製品は教科書でできている!?
2026-07-02 14:04:00
板金加工に必要な金属の性質
中学生の理科で金属の性質について習いますが、板金加工の曲げ加工においては以下の二つの特徴が必要になります。
①靭性が高いこと
②塑性が高いこと
①の靭性とは材料の粘り強さや柔らかさのことを言います。ガラスなどのような靭性の低い材料は、硬くて丈夫でも力が加わると粉々に割れてしまいます。これでは製品を作ることが出来ません。
②の塑性とは、力を加えて変形をさせた後、元に戻らずその形のまま変形する性質のことを言います。①の靭性が高くてもゴムのように曲げたあと、力を取り除いたとたん元の形状に戻ってしまってはお話になりません。ただ、金属も弾性はありますので、実際は任意の角度よりも少しきつめに曲げて、力を取り除いた後少しもとに戻ったときに必要な角度になるように曲げの力を調整しています。(この弾性による現象のことをスプリングバックと言います。)
実際に板金加工でよく扱われている材質としては、鉄系ですとSPCCやSPHC、ステンレスの場合はSUS304やSUS430、アルミの場合はA5052などがあります。