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議会質問&会派取組

2013-03-21 10:53:00

 

 

《空き家・空き地等適正管理に関する条例の具体的活用について》


◆南野敬介議員
 総括質疑ということでございます。いろんな部署にまたがる問題、特に新政クラブで取り上げています空き家とか空き地の問題で、担当課がいろいろ多岐にわたるということで、総括で質問させていただきます。


 本会議で代表質問の中でも特に重点を置いて質問させていただいたんですけれども、改めまして、市としての対応のルールづくりについて、日数等についてもできるだけ早い段階でルールづくりをやっていくということでご回答いただいているんですけれども、時期も含めて、今の段階でどのように考えているかというのをまずお聞かせ願えますか。

 

◎都市整備部長
 空き家空き地条例については、条例制定後1年をかけて、この間、関係課長会議も開き、マニュアルづくり、それから第三者機関の、平成25年度からは弁護士の登用も予定しておりますことから、頑張ってまいりたいと考えています。


 日数につきましては、マニュアルと、それからその他いろんな規定ができた時点で取り組んでまいりたいと考えております。


 具体的には、平成25年度半ばにはそれをつくっていきたいと考えております。

 


◆南野敬介議員
 規定ができた段階ということですけれども、その規定、第三者委員会とか、またポイントというふうなそれぞれの意見が市の中でもあると思うんです。


 その辺、ルールづくりの根本になるようなところは、もし決まっているのであればお聞かせ願えますか。

 

◎都市整備部長
 空き地等につきましては、除草とか、お隣の家に影響が出るというところを焦点に当てたルールづくりをしていきたいと考えております。


 それから空き家につきましては、やはり個人の財産、これ責任の明確化ということもございます。


 また、国土交通省が平成25年度には解体費用の一部、約8割を補助していこうという新聞報道もされていますので、その辺を加味しながら、できるだけ災害時に影響がない、また近隣の市民の方に影響のないような形で進めてまいりたいと考えております。

 


◆南野敬介議員
 去年6月から我が会派、議会あるごとに、はやく、はやく、いつまでかかってるのと質問もさせていただきました。


 まさにスピードを持って進めてもらえたらなと思っています。
 それと実態把握についてもずっと言ってます。ただ、回答の中で、この2月末、職員が南海貝塚駅半径300メートルから400メートルのところを歩いて調べたということがありました。


 職員でできるのであれば、貝塚市内、是非実態把握してほしいんですけれども。


 やっぱり実態がないと今後の取組みが見えてこないと思うので、その辺、貝塚市内の状況把握を今後どういうふうに考えているかというのを、まずお聞かせ願えますか。

 

◎都市整備部長
 まず、状況把握につきましては、職員の実務を通じての情報収集、それから環境政策課の職員等々によりますパトロール、これを中心に行っていきたいと考えておりますが、地元からの情報、これも加味しながらお願いしていくところはお願いしていきたいと考えております。

 


◆南野敬介議員
 職員の職責の中でやるということと、あと地元からということですけれども、先日、南海貝塚駅の半径何百メートルというのでも3日か4日かかっていると聞いたんですけれども、やっぱり貝塚市内全部しようと思ったら、職員どれぐらい時間かかるんかと思うんですよ。


 それで職員が回ったところで、ここが空き家になってるのか、空き地になってるのかというのは、見ただけでわかるんですか。わからないと思うんです。


 それで、以前、水道の検針員なら水道のメーターでわかるからという回答ももらったこともあるんですけれども、ただ、それだって貝塚市内何分割かして、端から端まで行こう思うたら2箇月かかるというんですよ。


 ほんまにスピードを持って実態把握をするというのであれば、やはり地域に住んでいる方の意見を聞くのが一番状況把握しやすいかと。


 今回、町会連合会にお願いして、各町会に防犯灯の数を調べてもらいましたよね。
 今、途中かもわからないんですけれども。


 地元の町会が、自治会が一番地域のことをわかっているから、状況を把握しやすいと、普通に単純にそう思うんですよ。


 わざわざ市職員が3日も4日もかけてその分を歩かんでも、いろんな迅速に対応できる方法があると思うけどね。その辺どう考えてるかお聞かせ願えますか。

 

◎都市整備部長
 本会議でもご答弁させていただきましたように、地元の町会の協力も得ながら、実態把握に迅速に努めてまいりたいと考えております。

 


◆南野敬介議員
 なるべく早い把握をお願いしたいと思っています。
 あと、先ほどの答弁の中で、国土交通省が平成25年に取壊しの補助金が出るんではないかということで答弁いただきました。


 もちろん、空き家を壊すときに誰もかれもがその補助制度を使ったら、悪用されるおそれがあるという危惧は我々も理解できます。


 だから、この補助金についても、いろんなルールをちゃんと決めてつくらなければならないと思うんですけれども、今後、この取壊しに対する補助金、今年度予算には乗ってないんですけれども、これまでの経過で何らかの研究をしていくということでありますので、その考え方をもう一度お聞かせ願えますか。

 

◎都市政策部長
 空き家の撤去に係る補助制度の創設ということでご答弁させていただきます。


 これにつきましては、一部補助をどうするということで、代表質問の中では今後この件については考えさせていただきますと。


 そのときに、補助のあり方をどうしていくのかということと同時に、それが適正に執行されるのか、そして悪用されないような形も考えておりますということで、先ほど国庫補助という形のものと、そしてこれは置いといては危険という判断のもとに補助を出していく。


 それにつけてはお金の支出が困難な状況とか、いろんな形もあると思います。
 そして、条例の制定の中で一体的に考えていきながら、今年度中にこのような形のものをつくり上げていきたいとは考えております。

 


《貝塚元気アップ事業について》


◆南野敬介議員
 59ページ、貝塚元気アップ事業の件でございます。今年、丸2年が終わりまして、3年目に入るということです。


 まず、この平成25年度で、この事業を利用してどのようなことを考えているのかというのをお聞かせ願えますか。

◎政策推進課長
 まず、平成25年度、貝塚元気アップ事業ということで、本市、元気アップコーディネーターが1人いるわけですけれども、今回、市制70周年の5月3日に行われます式典、その他、あと5月には水間鉄道南北ウォークでありますとか、6月の中央公民館、その他いろんな形で、現在、元気アップコーディネーターが走り回ってございます。


 7月には市立貝塚病院の医療フォーラムでありますとか、また馬場茄子と和泉櫛という非常に人気の企画でございました、こちらのほうも、外部の機関等でございますが、連携して現在やっております。


 さらに教育フォーラム、また願泉寺イベント、健康ウォークなど、あちこち最近引っ張りだこで、いろいろとうれしい悲鳴を上げている状況でございまして、もう最後の1年でございますが、また積極的に走り回っていただくようにしてございます。

 


◆南野敬介議員
 今年度も、これまでしてきたのに加えて市制70周年の関連事業等々がプラスされて、貝塚を元気にするイベントを中心にすると考えてよろしいんですか。

 

◎政策推進課長
 イベントを中心かと言われましたら、さようでございまして、そのほかに地域コミュニティづくり関連事業にも参画をしてございます。


 また、南野委員さんも取り組んでおられるリレー・フォー・ライフにも、青少年教育課のほうとして加担させていただいておりますので、その辺によって進めさせていただきたいと考えてございます。

 


◆南野敬介議員
 貝塚元気アップ事業、3年目に入りまして、これまでしてこられた総括と、また今後の方向を、何か考えてるんであればお聞かせ願えますか。

 

◎政策推進課長
 3年3箇月ということで、既に2年3箇月が経過しようとしてございます。


 私どもといたしましては、それ相応の効果、経済効果も含めましてあったと考えてございますが、今年、市制70周年を迎えまして、一つの大きなイベントも平成25年度で終わりますので、とりあえずはこれをもちまして一旦終了になろうかと考えてございます。

 


《情報セキュリティ対策について》


◆南野敬介議員
 続きまして、61ページ、情報セキュリティ対策事業のところで教えていただきたいんですけれども、情報セキュリティ対策管理としまして約650万円の予算が計上されているんですけれども、この情報セキュリティ対策管理について説明していただければと思うんですが。

 

◎情報管理課長
 本市のセキュリティでございますが、職員に対しましてはセキュリティポリシー、あるいはガイドブックを配って啓発をさせていただいておりますし、市民に対してもホームページ等々でセキュリティをこのように完全にしているというのは周知をいたしております。

 


◆南野敬介議員
 啓発だけで約650万円かかると理解したらいいの。

 

◎情報管理課長
 情報セキュリティの委託料でございますが、これは、本市ホームページを公開しておりますウェブサーバーの機器ですね。


 これと、インターネットを介して庁内ネットワークに侵入してこようとするさまざまな経緯がございますので、これを防御する設備等の補修に充ててございます。

 


◆南野敬介議員
 ホームページの管理とか、課内のメールとか、職員だけ見られるネットとか、そんな管理と思うけども、一方で、61ページで、スマートフォンアプリ開発及びウェブ機能追加業務で約1,000万円かかっているんでね。


 合わせたら、1,600万円ぐらいかかってるけども、この下の約1,000万円が、具体的にどういうことをやろうと思ってるのかまずお聞かせ願えますか。

 

◎情報管理課長
 61ページの緊急雇用創出基金事業でございますが、これにつきましては、国の緊急雇用創出基金事業を活用いたしまして、本市のホームページをリニューアルすることと、スマートフォン向けのアプリを開発するものでございます。


 この委託料が約1,000万円になっております。

 


◆南野敬介議員
 単純に考えて、僕らもインターネットをしたり、スマホでフェイスブックしたり、いろいろするけども、約1,000万円て、すごく高いイメージがあるけども、それは業者が一からつくり直すとか、今あるものを利用するという発想はないわけ。


 例えば、他市でいえば、ホームページをスマホでするとか、フェイスブックなんかただやから、ただで行政の情報を発信するということで取り組んでいるところもあるけどもね。


 ここで約1,000万円て予算計上されたら、それだけ金使わんでもできるというのは実際あるけども、その辺研究されたかな。

 

◎情報管理課長
 この事業につきましては、国の緊急雇用事業を活用するということで、丸々10分の10が補助金でございます。


 この中で2点をやる予定でございまて、ホームページのリニューアルにつきましては、現在のホームページでは左右が切れてございます。


 パソコンというのは、現在、普及しているのがワイド化しておりますので、私ども市のホームページもワイド化すると。こういうのを初め、イメージキャラクターの特集ページの作成、あるいは、現在のホームページでは案内ナビゲーションというのがございます。


 現在、子育て・長生きナビがございまして、これにつきましても新たに転入、転出の案内ナビゲーションを、新機能を作成すると。さらには観光ページの改修。そして携帯サイトでございまして、これは「Mobileかいづか」でございますが、この携帯サイトを改修して本市のホームページを改修すると。いろんな改修を行ってホームページのリニューアルを行うということでございます。

 

◎都市政策部長
 この事業につきましては、緊急雇用創出事業ということで、新たに新規雇用を生み出して、そしてそれを事業化につなげるという目的がございます。


 その中で本市の場合は、今言っているいろんな事業をホームページのリニューアルという形をもってするわけですけれども、この中に新たに5名という新規採用をしなさいと。


 これは、今現在ホームページを委託している会社に5名の新規採用をし、その人たちに仕事していただいて、そして我々の事業に充てていくと、こういう形の中での総経費として約1,000万円と計上してございます。

 


◆南野敬介議員
 それでわかったんですけども。そうしたら、新規雇用を生み出して、それは貝塚市民でするのかどうかは、多分長けた方がいるとは思うんやけど、委託先とかはもう決まっていますか。

 

◎情報管理課長
 委託先でございますが、民間の企業を予定いたしております。


 5名の雇用でございますが、プロパの企業の職員が2名、そして新たに5名を新規採用するということで、この新規採用といいますのは、5人の雇用につきましては、職安にもちろん募集をかけますし、そういう学校にも当たるというぐあいになってございます。

 


◆南野敬介議員
 確認しますけど、まだ、決まってないんですね、その委託先は。

 

◎情報管理課長
 現在、補修、ホームページの運用につきましては、今、(株)スマートバリューという業者に運用を委託いたしておりますので、その業者しかこういう業務もできませんので、この業者に随意契約をしたいと考えてございます。

 


◆南野敬介議員
 いくらでもあると思うけども。いろいろ調べて、ホームページつくる業者はあると思うんでね。


 随意契約じゃなく、そんな管理するところはいくらでもあると思うので、こうやって新たに雇用を生み出すというのであれば、公開してやらなあかんと思うけど、その辺いかがですか。

 

◎情報管理課長
 ホームページの運用につきましては、一つの業者に毎年随意契約をしているところでございますが、ほかの業者に変えるとなれば、やはり不具合が生じる場合もございますので、随意契約を今のところ考えているところでございます。

 


《鉄道軌道安全運搬整備事業》


◆南野敬介議員
 変えるときは変えらなあかんと思うけども、それはそれでよろしいです。


 65ページの鉄道軌道安全輸送設備等整備の関係で約4,400万円計上されています。


 たしか昨年、水鉄の変電所という形で予算計上されたと思うんですけれども、平成25年度はどのようなことでこの約4,400万円ということになっているのか、まずお聞かせ願えますか。

 

◎道路交通課長
 平成25年度の水間鉄道安全輸送設備整備の4,403万8,000円につきましては、内訳としましては、貝塚清児2号線という踏切がございますけども、その間の11箇所のAFOといいまして、これは回路ですけれども、それは鉄道があるところまで来たら、その直近の踏切の遮断機がおりるというような感知する回路ですけれども、その回路がかなり老朽しているということで、誤操作の可能性がなきにしもあらずということなので、今回11箇所の取りかえを予定しております。


 それとあわせまして、名越にポイント、分岐があるんですけれども、その分岐もかなり老朽しているということで、ポイントは水間観音駅と名越と貝塚駅にあるんですけれども、今回は名越のポイントの水間観音側のポイント1箇所の交換を予定しております。

 


◆南野敬介議員
 安全対策という意味で、水間鉄道がなかったら貝塚市の交通もずたずたになるということで、ある面仕方ないと思うんです。


 ただ、約4,400万円も出すので、それだけ企業努力もまたしていただかなければならないとは思います。


 ただ、周辺の方々からいろいろ聞かれるのは、貝塚市もお金出していて、線路沿いの、空き地と空き家の問題じゃないんですけれども、もう少し整備をしてもらわなければ、放ったらかしの状態のところが、そこまで手が回れへんかもわからへんけども多いということがあって、やっぱり空き地の問題は取り組まなければならないと思っていますので、そういったことを、約4,400万円も出すからというわけじゃないけども、鉄道会社にそう言って要望をしてもらうということは可能ですか。

 

◎道路交通課長
 軌道上に草等が生えた状態になってるのを、職員みずから直営で抜いているということは聞いておりますけれども、何せ距離的に長い部分がありますんで、今後、職員の手がすいたときに、できるだけ集中してそういうような、環境整備も含めましてするような形で水間鉄道へ要請していきたいと思います。

 


《人権行政推進事業について》


◆南野敬介議員
 続きまして、71ページ、人権行政推進事業の件についてです。
 代表質問で戸籍不正入手のことをさせていただきました。


 市民課の戸籍のところになるかもわからへんけど、私はあのことに関してはやっぱり人権問題と思っていますので、この場で質問させていただきたいと思っています。


 貝塚市の調べで6名の方が、本人の知らない間に戸籍を不正に取られていたということが発覚しています。貝塚市も把握しているとお聞きしています。


 ただ、その方たちは、今現在、自分の戸籍が取られたということを知らないですよね。


 やっぱり、何らかの形で貝塚市としても、その原因、何で取られるに至ったことが身に覚えがあるかないかも含めて、貝塚市としては認識、調査しておくべきと思うんです。


 伝え方は非常に難しいと思うんですけれども、被害者のケアという点で、もう一度どのように考えているかお聞かせ願えますか。

 

◎市民課長
 今現在考えていますのは、不正請求に係る本人告知に係る要綱を、まず素案をつくりまして、個人情報保護審議会に諮問し、答申を得た上で制定をしようと考えておるところでございます。


 そして本人に告知をするということでございます。本人に連絡をして、その後に被害者と面談をしたいと考えております。
 面談する前に法律相談とか人権相談とかいう手だてを、関係各課との調整をあらかじめしておくということを考えております。


 それと、情報公開のことがありますので、文書の保存期間の問題も、戸籍の場合3年、住民票の場合2年とありますので、戸籍、今取れているのが平成22年10月とかありますので、上半期、平成25年5月ぐらいまでには何とかしたいと考えているところでございます。

 

◎人権政策課長
 人権政策から人権の立場でお答えさせていただきます。
 今回のプライム事件に関しましては、南野委員ご指摘のとおり貝塚市も6件取られているわけですけれども、全国で1万件、2万件といった戸籍・住民票が取られていることが発覚しております。


 また、これは暴力団の資金源になっているとか、非常に大きな問題になっているんですけれども、これにかかわった調査会社でありますとか、司法書士でありますとか、偽造の申請書をつくったグラフィックデザイナー等が逮捕されているんです。


 けれども、こういった1万件、2万件の戸籍が取得されているということは、裏を返せば1万人、2万人の方がそういった調査会社に依頼をされているということも実態でありますし、これは氷山の一角であるとも考えておりますので、人権政策の立場から、そういった市民の啓発も大阪府と協力しながら進めていきたいと考えております。

 


◆南野敬介議員
 2つ最後あるんですけれども、個人情報保護審議会に諮問する時期が、もしわかるんであれば教えていただきたい。


 それと、その後のスケジュールといいますか、審議会でどう判断されるかいうのはあると思うんですけれども、その審議会はいつごろかと。


 最後、何を平成25年5月ぐらいにしたいんか、さっきの回答でわからなかったので、それをもう一度お答えいただけますか。

 

◎市民課長
 文書の保存年限の関係もありますので、今、本市で抱えていますのが平成22年10月というのがありますので、それは文書の保存年限からしますと、今年の10月で開示の期限が来ます。


 私が今考えていますのは、5月ぐらいまでに、個人情報保護審議会に審査してもらいたいと考えてまして、今、要綱の素案づくりをしているところでございまして、審査した上で要綱を決裁して実行をしていくと、告知すると考えているところでございます。

 

◎都市政策部長
 いわゆる不正請求に係る本人告知の要綱、審議会に諮問すると、これについては5月ぐらいに諮問をして、1箇月かけて答申をいただければと考えてございます。


 それでいただいた上、告知という形で、8月、9月には制定していきたいとは考えております。

 


《成年後見人選挙権の見解について》


◆南野敬介議員
 地域生活支援事業の111ページにある助成金、こちらが成年後見人制度の助成金も含まれているということで、こちらで質問させていただきますが、3月15日に新聞報道、テレビ報道等でされました成年後見人がついた方が選挙権を奪われてきたということで、東京地裁がそれは違憲・無効ということで判断を下したということが新聞報道でもご承知のとおりだと思います。


 こういった訴訟の決定判断を貝塚市としてどのようにお考えになっているのかまずお聞かせ願えますか。

 

◎障害福祉課長
 先般、ダウン症で知的障がいのある方が、自分が被後見人として成年後見人制度を利用していると。そのために、公職選挙法で選挙権が制限されている。いわゆる選挙権がないということに対しまして、東京地裁は、公職選挙法が違憲であるという判断が下されております。


 障がい者施策の担当課といたしましては、この判決は、障がい者の人権に配慮したものだというように感じております。
 しかしながら、こういった違法か否か、そういった極めて高度な司法の範疇のことでもございますので、今後の国の対応等々、見守っていきたいと思っております。

 


◆南野敬介議員
 そのとおりと思います。国会でもこのことが取り上げられて、法改正も含めてされようということは、新聞報道でもご存じのとおりだと思います。


 この後見人がついているからということで選挙権は認められないということはもう違法ということで、認められたということがありますんで、ただ、こういった事例といいますか、これまで貝塚市の中で、成年後見人がついている方の実態はどうなっているかいうのもわかりますか。

 

◎障害福祉課長
 障がい者という範疇でお答えいたします。


 今現在、任意後見じゃなく、市長の申立てによる後見人制度を利用されている方が4人ございます。

 


《婚姻50周年記念行事について》


◆南野敬介議員
 そういった方にも何らかの形で決定が下って、いろいろ法改正にもなったときには、また啓発等に努めてもらえたらと思っています。


 同じページの老人福祉費、111ページで、婚姻50周年記念行事のことでございます。


 これは去年の予算委員会でも、我が会派からは質問させていただきました。私も何回かこの式典にも参加させていただいたんですけれども、どうも違和感があるんですよね。


 対象者が夫婦おそろいになっている方、お亡くなりになった方は対象にならないということとか、市民サービスという意味で言ったら、ああいった形で進めるのはいかがなものかということを実は思ったんですが。


 特にああいった場所で食事を伴うというところについては、違和感を感じるところがありまして、続けてするならするで、記念品にかえるとか、福祉センターの4階で何かするとか、もう一つ言ったら、食事なんか伴う場合を続けるというのであれば、幾ばくか負担をしていただくとか、そういった形で変更していかなかったら、やっぱり50年を迎えるって、なかなかないんで、それはお祝いしたいという気持ちはわからんでもないんやけれども、公平性というところから言ったら、いつまであの形を続けるかというのは、やっぱり議論しなければならないと思います。


 今年すぐやめるという形にはならないと思いますので、その辺、今後の50年の記念行事について、どのようにお考えなのか、まずお聞かせ願えますか。

 

◎藤原龍男市長
 担当者が多分答えることができないんで、私のほうから。
 3年、市長、過ぎまして、あちこちいろんな催しに行くときに、来年は私は50年や、期待してるという声がやっぱりいっぱいあるんですよね。


 私も今、南野委員と同意見で、部長当時、行革担当でしたし、副市長当時、これはもう見直すべきやと、岸和田市みたいに記念品を渡すべきやという考えに立っておりましたが、ここずっと回ると、「いや、来年、わしとこや」と、みんな期待して、それを元気に生きている人が結構いてて、それだけが今、生きがいやという人らもいてるんですよね。それで、「もう悪いけど、来年、あんたはありませんわ」とはなかなか私の口から言いにくいというのが本音です。


 ただ、見直しはせないかんやろなと思います。みんなはやっぱり何が楽しみかというと、市長、議長、議員さん、いろんな人とあそこで食事をすることが名誉なことやと、貝塚市民の方は考えてくれています。


 写真を家宝のようにしているところがあったり、先日お亡くなりになったところの悔やみに行かせてもらいますと、家にご位牌の横で私とか議長とか写った写真を飾っておいてくれたりしまして、それを見ると、うーんと思います。


 それで、今年はこれでいって、見直しはやはり財政健全化という観点、公平性という観点、晩婚化の時代の中で、50年、ご夫妻でいくというのは大変なことですし、一生結婚されへんような方も多いので、この辺は時代の要請に合ったような財政的な見地というわけではなしに、社会的な状況の変化の中での見直しは、南野委員おっしゃるように、進めていこうと、このように考えています。

 


《と畜場解体撤去事業について》


◆南野敬介議員
 159ページ、旧と畜場解体撤去事業について、まず聞きたいと思います。


 私の地元で、と畜場がありまして、長年の歴史に幕を閉じたという、非常に寂しい思いがあるわけですけれども、今年度、総額約3,000万円の解体事業ということになっていますので、具体的にいつごろからどのようなスケジュールで行われるかというのをまずお聞かせ願えますか。

 

◎農林課長
 年度明けた段階で、入札等を進めて、具体に諮っていきたいと考えていますが、地元の団体とも協議を進める中で、工事が相当コンクリートのハードになりますので、期間が相当かかるとも考えています。


 具体的に何月というのが、今の段階ではお答えづらいと考えております。

 


◆南野敬介議員
 入札の時期が決まっていたら、その入札の仕方でどんな工事をするとか、大体ある程度市でめど立ってるのと違いますの。


 それやってみなわからないということでいいんですか。

 

◎農林課長
 もちろん委員おっしゃるとおり、入札の中でスケジュールをとっていきたいと考えていますので。

 

◎都市整備部長
 現在、と畜場の解体につきましては、RC造りの1階、2階建ての建屋と、それから汚水処理施設、それから門扉、獣魂碑等々ございます。


 この辺につきましては、新年度予算をこの委員会で通していただければ、早々に実施設計に入りまして、入札を経て、実施してまいりたいと考えております。

 


◆南野敬介議員
 約3,000万円という予算が出ていて、入札して、その後の時期とかどれぐらいかかるかわからんと予算組んでるの。

 

◎都市整備部長
 当然年度内、平成25年度内には解体完了ということで進めてまいりたいと考えております。

 


◆南野敬介議員
 何月からという、計画あるんですか。どれぐらいかかりますの。

 

◎都市整備部長
 解体工事には大体3箇月から4箇月と考えておりますので、その他獣魂碑の移設とか、この辺の問題がございますので、地元の方々、また前事業者の方々と調整する時間を含めて考えていきたいと考えております。

 


◆南野敬介議員
 あと、利用者の方はそれぞれ思いもあるでしょうし、地元の思いもあるでしょうから、解体した後の利用も、これまで利用された方の思いを聞いてもらいたい。

 正直なところ、このと畜場につきましては、全国でもやっぱりまれでして、最初から最後まで全部1つの業者が解体から行うということもあって、思い入れもそれぞれ業者の方も強く持ってますんで、そういったところも踏まえて、跡地の利用等についても相談していただきたいということを思っているんですが、その辺、いかがですか。

 

◎都市整備部長
 私どもも明治時代からの歴史を感じております。


 そういった方々とも十分お話もしながら、どんな形でここにと畜場があって、市民の食生活を賄っていたということも歴史でございますので、それの残し方についても現在協議させていただいていますので、それを踏まえて、解体、跡地利用、考えていきたいと考えております。

 


《不法投棄について》


◆南野敬介議員
 165ページ、不法投棄の関係でが、これにつきましても、ずっと我が会派からは問いをさせていただいております。


 防犯カメラ等が既に設置されているということで、山間部とか、浜手部分とかということで聞いているんですけれども、市街地でもそういった問題が、住民さんが困ってみずからが清掃しているんですけれども、そのたびにまた不法投棄されるというひどい状況のところが数多くあるということで、そういった市街地に防犯カメラ等の設置で抑制するという考えがないのか、まずお聞かせ願えますか。

 

◎廃棄物対策課長
 基本的には、防犯カメラという部類になりますとプライバシーの関係から非常に難しいと考えております。


 現在浜手の人通りの少ないところ、比較的不法投棄の多いところを重点的に設置してまして、市街地の中に不法投棄を目的とした監視カメラを設置する考えは今のところございません。

 


◆南野敬介議員
 プライバシーというのはあるんですけれども、その理屈でいえば普通の防犯カメラも設置できない。


 逆に言えば不法投棄は認めていいんですか、だめなんですか。

 

◎廃棄物対策課長
 不法投棄を認めるという意味ではございませんけれども、基本的には、ソフト面での啓発看板の設置等で対応していくというところでございます。

 


◆南野敬介議員
 確かに啓発看板の設置もしていただいています。


 それで抑制にもつながっている場合もありますけれども、はっきり言ってそれじゃ解決していない部分のことを言っているので、啓発看板できれいになって不法投棄がなくなれば、今課長がおっしゃるとおりです。


 僕が言っているのは、いくら啓発看板しても、周りの住民さんがちゃんときれいにしても悪い人はいくらでも同じところに置いていたら、例えば住民さんが片付けてくれるということになったときに、これはそれを見つけないと仕方ないでしょう。


 それが山間部だからいい、浜手だからいいという理屈は通らないと思うんです。その辺どうですか。

 

◎廃棄物対策課長
 基本的には不法投棄撲滅に向けて、市も毎週水曜日にはパトロールをしておりますし、関係課にも協力要請して、見つけた場合は警告の紙を張って1週間以内には撤去するという考えで、今現在やっているところであります。

 


◆南野敬介議員
 その警告文書を張って改善されるんですか。

 

◎廃棄物対策課長
 これはモラルの問題で非常に難しいところはあるんですけれども、基本的には放置自転車的なごみとか、それとか可燃ごみの部類が非常に多うございまして、従前でいう産業廃棄物的な業者の不法投棄は今ほとんどないという状態ですので、これはやはり啓発で、ごみがごみを呼ぶというような状況にならないように、早期発見、早期回収で頑張っていきたいと思います。

 


◆南野敬介議員
 頑張っていただいたらいいんですけれども、頑張っていただいて、多分貝塚市内をごみ収集で回っている方とか、いろいろ目を光らせてやってると思いますけども。


 そしたら今、防犯カメラは何台設置されているんですか。

 

◎廃棄物対策課長
 実際の撮影機能のあるカメラにつきましては1台、浜手へ設置しておりまして、ダミーカメラといいまして、そういったものは浜手1台と道路施設管理者として12台設置していただいております。

 


◆南野敬介議員
 1台だけですか。今までずっと、決算特別委員会、予算特別委員会でこの問題が各委員から述べられていて1台ですか。
 僕が議員になってからでも毎年言っていると思うけども、啓発だけでほんとによくなっているのか、それを疑います。


 その紙を張っただけでなくなっている、僕自身目で見てなくなっていないと思うから、何とか悪いことするというのは見つけなければならないと思っているから、しつこいぐらい質問しているわけで。これどうですか。

 

◎廃棄物対策課長
 少しずつではございますが、例年、1割程度ずつは減っていっておりまして、平成22年度が206箇所で1,199の不法投棄物があったのが、平成23年度では156箇所で923で、平成24年度につきましては現在836で、少ない数でありますけれども約100近くずつ減っていっているのが現状です。

 

◆南野敬介議員
 減っていっているのは、多分住民の皆さんが仕方なくやっていたり、各町会がほっとけないというので動いているのと違いますか。


 でも、それはイタチごっこと違いますか。捨てる人は同じところに行きます。誰かが片づけたら、誰かがまたここに置いといたら片づけてくれると思ってまたします。

 

◎藤原龍男市長
 議会のたびにこういう議論になるんで、もう答弁するほうも同じ答弁なんで、補正予算に計上するようにしておきたいと思います。

 


《ほの字の里整備事業について》


◆南野敬介議員
 181ページ、ほの字の里整備事業の件でございまして約1,100万円の工事請負費、ほの字の里施設整備という形で計上されておりますが、まず、どのような形で施設整備をされるのかお聞かせください。

 

◎農林課長
 ほの字の里整備事業、新たに整備するところではなく、駐車場からグラウンドに上がるところの階段の施工を、今応急的に竹で補修しているんですけれども、相当老朽化していて危険な状態になっておりまして、その部分の改修を考えております。


 それと、建設後もう相当年数がたっている関係で、ボイラー室のろ過機の交換を考えております。


 それと、浄化槽のろ過膜の交換も考えております。この3点が今回の予算計上の内容です。

 


◆南野敬介議員
 昨年の予算委員会の会議録も見てまして、ほの字の里、今いろいろ、啓発とか利用促進と取り組まれていると思うんですけれども、昨年、たしかコンサルタントを入れて経営改善するということがお話しされていたと思うんです。


 コンサルタントを入れて、具体的にどのように改善されていったのかというところを、答えていただけますか。

 

◎農林課長
 法人の内容になりますので、お答えできる範囲でご説明したいと思います。


 昨年、夏にコンサルタントが入りまして、経営分析等をほの字の里の法人のほうがされまして、具体的な動きとしましては、昨年10月下旬からレストラン部門の食事メニューを大幅に変える内容で実施されました。


 実際には直接な改善措置までの費用的なところまでは至ってはいないんですけれども、原因がいろいろしていく中で見えてこられまして、宣伝活動等新たに踏み出すスタイルと、それから歳出部門においては在庫管理の徹底と、それと食材の購入費用の仕入れ価格の見直し、例えて申しますと、食材費においてはおおよそ材料費、仕入れに対して60%ぐらいが原材料等にかかっているというのが出てきまして、それについての見直しを、50%、40%に下げる方策を今現在進めているところです。


 人件費等についても相当の見直しを今かかっているところです。

 

 ②へ続く・・・