製品は教科書でできている!?
2025-08-11 09:52:00
切削速度
ドリルなどの工具で加工物に穴を開ける場合の切削速度は以下の計算式で求めます。
切削速度(Vc) :工具の最外周が1分間に移動する距離(m/min)
3.14:言わずと知れた円周率(π)
刃径(D):通常はドリルの直径(mm) 、旋盤の場合は加工物の直径
回転数(n) :主軸の1分間当たりの回転数(min⁻¹)
1000:単位をmに変換するために使用。
同じ工作物に穴を開ける場合、ドリルの直径が小さくなるほど回転数を上げる必要があります。なぜなら適切な切削速度が同じだからです。
図で示してわかりやすくすると・・・
直径2㎜と直径10㎜で考えてみます。それぞれの円周の長さは6.283㎜と31.416㎜となります。これを直線で示してみると
こんな感じになり、ドリルで31.416㎜の長さを削る場合、直径10㎜のドリルは1回転で済みますが、直径2㎜のドリルは5回転する必要があります。この削る長さが同じ時間ということを考えると切削速度が同じなら、直径が小さいものほど回転数が多くなるということになります。
実際はドリルや機械に適切な回転数についての記載がありますので、それに従って加工するようにします。
ちなみにボール盤で回転数を変化させるにはドリルの切削速度に合わせて写真に示すVベルトの位置を調整して行います。
ボール盤の主軸が右側、ドリルの主軸が左側になり、写真のように一番下の組み合わせの場合、ボール盤の主軸が1回転しても、ドリルのほうは1回転しないので、回転数は遅くなります。




