講師(宗夜)ブログ

2024-10-26 16:43:00

●ライバルの存在

日々のお稽古に臨んでおりますと、所々でライバルのような関係を目にすることがあります。

ライバルの存在は人が成長する時には実に大切で、このような関係性が結ばれた途端に双方の輝きが増すのであります。

 

ライバルは『もう一人の自分』

共通項があるから意識するわけで、楽しかったり、時には悔しかったりと、様々な心の動きがそのひとを奮い立たせてくれます。

 

個人のレベルでも大事な存在ですが、都市どうしの関係や、国どうしの関係でも同じことが言えるようです。

そのことに気付いたのは、宗嘉先生との座学講座の解説中でした。

 

。。。。。。。。。。。

1392年

足利将軍第3代義満による南北朝統一が果たされる

。。。。。。。。。。。

 

座学講座を開く前までは、暗記していた年号の一つとして捉えていました。

特別な感情は持っていませんでした。

それが、宗嘉先生の口からこのエピソードが発せられた途端に、3代義満と4代義持、その他の武士たちの焦りの気持ちが身近に感じられたのでした。

体温の上昇まで感じるくらいでした。

 

おそらく、南北朝統一は足利家の悲願だったことでしょう。

足利家が己の都合で北朝を立てたわけですが、だからこそ、他ならぬ足利家の手で何としても統一させねばならなかったはずです。

これに失敗したら、足利家は滅亡しかありません。

北朝を立てた時点で他の武士から

『やり過ぎやろ!』

と思われていたようです。

現に1350年観応の擾乱(かんのうのじょうらん)では、足利尊氏の弟の直義(ただよし)が南朝側と一時的に講和を結び、その権威を利用して尊氏討伐への同調を得ました。

『だってやっぱり本物の天皇は南朝だもんねぇ』

という共通認識が露呈したと言います。

 

『南朝に加担したり、北朝に加担したり、その時々で有利な方に周辺武士は動いていた』

という宗嘉先生の解説は、このような歴史背景が基となっています。

 

足利家の手で分けちゃったけど、足利家の手で戻したよ!

という大義を果たした3代義満。

ホッとした気持ちと、『さぁ、これからが大変だ』という焦りの気持ちの両方が感じられました。

 

南朝の天皇は、血筋の正当性もあるのと同時に、本物の公家文化の継承者でもあります。

これが死ぬほど怖かったのではないか、と思われるのです。

ソフトパワー(文化力)の強さは、時にハードパワー(武力・経済力)を凌ぎます。

 

 

公家の文化と言えば、和歌・連歌・書・服飾・雅楽などなど。

それはもう、近くに寄るだけでも雅な香りが匂い立つほど…

1336年に吉野の地で南朝を立てた後醍醐天皇は、1339年に崩御されますが、その短い間にも後継者や周囲の者を徹底的に教育したものと思われます。

『北朝に負けてたまるか』

という積年の恨みもありましょう。

 

南朝文化に対抗するかのように3代義満は急いで経済力を身につけ、武家文化の確立に力を注ぎます。

和歌・連歌・書の知識では、1000年の歴史を持つ公家には叶いません。ひとの一生の一代・二代で勉強した程度では太刀打ち出来ません。

だから茶道具という現物を輸入し、由緒を作って継承し、博物館のような建物内で陳列して目に見える文化を作ったと言われています。

 

そこで大事なのが『コマーシャル』

これが第二回座学講座で宗嘉先生が解説された『お道具の由緒』に繋がります。

武士は基本的に戦うことが仕事ですため、公家ほど文字文化に精通していません。

そのために、お道具を手に取って、触って、目で見て、茶事にて由緒を口々に継承していく文化を作り上げたと宗嘉先生は言われました。

人を変え、季節を渡り、世代を越えて伝承されるお道具の由緒。

・・・・・・・・・・

〇〇家伝来の〇〇茶入

☆☆斎お好みの☆盆

□代 □□斎作のお茶杓

・・・・・・・・・・

武士自身の努力により、武家文化のブランディングが引き継がれていきました。

 

最初は公家に笑われたことでしょう。

『唐物(からもの)やてぇwww』

もう唐ないやんなぁー

いま、明やろぉ

ほんまは明物(みんもの)やん

 

ぐぐぐぐぐ…🤛

思わず力の入る武士の握り拳

 

笑われても笑われても続けた方の勝ち。

600余年の時を経て、茶道は見事に日本の中心文化として昇華しました。

コンプレックスの種が、発芽して茎を伸ばして冬を越え見事に実を結んだのでした。

 

でも実を結べたのは、公家という手強いライバルが存在してくれたから。

西暦2024年の現代人の目には、公家文化も武家文化も、誇るべき自国の文化として尊く映るのでした。

2024-10-25 17:43:00

●フォロワーを増やすコツ

よし庵もインスタを始めました。

日々邁進しております☺️

皆さま何卒応援をよろしくお願いいたします😌🤲

 

インスタはYouTubeとの共通点も多いため、フォロワー獲得のコツが少しずつ掴めてきました。

フォロワーの多いインスタグラマーに3つの共通点が見えてきました。

 

。。。。。。。。。。。

《フォロワー獲得のコツ》

①知的でおしゃれである

②有益である

③ストーリーがある

。。。。。。。。。。。

 

①知的でおしゃれである

のんびりリラックス系のインスタでも、どこか知的でおしゃれな要素が漂っているのがフォロワーの多いインスタグラマーです。

言葉遣いが上品だったり、

ファッションセンスやインテリアセンスが良かったり、

最新の電子機器を揃えていたり、

すごく優しかったり、

『今よりも高いところに向かいたい』という成長の意識がその人に知性をつけさせるように感じます。

知的でおしゃれ

そこに憧れてフォロワーが集まるようです。

 

②有益である。

みんな忙しい。

それをよく分かっている人は、1秒・2秒を大事にします。

だから技術や情報の出し惜しみはしません。

毎回毎回新しい顔を見せてくれる。

全部教えてくれる。

その懐の深さにフォロワーが感動して何度も見ることになります。

すぐに獲得できる最新の技術が、簡単に身につき、

それでいて効果絶大である。

何年も掛けて習得した技術を露わにするのは勇気が要ることでしょう。

秘策を出したら、また次の秘策を作らねばなりません。

それが成長のもとであり、ますます人を惹きつけます。

 

③ストーリーがある

どんなに短い動画であってもストーリーを想起させる作りにしているのがその道の達人です。

たった15〜30秒ですが、そこにストーリーを作り込んでいます。

全体の中の、ほんの一部分を見せているという意識を視聴者に植え付ける。

そうすると、前後も見たくなる。

断片をチラリチラリと見せることで気持ちを惹きつけることが出来ます。

そしてストーリーが多彩であればあるほど視聴者の興味が続きます。

 

いかがでしょう。

この3つの要素を備えるのは簡単なことではありません。

やはり成功者は、努力されておられるのだと感心させられます。

よし庵も多くの方々にお楽しみ頂けるインスタ作りに努めてまいります。

どうぞよろしくお願いいたします😊🤲

2024-10-14 16:44:00

●作り帯とセパレート着物

講師の仕事を始めてから、この二つの存在を知りました。

 

・作り帯

・セパレート着物

 

『そんなの邪道よ』

と思われる方もいらっしゃるかも知れません。

私も講師の仕事をしていなかったら、そう思っていたかも知れません。

でも今では、それもアリだと思うのです。

講師をして10年近くなるからこそ、努力がつらいならラクをしても良いんじゃないかと逆に思うようになりました。

 

と言いますのは…

着付けが難しくて和装を諦める人があまりにも多いからなのです。

私の教室でも来訪者の半数が着付けを断念しました。

半数なら良い方です。

私が最初に習った教室では最初に6人居たのに、最終的に残ったのは私1人でした。

 

大手の教室は高額なので

『何としても元を取らねば』

と頑張る傾向があります。

しかし安価な教室ですと、

『もう良いや、安いし』

と断念する人が多いのです。

 

着付けは難しいです。

全ての行程を覚えないと着れるようになりません。

『大丈夫、出来ますよ!』

と励ましても、覚えられない人はどうしても覚えられないのでした。

 

また、着装技術を身につけた後も見直すことがたくさんあります。

長着も帯も、素材によってコツが変わります。

帯も物によって長さが少しずつ違うので、綺麗に結ぶには一つひとつの特徴を抑えておく必要があります。

何とか着れるのと、綺麗に着れるのとは雲泥の差。

シワシワの和装で現れるくらいなら、洋装でエレガントに振る舞う方が周りから喜ばれるのが現実です。

若い女性でしたら

『頑張ったね😉』

と励まされて可愛がられます。

でも大人女性はそうはいきません。

褒めることが却って失礼となる場合も多いのです。

 

着付けをすることに利点はたくさんありますが、最近は少し考え方が変わってきました。

 

。。。。。。。。。。。

・ラクをしておしゃれを楽しむことがそんなに悪いことだろうか?

 

・努力が出来ない自分を攻める時間はもったいないのではないか?

 

・さっさとおしゃれをして、楽しい時間をたくさん持つ方が豊かな生き方なのではないか?

 

・誰もが時間を自由に使えるわけではない。

着付け時間と手数を最小にし、美しい所作のお稽古に重きを置いても良いのではないか?

。。。。。。。。。。。

 

そんな風に思うようになりました。

着付けと所作のどちらも共に頑張るのが苦しいならば、着付けはラクに済ませて、所作の美しさを優先させても良いと思います。

大人女性に求められる美しい所作には下記のようなものがあります。

 

・立ち方

・歩き方

・座り方

・上着の着方

・バッグの持ち方

・バッグを置く位置

・声の出し方

・言葉遣い

 

大人女性は存在そのものに生き方が表れます。

笑顔でいられる時間をたくさん持てることはとても素敵だと思うのです。

2024-10-13 16:50:00

●スポーツの秋🏃‍♂️

待ち望んだ秋🍂

やっと来てくれました。

このサラッとした空気、いいっ!😙

 

夏☀️にはやられました😣

私は肌が弱くて不調が全部肌に出るタイプです。

あまりに暑くて持病のアトピーが悪化しました。

去年はよりもひどいのは更年期症状が進んだせいでしょうか。

これはイカンと思って、休日にはランニング🏃♂️をすることにしました。

代謝を上げて体質を改善せねば。

 

朝起きて朝食前に40分ほど。

2〜3kmの軽い運動です。

始めてみるとこれが気分最高で、『もっと早く始めれば良かった』と後悔するほど。

 

1、2、1、2🏃♂️

はっ、はっ、はっ、はっ💨

ブルン、ブルン、ブルン、ブルン、

あれ…?ちょっとお肉が…

お肉が揺れる

 

そうだ、こんな時にはあの曲だ。

ZARDの名曲アレンジ。

 

揺れる〜お肉〜♪

か・ら・だじゅう感じて〜♪

 

ホントだよ、まったく

いつの間にくっ付いたんかな。

てな独り言を呟きつつ今朝もランニング終了☑️

 

もちっと行けるかな?と思うところでやめるようにしています。ずっと続けたいから。

 

。。。。。。。。。

哲学だ、歴史だと、色々な理屈も外せないんだけど…

やっぱり大事なのは茶道でも体だよね。

体から生み出される動きの美しさなんだよね。

。。。。。。。。。

 

と宗嘉先生と話しています。

 

🟦合気道を究めるようになったら『茶道は武道の一つだ』とよく思うよ。

単に右から左へとお道具を移動させてるんじゃない。

気の流れを感じ取って動きを沿わせているんだよ。

 

私は合気道の経験はありませんが、仰っていることが何となく理解できます。

 

最近、私は着付けの難しさを改めて感じ始めました。

着付けを通して

『気✖️体の関係』

を思い知らされたのです。

 

同じ着物を着ているのに、明らかに着心地が変わってきました。

着物は体に少しずつ布を重ねていきますので、下地が大事なのであります。

『あれ?太った?』

と焦って体重計に乗ると、むしろ体重は減っています。

 

。。。。。。。。。。

🟦体重が変わらないからと言って安心していると危ないよ。体型と体質は着実に変化しているんだ。

🔴そうですね。ここが正念場ですね。

🟦いやいや、そんなに甘くないよ。正念場はこの先もずっと続くんだよ。

これを機会に自分の思考の全てをガラリと変えるしかないね。

それが出来る人だけが、成功を収められるんだ。

。。。。。。。。。。。

 

これが能楽者・世阿弥の言う『花』かと思いました。

世阿弥は、父・観阿弥の晩年の舞を見て

『老いた木にも花は残る』

と考えたようです。

むしろ、

『最後の花を残すためにそれまでの人生があった』

と感じたほど、父の舞は趣深いものであったそうです。

 

これを感じ取った世阿弥も素晴らしいし、

感じ取らせた観阿弥も素晴らしいと思いました。

最後まで『親』の地位から降りない観阿弥の覚悟を感じます。

 

ところで舞が素晴らしいといっても、体の変化は誰にでも訪れるものであります。

舞の出来としては、35歳前後が最高潮であると言われています。

盛りを過ぎるのはやはり悲しいものです。

しかしだからこそ、

ここで意識を変えて次の花を咲かせよ、と世阿弥も説いています。

 

一般人である私たちも同じ気持ちを持ちたいものです。

体型を整える上で私が一番気にしているのが、背中です。

着付けでも前姿より後ろ姿を気にして行っています。

理由としては、

・帯正面(和装の顔)が後ろだから

・後ろ姿(背中とお尻)に年齢が出やすいから

であります。

 

背中とお尻の見せ方については、歌舞伎役者の坂東玉三郎さんの言葉をいつも反芻しています。

玉三郎さんは、若い娘を演じる時に肩甲骨をクッと寄せて、首を長く見せるようにしていると仰っていました。

その時に、お尻あたりで手をシュッと組んで、何気なく横を向く仕草をしておられました。

力みが無く自然な仕草で、

『かわいい❤️』

とつい声をかけたくなります。

私が真似しようとするとグギッ⚡️ゴギッ⚡️と肩が鳴ってぎこちなくなるのでした。

しかし、わざわざこの仕草に言及する玉三郎さんもまた、訓練なしでは表現できないようでした。

 

体型の変化を受けて、ただいま着付け技術を大きく見直しています。

見直し途中で流動的ですが、自分との対話は誠に楽しいものです。

皆さまに紹介できるまでに技術が固まりましたら、お知らせしたいと思います😊🤲

2024-10-07 21:02:00

●NHK歴史探偵『三好長慶と松永久秀』

9月の利休座学講座で三好長慶と松永久秀について取り上げました。

ちょうどNHKの番組で、この両者についての放送があるのでお知らせいたします。

 

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NHK歴史探偵

10/8火 夜11:50〜午前0:35

『三好長慶と松永久秀』

https://www.nhk.jp/p/rekishi-tantei/ts/VR22V15XWL/episode/te/G9NQ62VWKQ/

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軽いと言えば軽い番組ですけれども、人物のエピソードを一つでも二つでも知ることが出来れば歴史を身近に感じられます。

テレビの話をすると宗嘉先生からいや〜な顔😕をされます。

しかし大事な情報収集ツールの一つであることは間違いないでしょう。

 

昨年の大河ドラマ《どうする家康》も夢中で見ていました。

宗嘉先生からは

『ドラマは演出が多い。あれが本当の歴史だと思ってもらっては困る』

と苦言を呈されました。

でも大好きなドラマだったので

『良いじゃないですか!せっかく喜んで見てるのに!』

とつい言い返してしまいました。

大河ドラマでは今をときめくイケメン&イケジョが沢山出演するので、眺めているだけでもやっぱり楽しいのでした。また、時代考証もしっかりされているはずなので服装チェックも楽しいポイントです。

 

人間はストーリーを必要とする生き物だと思います。

子どもは絵本や創作童話、昔話が大好きです。

大人だって古代からの劇場が遺跡として沢山残っているところを見ると、虚構だと分かっていても涙したり恋したりすることをやめられないのだと思います。

 

確かにドラマの演出が大袈裟であることは否めませんが、歴史上の人物の名前を知るだけでも見る意味があると思っています。

(ああ、前回の大河で〇〇さんが演じていたな)という記憶があるだけで知り合いのような気持ちになります。

 

『あれはまったく抜け目のないずるい男だったよ…』とか、

『しかしあの時代であったら仕方ないだろう…』とか、

自分の感情と共に記憶に刻まれていきます。

 

アニメやゲームで歴史に詳しくなる人も多いようです。

ご本人が楽しめればどんな方法でも良いように思います。

自分が生まれて育った国の歴史です。

どんな方法でも知らないより知っているに越したことはないでしょう。

私が歴史の知識を身に付けたのも以下の2つ番組を継続的に見ていたからでした。

 

・ブラタモリ

・英雄たちの選択

 

《ブラタモリ》は終わってしまいました。

とても残念です。

この番組によって『地政学』なる学問を知りました。

地理が政治や歴史にどのような影響を与えるかを総合的に考察するのが『地政学』です。

地の利を活かした産業がどのように地域で発展していったのか、または意図せず衰退してしまったのか。

その地域で奮闘する人々の暮らしぶりや、時代の流れを敏感に捉える難しさ、なども専門家が紹介していました。

岩石の種類や川の流れ、地殻プレートの動き方、その結果の地盤の歪み方など、地学の詳細な説明も満載で毎回本当に楽しみにしていました。

それらが歴史の知識と重なった時に、知識の層も厚くなるのを感じたのでした。

 

《英雄たちの選択》も好きで、初回からほぼ欠かさず見ています。その前身とも言える『BS歴史館』も大好きな番組でした。

やはりこれらも地政学を基盤にしていて、様々な専門家(経済・哲学・脳科学・心理学)が独自の切り口で論じていくディベート形式の番組です。

あまりにマニアックな番組なので、最初のうちはついていけず、視聴する前に年表で事前勉強をしていました。

 

歴史を好きになるきっかけは子どもと一緒に受験勉強をしたことでした。

塾では子ども達に代表的な年号を機械的に覚えさせていました。

私も塾の流れに沿って一緒に覚えました。

 

・538年 仏教伝来ご参拝

・710年 なんと大きな平城京

・794年 鳴くよ鶯、平安京

などなどです。

 

●とりあえず覚える

●意味を考えず丸々覚える

 

当時は150項目ほど丸暗記してました。

この時に丸暗記の大切さを知ったのでした。

大人は社会の仕組みを知っているので、丸暗記しただけでも時代の流れが掴めました。

自然に因果関係が理解できるのでした。

 

『覚えられないんですよ』

と仰る方もおられます。

それも仕方がないかと思います。

好きでないのなら無理することもないでしょう。

大人の勉強に無理は禁物。

今更ガツガツ勉強するのも優雅さに欠けるというものです。

 

ただ稀に『過去の人々よりも現代人の方が優れている』と思い込んでおられる方がいらっしゃいます。

そのような考えは改めることをお勧めします。

 

また『昔は良かった』とか、過去の世の中をユートピアのように感じておられる方もいらっしゃいます。

そんなことはなく過去は過去で、非常に厳しい世の中です。

 

では、過ぎてしまった過去をなぜ学ぶのかと言われると、自分の人生だけでは短か過ぎて賢くなれないからです。

過去の世の中、過去の人々を知ることで、価値観の幅が広がるからです。

確かに追体験は、実体験には及びません。

でも見えないものを見ようと努力することで想像力が増してきます。

過去の人々も、成功して名を成した人物は、みな過去から学んでいます。

多少脚色したストーリーを追いながら…。

御堂関白記、平家物語、大鏡、今鏡、水鏡、増鏡、吾妻鏡、風姿花伝、五輪書などなど…

もしかしたら未来を視る力は、神様の気紛れで先天的に与えられるものだけではなく、自ら力を得ようと努めることで強くなるのかも知れないと思うのでした。