講師(宗夜)ブログ

2023-11-12 19:43:00

●太陽は地球のお母さん(なのか⁈)

宗嘉先生から茶道を教わるようになってから、自分やお客様やお道具の位置関係に、なにか大きな意味があると思うようになりました。

まるで星の軌道のようだと思いました。

茶道と宇宙の関係性。

奥伝の行之行台子に進んだ時に、その関係性をさらに強く感じました。

火屋香炉を開けたり閉めたり…

風炉の柄杓を置き柄杓にしたり、切り柄杓にしたり…

それまで整然と並んでいたお道具が、意思を持って動き出したような息吹きを感じました。

そしてショックだったのは、それまでの四か伝で学んできたことが全て一旦リセットされてしまったように感じだこと。

『いったい今までのは何だったのー!』

初級科目だって四か伝だって覚えるのは大変だったのに…。

宗嘉先生に訊ねると

『行之行台子は乱れ荘りだからねぇ』

と意味深長なご返答。

よく分からない。

。。。。。。。。

分からないものは分からないまま置いておけ。

そのうちに朧げながら分かる日が来る。

人に訊ねて騒いで分かるものではない。

静かに待つことも精進である。

美徳のひとつである。

。。。。。。。。

そうかもしれない。

自分は幼かったのかもしれない。

そのうちに疑問に思ったことすらも忘れてしまい、日々が過ぎていきました。

 

私は休日に自然科学系の番組を視聴するのが好きで、先日も視聴していました。

先日は宇宙の回でした。

番組によると、天の川銀河の星々は中心を周回するばかりでなく、かなり自由な動き方をしていることがわかってきたそうです。

10年前に欧州宇宙機関(esa)によって打ち上げられたガイア衛星からの画像を分析した結果、銀河の全貌が明らかになりつつあるというのです。

星のそれぞれが、波打つように銀河を廻っていて、そこには星々による濃淡がありました。

濃いところは星の密集地。

薄いところは過疎地。

星々は上下運動もしているので、まるで海の沖合から岸に向けて波が打つような感じだそうです。

Microsoft edgeのロゴのような感じでした。

そして私たちの住む地球🌏も、太陽☀️と共に太陽系ごと、波に乗って銀河の中央から外側に向けて旅をしているとのことでした。

『太陽移動説』

40年以上前に論文に発表されたそうですが、ガイア衛星と、世界中の長年の研究により、いよいよ現実味を帯びてきたと言っていました。

銀河の直径は5万光年

太陽の位置は中心から約2.6万光年。

 

太陽が移動⁈

それも太陽系の星々と共に⁈

不思議…。

太陽などの恒星は、銀河の中心部で生まれるそうです。今居る太陽の位置からすると、星としての年齢が若すぎるということで

『どうやら中央から移動してきたようだ…』

という仮説が立てられました。

でもどうやって?

それが長年の疑問でした。

天の川銀河の周りには、幾つかの別の銀河が存在しています。

一番近いのが『いて座矮小銀河』だそうで、その銀河が数億年前に天の川銀河に接触することで、星の上下運動が始まり、波打つような現象が見られるようになったと説明していました。

ドラマ仕立てにするとこんな感じ?

。。。。。。。

いて座矮小銀河🟠

『どけどけどけーい❗️』

天の川銀河💫

『キャーー‼️』

 

天の川銀河💫

『もー!なんてことするのよ!綺麗にヘアセットしたのに。ここまでくるのに何十億年かかったと思ってるのよ!』

。。。。。。。。

可哀想なことに天の川銀河のヘアセットはもう二度と元に戻らず、乱れっぱなし。

そして、いて座矮小銀河のガスが天の川銀河のガスと混じり合ったことで新しい星々が大量に生まれ、星の濃淡が鮮明になったそう。

その頃には太陽は生まれていたので、太陽も当然影響を受けていると研究者が語っていました。

太陽系もドラマ仕立てにするとこんな感じ?

。。。。。。。。

太陽系の惑星の騒がしい声

太陽☀️『なんや、どないしたん?』

木星🟤『天王星が縦に回ってますねん』

天王星🔵『え?ちゃいます?』

木星🟤『みーんな、ちゃんと横にクルクル回ってんのや。なんでおまはんだけ縦なんよ。』

太陽☀️『ええやんか。縦でも横でも好きなように回ったらよろし。そんなことよりも、みんな!』

太陽☀️手をたたく👋

『これから私ら旅に出るで』

太陽系一同

『ええ〜っ!』

太陽☀️『三男坊(地球🌏)を見てみい。ごっつ生命に溢れとるやん。あれ、守らんと。ココは危のうてしゃーない。さ、行くでー‼️』

。。。。。。。。

 

みたいな?

その後、星々の波打つ動きに沿うような形で、中央から外側に向けて少しずつ移動したようです。

私にはサーフィンなどで波に乗っているように見えました。

この移動がなければ地球には生命が誕生しなかっただろうという説明がありました。

銀河の中央は質量が高く、超新星爆発が絶えず起こっているそうです。巻き込まれれば星の命がおわってしまうのです。

太陽系の星々は、超新星爆発を間一髪ですり抜けながら現在のところ(比較的安全な過疎地)に居ると言います。

ただ、すり抜けているとは言え、影響は受けており、その度に地球もダメージを被っているそうです。強力な宇宙線のダメージです。

ダメージから自分を守るかのごとく、地球は全球凍結を🥶します。その都度、生命のヒエラルキーが書き換えられました。今は人間がその頂点。

 

そして面白いのは、この宇宙線から惑星を守るかのように太陽から発せられているのが『太陽風』だそうです。

それまで太陽風は私には悪者のイメージでした。

電子機器の通信を妨げたり、飛行機の航路を変える必要があったり、何だか厄介なものと思っていました。地球は自転しながら磁場を張って太陽風を跳ね除けているとのこと。 でも太陽風は、もっともっと強力な宇宙線から地球を守ってくれているのでした。

 

この話を聞いて本当にびっくりしました。

まるで太陽に意思があるかのようです。

どうして太陽は一人で旅をせずに惑星を連れていったのでしょう?

太陽風を発して、途中途中で惑星を助けながら。

 

この世は不思議だらけだなぁ…

と思って行之行台子をすると…

火屋香炉の開けたり閉めたりの動きが、次々に起こる超新星爆発に見えてきました。

スパーク💥

風炉での柄杓の置き&切りの動きからは波を感じます。

結んで✊開いて🖐️の連続の動き

空気はかすかに波打っているはずです。

 

いま、私が感じ取れるのはここまで。

もう少し人間としての学びが深まったら、また別の理解ができるかもしれません。

私の旅もまだまだ続きそうです。