製品は教科書でできている!?

2022-07-10 14:50:00

四捨五入

小学4年生でおおよその数という概念を習います。また四捨五入という方法を

学習します。対象となる数字が0,1,2,3,4の場合切り捨てて0にし、5,6,7,8,9

の場合は切り上げて左の位(一つ上の位)を切り上げて1つ増えることになります。

 

製品を作る工程で四捨五入ってどこで使うと思いますか? 図面にはおおよその

寸法というのは記載されておらず、おまけに公差もあるのできっちりとした寸法

で製品を作らなければなりません。

 

例えば100±0.3と図面に記載されている場合、一般的には99.7以上100.3以下が

合格範囲となります。0.何ミリなんておおよその数字ではないように思います。

それではより小さな数値まで精確に測定できる器具で計測して、99.65だった場合

は合格品でしょうか?不良品でしょうか?

 

今回の場合有効数字が小数点第一位までですので、99.65は四捨五入されて99.7と

みなされて、合格品となります。100.34も同様に100.3とみなされるので、どちら

も合格範囲外のようですが、検査結果としては合格品ということになります。

 

ただ、四捨五入というのは対象の5の扱いが意外と厄介で、四捨五入だと誤差が大

きいとみなす場合があるようです。薬剤料の計算では対象の数字が5以下の場合は

切り捨て、5を超える場合は切り上げる五捨五入という端数処理をされるそうです。

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15円以下 → 1点
15円超~25円 → 2点

(例)薬価が15.1円の場合

15.1(円)÷10=1.51
小数点以下が0.51で0.5を超えるため、切り上げ ⇒ 2点

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