのは今回で3度目。
宗嘉先生の和菓子には不思議な力があって、美味しいのに『もっと欲しい』という気持ちを起こさせないのです。
作り置きはせず、その日その日に宗嘉先生が心を込めて作ってくださいます。
この心が味から伝わってくるから一個で満足できるのかも知れません。
大人世代の私たちが最も関心を寄せること、それは美と健康でしょう。
美🟰健康
様々な部位の健康が美を支えています。
歯の健康
髪の健康
肌の健康
骨の健康
臓器の健康
血管の健康
脳の健康
心の健康
などなど…。
そして健康に大きく関与しているのが『糖』と言えます。
糖を摂り過ぎない生活が、美と健康にとても大切です。
ところが心に少しでも不安を持つと、どうしても糖を求めてしまいます。
お金を出せば何でも手に入ってしまう世の中。
我慢をすることよりも消費することが促される現代。
甘い欲望に押し流されることは簡単です。
宗嘉先生に本格的な茶道を教わるまでは、私も甘いものを頻繁にたくさん摂っていました。
今では考えられない量を食していました。
人生を振り返ると幼児の頃から甘い物漬けの生活だったことが思い出されます。
オイルショックの時代に生を受けた自分は洋食化に突き進む日本で幼児期を過ごしました。
朝はバタートーストに牛乳
ごくたまにジャム
目玉焼きorゆで卵
少しの生野菜
毎日必ず3時のおやつ
母の手作りお菓子もあれば、スナック菓子の日も多く
夏はアイスキャンディ、アイスクリーム、かき氷
冬はあんまん、肉まん
お誕生日とクリスマスはケーキ(そうでなくてもケーキ)
『そんな子供時代でしたよ』
と宗嘉先生に申し上げると
『うわー』
とのけぞられてしまいました。
大人になって色々な知識が付くと、確かに異常な食生活だったと思います。
500万年前に生まれた人類の歴史の中でこれほど糖を摂っていた時代はないでしょう。
進化のスピードと合わず、身体や心が不調になるのも無理はないと改めて思いました。
宗嘉先生からのアドバイスを実践し食生活の改善に努めました。
ここ数年でようやく糖の虜から解放されてきました。
糖の摂取量が減ると食事の量も全体的に減り、睡眠の質が高くなりました。
ところで、どうして生き物はこんなに糖を求めるのでしょうか?
脳は糖を摂れ摂れと指令を出す。
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🔴工藤:ブドウ糖が脳の栄養とは言え、処理能力を超えた指令を出すのはおかしいですよね?
🟦先生:そう、おかしいの。
元々のプログラミングがおかしいの。
🔴なぜですか?
🟦一種類の生物が増え過ぎないようにされているの。
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人体は不思議です。
この身体を健気に守っているかと思えば、破滅のプログラムも抱えている。
そんなことを考えながら色々調べているうちに『はたらく細胞』というアニメを見つけました。
NHKの教育テレビでも放送されていました。
それだけ人体がドラマチックということなのでしょう。
こういう学術的なところに着目して、アニメという娯楽に落とし込んでしまうあたり
『日本人だなぁ』とつくづく感心してしまうのでした。
いちいち娯楽が知的なんですよね。いい意味で。
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🟦だから日本人は長寿なんだ。
🔴どういうことですか?
🟦本当に頭が良くなると寿命が伸びるんだ。
『嬉しいなぁ、楽しいなぁ』
という気持ちを多く持つと極端な食に走らなくなる。
知的な娯楽で脳が鍛えられる。ルールが複雑であればあるほど脳は喜んで働く。
そうすると自制心も働く。
また、娯楽を通じて多くの仲間も出来る。
仲間が出来るとおしゃれになる。
色々な面で競いだすから。
おしゃれをするには体型維持は欠かせない。
食生活のことを見直す。
食を見直すと心に行き着く。
食を欲するのは心だから。
心を見直して整えて行くうちにいつの間にか健康で長寿になっていく。
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いつの間にか、というのが自然で良いですね。
知的な楽しみを持つうちに、無理なく健康になれることが理想的です。
よし庵でも皆さまの知的好奇心にお答えすべく『利休座学講座』を立ち上げました。
先日、第一回目の収録を終えたところです。
まもなく皆さまに配信出来ます。
どうぞお楽しみに😊
●寅子さん達のおかげ様
朝ドラを天気予報の合間にちょこちょこと見ています。
《虎に翼》の寅子さん。
『はて?』が口ぐせ。
これがどうも苦手で。
(またそれ〜?)とうんざりしてチャンネルを天気予報に戻すことも多くありました。
でも今朝の寅子さんを見て
『さすがだなぁ』
と思い直したのでした。
朝ごはんの用意を一人でしていた義理の母、百合さん。
そこに航一さんと息子と娘が降りてきて、『わたし、パン』『ぼく、ご飯』と言い放つ。
百合さんから見れば血はつながらないけれども法的に孫。
『ちょっと待って。その感覚おかしくない?』
と早速突っ込む寅子さん。
(うわぁ、始まった。こういうの苦手💦)
と思って天気予報にチャンネルを変えました。
(台風🌀はまだ来ない。今日は晴れて暑い☀️)
と、また気になって寅子さんにチャンネルを戻します。
家族帰宅のシーン。
航一さんの息子、朋一さんは『夕飯要らない。今日のきんぴら、ちょっと辛かった』と文句を言い、お風呂を沸かしてくれと動きながらやや面倒くさそうに百合さんに話す。
そこでまた寅子さん『そのような言動はどうなのでしょう?』と問題提起。
朋一『放っておいてくれ』と反発。
(ここはお父さんの出番。航一さん、叱りましょう。)
航一さん黙る。
(叱りましょう)
黙る
(叱らんのか〜い)
航一さん、うな垂れる。
ダメやな、おとん。
その点、寅子さんは偉いな。
態度をハッキリさせて。
ここまで来て、さっきの朋一さんの台詞を思い出しました。
『ぼくお風呂』
『はい、沸かしましょうね』
沸かしましょうね、…って百合さんは事もなげに言ったけれども…。
確かこの時代は薪でお風呂を沸かしていたような。
ドラマの舞台は昭和31年。
同時期を描いたアニメ『サザエさん』では、カツオが波平さんのために薪を焚いてお風呂を沸かしていました。
百合さんもこれから焚くのでしょうか?
使用人が別に居るのかもしれませんが、現代のようにボタン一つでポチッとはいきません。
そしてお風呂に入る順番も、父親を差し置いて長男が先となると、次は威張っている娘なのか。
その次は誰だか分からないけれども、百合さんは当然のように最後で、お湯を抜きながらお風呂を洗って翌日に備える、のだろうなぁと思いました。
こういう細々とした(当時は大変手の掛かる)家事を、女性は一手に引き受けていたのかもしれません。
それでいて特に感謝もされず、家父長制度では身分は長男よりも下に見られている。
財産の所有権も、女性名義がどこまで認められていたのだろうかとつい思いを巡らせてしまうのでした。
間違ったことは書けないのでここでは触れませんが、以前に古代の歴史学者からこのように聞いたことがあります。
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奈良時代には、女性の高級官僚が政治の場でたくさん活躍していました。
彼女たちは独立した個人として認められていて、夫とは別に自分名義の不動産所有権も有していました。
実は非常に先進的な社会だったのです。
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古代が先進的だったならば、中世・近代・近現代における女性の所有権は限定的だったのだろうかと思いました。
《虎に翼》のドラマが始まったころ、寅子さんがギャンギャン叫んでいたのが印象的でした。
(何をそんなに怒るのよ)
と思ったこともありますが、今では考えられないほどの身分制度や慣習が敷かれていたのかもしれません。
改めてオープニングの映像を見ると、今までとは違ったものに映るのでした。
・学習の機会も得られず労働に明け暮れる初老の女性
乱れて顔に貼り付く髪の毛
・重たいリアカーを何とか引いて日銭を稼ぐ姿
・人目を避けるように陰で勉強する女性
・その後に弾けるような笑顔の女学生たち
・最後に様々な職業を連想させる服装の女性たちが踊っている。中央には寅子さん。
寅子さんのように能力もあって逞しい女性達が、少しずつ社会的地位を上げてくれたおかげで現代の私たちは恵まれた環境に身を置いているように思います。
『律した自分』を持っている女性の素敵さも見習いたいと思いました。
きちんとした髪型、服装、小物選び、物腰、言葉遣い…
ドラマですから確かに虚構の世界ではありますが、こうやって映像で見てしまうと、外見がどれだけ人間の感情に訴えるのかを認めざるを得ません。
きちんとしているからこそ言葉に説得力が宿ります。
前時代の女性達におかげ様を思って、自分も自分らしく日々を送ろうと心に決めるのでした。
●秘すれば花なり
秘すれば花なり。
室町時代の能楽師、世阿弥の伝書『風姿花伝』より。
世阿弥は父の観阿弥と共に能楽の基礎を築いた人物です。
この方々の名前を覚えたのは中学の歴史の授業。
能と言えば観阿弥・世阿弥、と続き言葉のように覚えました。
この二人の名前しか知らないので、当時から有名であったのだろうと思っていました。
しかし実はそうではなく、手強いライバルとの大変な競争を経て今日に続く文化へと成長させたそうです。
猿楽と呼ばれる物まね中心の庶民的な芸から抜け出し、美しい歌と舞を中心とする能へと洗練させたのが世阿弥とされています。
和歌や連歌の技法を踏まえて文学的情緒に溢れた台本を制作する方法を確立しました。
平安貴族の教養も上手に取り入れることで、公家の文化薫り立つ、武家の文化という新しいジャンルを作り出したのです。
室町時代の武士たちは、 文による求心力を欲していました。
国を平に治めるためにも、なるべく早く血の匂いを拭い去りたいところ。
室町幕府を一言で象徴できるようなアイコニックな文化を求めていました。
世阿弥は時代のニーズを上手く掴み、室町幕府三代将軍・足利義満と、四代将軍・義持から評価を得ることに成功します。
そして激しい競争に打ち勝ち続けるため、自分が掴んだノウハウを子孫のために『伝書』として書き残します。
その一つが『風姿花伝』。
人生を照らす道として現代の私たちの心にも響きます。
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秘する花を知ること。
秘すれば花なり。
秘せずば花べからずとなり。
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さて、
コンプライアンスの遵守が求められる今日、誰もが言動の見直しを迫られています。
私の子供時代・学生時代は、欲求に正直な時代でした。
『面白ければなんでもあり』の風潮もありました。
時にメディアでの行き過ぎた表現に違和感もありました。
いま色々な声が上がっている様子を見ると、多くの人が自分と同じ気持ちを持っていたことに驚きます。
そしてもう一つ驚くのは、世の価値観の変化の早さ。
約5年前(コロナ禍以前)、ハロウィン時期に私の住む街で非常に大勢の人が仮装をして出歩いていることがありました。
仕事からの帰宅途中で、私はバスに乗っていました。
そんなことは長く住んでいて初めてのことでした。
大都市ではありません。
首都圏近郊の小さな街です。
見たこともないほどの大勢の人が、派手な仮装をして夕方に練り歩いていました。
大通りは混乱状態。
人混みは車線までせり出し、車もバスも走行できません。
小さな子が歩いているのでクラクションを鳴らすことも出来ず、時々ライトの点滅をするのがやっとでした。
幼児が車道をヨチヨチ歩いていましたが、両親がどこにいるのか分かりません。
両親らしい人たちも仮装していて気に留めていませんでした。
注意をしようものなら、こちらが攻撃されてしまう雰囲気でした。
この辺りの時代が、個人の欲求や欲望が露わになっていたピークのように感じます。
モラルが崩壊してしまった…
注意もできない。
是正もできない。
これから世の中はどうなってしまうのだろう。
そんな暗い気持ちを抱いたのを覚えています。
その翌年
コロナによるパンデミック。
公共の場に集まることも、話すことも、笑うことも許されない行為となりました。
帰宅時の手洗いうがいも必須。
きちんときれいに清潔に。
また日本がITにおいて、いかに世界から遅れを取っていたかを思い知らされたのもこの頃でした。
しまった!
このままではいけない。
コンプライアンスという言葉を頻繁に耳にするようになったのもこの時期からのように思います。
出生率の更なる低下。
2023年 1.20
今年はもっと低い数値が予想されています。
少子超高齢化社会。
人口が少なくなった分、多くの人が働かないと社会が維持できません。
国内で誰かを批判する余裕がなくなりました。
喧嘩をする余裕もなくなりました。
みんな仲良く。
仲良くするだけでは不十分。
大人だから利益を生み出さないといけません。
無駄な衝突を生まないためにも、それぞれがきちんと行動する必要があります。
そういった社会の必要に迫られた変化が、コンプライアンス遵守の背景にあるように思います。
今まで何となく許されていたことが許されなくなりました。
突然の変化に戸惑うこともあるかと思います。
判断に迷う時に世阿弥の言葉が一助となりそうです。
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秘する花を知ること。
秘すれば花なり。
秘せずば花べからずとなり。
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和歌文化に裏打ちされた美しい言葉。
唱えるだけでも心が落ち着きます。