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議会質問&会派取組

2021-09-06 11:04:00

《通学路・生活道路の安全対策について》
(1)通学路・生活道路の定期的な点検について
(2)番、通学路・生活道路の危険箇所について

 

◆真利一朗議員

 

 IMG_3619.JPG議長のお許しをいただきましたので、一括質問方式で随時質問をさせていただきます。

 

 まず、質問番号1番、通学路・生活道路の安全対策について、(1)通学路・生活道路の定期的な点検についてお伺いします。

 

 質問は先ほどの前園議員と似ていますが、質問内容が少し違いますので質問させていただくようにします。

 

 本年6月28日に千葉県八街市で、下校中の児童の列にトラックが突っ込み、同市立朝陽小学校の児童5人が死傷しました。

 

 2人が死亡、3人が負傷するという事故が起こっておりました。

 

 政府は官邸で交通安全対策に関する関係閣僚会議を開き、菅内閣総理大臣は通学路を総点検し緊急対策を取るよう指示されました。

 

 これを受け赤羽一嘉国土交通大臣は、全国の通学路を総点検した上で、関係省庁と道路の安全性の向上や速度規制など総合的な対策を検討するとともに、危険を見落としているところや安全対策の対象とされていないところはここだけではない、スピード感を持って実施したいと述べられておりました。

 

 通学路の安全対策をめぐっては、平成24年4月23日の京都府亀岡市、同4月27日の千葉県館山市、愛知県岡崎市と立て続けて起こった交通事故を受け、警察庁、文部科学省、国土交通省が緊急合同点検を行い全国の危険箇所を調べていたが、今回改めて実施する方針を打ち出しました。生活道路では、ガードレールの設置ほか、車両速度抑制のためあえて車道を狭くしたり路面に隆起を設けたりする対策が進められていると新聞紙上に掲載されておりました。

 

 さきに述べました平成24年度の本市各学校の点検では49か所との報告があり、学校人権教育課、道路交通課、貝塚警察署と全てこの箇所の現地点検を実施されました。

 

 その内容は、大まかにして1点目は歩道やグリーンベルト、横断歩道の設置や引き直し、2点目はカーブミラーや看板等の設置、3点目は登下校における交通時間規制などの要望が挙げられていたそうでございます。

 

 また、平成25年のほかの議員の通学路安全対策の質問に西前教育長からは、教育委員会では通学路要望調査として、子どもたちの登下校の安全確保のため、毎年幼稚園、小・中学校に対して通学路の危険箇所を点検し報告するように通知しています。

 

 報告に際しては、学校のみではなく、PTAや子どもの安全見守り隊、学校協議会等様々な視点から点検するように指導しております。

 

 報告のあった危険箇所につきましては集約し、国土交通省、岸和田土木事務所、貝塚市道路交通課や貝塚警察署等に要望内容を伝え、可能な改善を要望しております。

 

 また、年に2回、貝塚市教育委員会、貝塚市道路交通課、貝塚警察署と合同で市内各小学校の通学路の合同点検を順次行っておりますとご答弁いただいておりました。今回、千葉県八街市の事故で全国通学路の総点検指示が出されましたが、本市としては、前回の事故以来、毎年定期的に市内幼稚園、小・中学校の通学路の危険箇所の点検を継続されていたのでしょうか、お尋ねいたします。

 

 千葉県八街市立朝陽小学校の事故では、近隣中学校PTAと連名で平成26年度に現場の市道にガードレールを設置するように要望していたことが分かりました。

 

 実際の整備は交通量の多い幹線道路から行われていて、現場の市道は見通しも立っていなかったとの理事者側の答弁でありました。

 

 また、同市では平成28年11月にも、国道を走っていたトラックが登校中だった朝陽小学校児童の列に突っ込み、4人が重軽傷を負う事故が起きていたと仄聞しております。

 

 本市では、点検やPTA、見守り隊の方からの要望に対する対策は実行されているのでしょうか、お尋ねします。

 

 また、要望の中で積み残しになっている案件はあるのでしょうか。

 

 あるのなら対策を図っていくのでしょうか。千葉県八街市のようなことが起こらないように進めていってほしいと思いますが、いかがでしょうか、お尋ねいたします。

 

 

 

 (2)番、通学路・生活道路の危険箇所について、中央校区の住民の方から通学路と生活道路の安全対策を求める声が出ています。

 

 中央小学校正門の前を通る通学路、府道貝塚中央線清児中交差点から大阪和泉泉南線麻生中交差点までの約800メートル、急ぐ車の抜け道になっており、狭い道にもかかわらずスピードを出す車が増えている。

 

 何とかならないかと相談を受けました。

 

 私はこの区間を歩いてみました。路面へのスクールゾーン表示が、府道貝塚中央線清児中交差点から入ったところに1か所しかありませんでした。

 

 約800メートルの間に1か所だけでは、地元の方は学校があることは分かっていても、抜け道として利用している方は分からないと思います。

 

 スクールゾーン表示を増やすことはできないでしょうか。

 

 それと、清児中交差点から麻生中交差点までの間、30キロメートルの最高速度標識と駐車禁止の標識が約10か所設置されております。

 

 ですがそのうち8個が、古いのか標示が消えかけて、ほとんど見えなくなっています。

 

 反対方向の麻生中交差点から清児中交差点までは、同じく9個のうち5個が同じ状況で見づらくなっています。

 

 地元の住民の方が、スピードを出して走る車があり、通学の児童だけでなく生活道路として利用しているが、いつ事故が起こっても不思議ではない状態であるという声が分かるような気がします。

 

 ご相談を受け、夏休み期間中の8月16日と17日の2日間でしたが、登校時間と思われる朝7時から8時30分まで正門前を通る車の数を調べてみました。

 

 16日は、清児中方面から麻生中交差点方面に行く車が145台、反対に麻生中交差点から清児中方面に行く車が119台の計264台、お盆休みということもあって少し少ないのかもしれません。

 

 17日は雨が降っていましたが、同じく清児中交差点から麻生中交差点行きが195台、麻生中交差点から清児中方面が162台の計357台でした。

 

 ここに学校が始まれば児童を送る車が増えて、まだまだ増えると思います。

 

 ゾーン30の検討、スクールゾーン表示や消えかけの標識の交換、あえて車道を細く狭くしたりする1.5車線道路、この道路は水間鉄道貝塚市役所前駅の横を平行に走る約600メートルの間、鳥羽5号交差点と鳥羽第5号踏切のところまで設置してある1.5車線道路のことです。

 

 それにするか、路面に隆起を設けたりするハンプ等を、スピードを制限させるために標示確認、そして設置することはできないでしょうか、お伺いします。

 

 それともう一点、半田方面から中央小学校正門横の交差点付近に書かれていたスクールゾーン表示が、もう消えかけてほとんど見えない状態です。

 

 補修をお願いしたいのですがいかがでしょうか、お尋ねいたします。

 

 

 

《スケートボード場を含むアーバンスポーツパークの誘致について》

 続きまして、質問番号2番、スケートボード場を含むアーバンスポーツパークの誘致についてお伺いいたします。

 

 我が会派新政クラブが平成25年6月定例会から質問をしておりますスケートボード場の整備について、東京2020オリンピック・パラリンピック開催に合わせて改めて質問をさせていただきます。

 

 今年、4度目の緊急事態宣言が発令されている中、7月23日から8月3日まで開催された東京2020オリンピック、また8月24日から昨日の9月5日で閉会式を終えた東京2020パラリンピック、コロナ禍の中ですがたくさんの感動を与えてくれました。

 

 オリンピックではメダルの数も、今大会は金メダル27個、銀メダル14個、銅メダル17個の計58個と過去最高の数でした。中でも金メダルの数は、男子が柔道で五つ、空手一つ、体操二つ、レスリング一つ、スケートボードが一つ、そしてチーム戦の野球、フェンシングが各一つの12個、女子では柔道が四つ、競泳が二つ、レスリングが四つ、ボクシングが一つ、スケートボードが二つ、チーム戦のソフトボールが一つ、そして男女混合の卓球が一つと、計27個でした。また昨日、9月5日に閉幕しました東京2020パラリンピックでも活躍はすばらしく、金メダルが13個、銀メダルが15個、銅メダルが23個、計51個を獲得されていました。

 

 今までのアテネ2004パラリンピック競技大会の52個に次ぐ獲得数でした。

 

 中でも、私が注目したのがスケートボードです。

 

 種目としてストリートとパークの2種類で、男女合わせて4種目、合計12個のメダル中、3個の金メダル、そして、銀メダル、銅メダルを各1個、計5個のメダルを取ったのです。

 

 ほかにも、4位と8位の入賞者もいらっしゃいました。

 

 オリンピックに先駆けて行われた6月の世界大会では、男女合わせて6個のメダルを獲得しました。中でも女子の強さはすさまじく、パークでは1位と3位、ストリートではワンツーフィニッシュだったと仄聞しています。

 

 今回のメダリストは、男子ストリートの金メダル堀米雄斗選手22歳、女子ストリート金メダルの西矢 椛選手14歳、銅メダルの中山楓奈選手が16歳、女子パークの金メダル四十住選手が19歳、銀メダルの開 心那選手が13歳、同4位になった岡本碧優選手も15歳と、若い方々の活躍がすごく目立ちました。

 

 スケートボード後進国である日本で金メダルが3人も出たかというと、その理由は日本の都市設計に関わっているのだと仄聞されます。

 

 スケートボードのストリートとパークの種目のうちストリートは、町なかにある階段や手すり、縁石、スロープなどをまねて造ったセクションで競技をするもので、狭い国土の中に都市がぎゅっと凝縮され、町なかにはオフィスビル、商業施設などがひしめき合っている日本の都市では、ストリート競技に欠かせない階段やスロープが数々存在していて格好の練習の場であり、男子で金メダルを取った堀米選手、そして金メダル候補だった西村選手がともに東京出身であるということにも関わっているのだと推測されております。

 

 今後、東京2020オリンピックで金メダルを、それもこんなに若い選手の活躍で取ったことから、これからますますスケートボードに興味を持って始めていく子どもたちが増えてくると思います。

 

 初心者は、まずパーク--ここで言うパークとはスケートボード場の練習場所のことです--で滑ることで、周りの先輩たちからスケートボードのイロハを教えてもらい、やってはいけないことやスケートボードをコントロールするスキルを身につける。

 

 この練習場が少ないこともあり、あふれてしまっているスケーターが経験不足のまままちに繰り出し、通りすがりの人に迷惑をかけているということがあります。

 

 練習場不足はそういったことにまで影響しています。

 

 ほかにも出場された選手がいらっしゃいますが、皆さんが口をそろえて言うのが練習場所が少ない、ないということです。

 

 この大会に出場している選手たちは既に専属のパークを持っていて、例えばストリートの金メダリストの西矢選手はスポーツパークまつばらで、パークの金メダリストの四十住選手は、地元の方の提供で、和歌山県岩出市の酒蔵を改造してプライベートパークとして練習をしていると紹介されていました。

 

 我が新政クラブは、平成25年の6月、平成27年の6月定例会、そして平成29年と平成30年の代表質問で、スケートボード場の整備についてを質問してまいりました。

 

 また、他会派からも平成30年の代表質問と令和元年の6月定例会にも質問がされていました。

 

 設置場所を市内の遊休地、旧ユニチカ跡地や旧清掃工場跡地、高速道路の高架下、本市都市公園の利活用を提案し、検討をお願いしてきました。

 

 答弁として、他市の取組みを聞いたり、整備場所を二色の浜公園が最適と判断していただき、岸和田土木事務所に用地の提供を依頼してくれたり、いろいろと動いてくれてはいます。

 

 また、せんごくの杜の一部の利活用を提案させていただいた方もいらっしゃいました。そのときの答弁は、四つのエリア全ての利活用が決まっているのでスケートボード場の整備は考えておりませんとのことで、よい回答はいただけませんでした。

 

 今回の東京2020オリンピックでの活躍から、既に私のところに、「スケートボード場できないかな、貝塚にも造ってよ」という声が届いています。

 

 また、現在の若者たちの中では、スケートボードを含み今回のオリンピック新種目で日本人も活躍したバスケットのスリーオンスリー、自転車BMXのフリースタイル、スポーツクライミングなど、アーバンスポーツといった分野が注目されております。東京2020オリンピックがアーバンスポーツ元年と言われていました。

 

 お隣の岸和田市は、本年度の予算にまなび中央公園にスケートボードの広場を設備する費用1,742万円を計上されています。

 

 泉大津市でも、大阪府港湾局と連携しながら既存のスポーツ広場の充実を進めるということを仄聞しております。

 

 せんごくの杜の四つのエリアの中で、学校法人清風明育社との専門職大学として開設予定であった養護学校跡地が先方のご辞退ということから新しい事業者を募集するにあたり、オリンピックで活躍が期待されるスケートボード場の整備を含んだアーバンスポーツパークを誘致することは考えられないでしょうか、ご見解をお尋ねいたします。

 

 以上、私の質問とさせていただきます。ありがとうございました。

 

 

 

◎藤原龍男市長

 

 真利一朗議員の一般質問に私がお答えをさせてもらいます。

 

 まず、質問番号1、通学路・生活道路の安全対策、真利議員は毎朝交差点に立っておられて、私はその前を通っていますので、大変なご努力をされているということにつきましては感謝を申し上げたいと思います。

 

 質問は四つあったように思います。

 

 まず、1番目の通学路における危険箇所の点検についてはどうかということです。

 

 点検については、貝塚市、貝塚市教育委員会、市内の学校園、貝塚警察署が連携して毎年継続して行っております。

 

 また、各学校園及び各PTAから報告のあった危険場所の対策については、本市、貝塚市教育委員会、学校園、貝塚警察署で組織する通学路安全推進会議において、対策が必要な箇所の優先順位や対策について検討を行い、順次実施しているところであります。

 

 真利議員から積み残しがあるのではないかと、積み残しのないようにすべきではないかというご質問、私もそう思っています。

 

 それで、通学路の安全対策については、歩道のない狭隘な道路などのガードレールの設置が困難な場所がありますが、私としては、実施可能な方法について検討し、今後もスピード感を持って進めていこうと、このように考えています。

 

 次に、スクールゾーンは学校を中心におおむね500メートルの範囲で設定されておりまして、真利議員ご指摘の市道中央校前線もスクールゾーンに位置づけられており、スクールゾーンの路面標示箇所を増やしたらどうかということについては、もう現地調査を行っておりますので、適切な場所にこれもスピード感を持って標示をしていきたいと思います。

 

 スピードの制限対策ですが、まずはゾーン30の指定及び速度標識や駐車禁止の標識に関しまして、これはいかんせん貝塚警察署の所管となっておりますので私がこの場でお答えをしにくいんですが、ゾーン30の指定及び老朽化した標識の取替えについては、直接貝塚警察署のほうに要望してまいりたいと考えています。

 

 また、道路の1.5車線化やハンプなどのスピード抑制対策については、真利議員もご存じのように、ここは地域の主要な生活道路であるということから、真利議員が動いていただいて地元町会から要望があれば検討していくという考えであります。

 

 また、中央小学校正門前の交差点の消えかけているスクールゾーン表示、これも私も毎日近くを通りますので土曜日に見てきましたが、やっぱり消えているので、これはもう早急に対応するということでよろしくお願いしたいと思います。

 

 次は、スケートボード場を含んだアーバンスポーツパークの誘致、確かに真利議員おっしゃったように、近辺でスケートボードの場所を造ると。

 

 貝塚市については、先日東京2020オリンピックで卓球で頑張った早田ひな選手、平野美宇選手が所属をする日本生命保険相互会社女子卓球部があり、全国でもうちだけだと思います。

 

 幼稚園、保育所に子どもの卓球台を設置して、一流のアスリートが指導に行ってくれると。

 

 日本生命保険相互会社の野球部もみんなに指導してくれているというのは多分貝塚市だけだと思います。

 

 今回の東京2020オリンピックで、そしてパラリンピックで、皆さん同じ感覚だと思いますが、スポーツの持つ力のすごさというのを改めて実感いたしました。

 

 先日、貝塚市内の少年野球の激励に行きましたが、「みんなこのオリンピックで日本の野球、感動したか」と。「はい」と皆、手を挙げていました。「みんなも頑張ってオリンピックを目指しね」と言ったら「はい」と言うていました。

 

 そんな中で、真利議員ご指摘の特にアーバンスポーツの中でもスケートボードについて整備をしてはどうかと、こういうことですが、従前より岸和田土木事務所にお願いして、今井前府議会議員にも強力に働いてもらっております。

 

 それで、再来年の春に整備が終わるというふうに仄聞をいたしておりますが、二色の浜海浜緑地のところにスケートボードパークを造ってくれるということは、今井前府議会議員の強力な働きかけで大阪府のほうからそういう話を聞いていると、このように私も聞いていますので、その中でいろいろな、今おっしゃったような整備が進められるのが一番現実的ではないかなと、このように思います。

 

 二色の浜海浜緑地は指定管理で再来年の春ぐらいに早ければオープンと聞いていますので、その中にこのようなものが位置づけられるよう私も強力に大阪府のほうに要望活動を続けていきたいと、このように思います。よろしくお願いをいたします。

 

 

 

 

 

◆真利一朗議員

 

 自席からでございますが、一つだけ再質問させていただきます。

 

 交通安全の部分で、地元町会のほうの要望があったらということでお聞きしたんですが、今までこういった話は出ていなかったのでしょうか。

 

 ちょうど谷口議長の麻生中地区のところなので、今後、谷口議長も含めて進めていきたいと思うのですが、それだけ1点だけちょっと教えていただけましたら。

 

 

 

◎藤原龍男市長

 

 谷口議長さんは副会長だったか。私は相談役なので、両方とも麻生中町内。一回、麻生中町会長に話をしてみましょうか。

 

 麻生中町会長と早急に話をして、これ、要望書が出たらそれなりに前に進めていけるかなと思うので、ちょっと我々2人のほうにお任せ願えたらと、こう思います。