製品は教科書でできている!?
2021-04-25 10:34:00
三角形の合同条件
中学2年の数学では、図形の合同という内容が出てきます。
合同な図形では、次の性質があります。
①対応する線分の長さは等しい。
②対応する角の大きさは等しい。
ある製品を作る場合、設計者さんが考えている製品の形と全く同じものを製造する工場では
作らなければなりません。そのため、図面には正しく図形を描き、寸法を記入されている必
要があります。
設計図と同じものを作るために、図形の基礎である三角形の合同条件と直角三角形の合同条件
は大変重要です。
①3辺の辺の長さがそれぞれ等しい。
②2辺とその間の角が等しい。
③1辺とその両端の角が等しい。
④斜辺と他の1辺がそれぞれ等しい。
⑤斜辺と1つの鋭角がそれぞれ等しい。
図面に記載されている図形の各点の位置が、基準点から見てどの位置にあるのかがわかれば、
上記の合同条件を満たすので、工場でも同じ位置を確認することができ、設計者さんの思い
描く製品を作ることが可能になるのです。