製品は教科書でできている!?
2024-08-13 09:43:00
平行
2本の直線が同じ距離を保ち、どこまで延長しても交わることがない状態を「平行」と言います。
板金加工では金属の板を曲げていろいろな形のものを作り出すことが出来ます。
その板なんですが、表面と裏面との距離は板厚の幅を守り、交わることがありませんから、横から見ると板の表面と裏面とは2本の平行線として扱えるようになります。
ところで上図のようなへの字に曲げた製品の図面の場合、以外にも下の図のように図面化されることが多いんです。
一見問題なさそうに思えますが、他にも寸法を測ってみると
こうなっています。板の平行自体は保たれているのですが、曲げ部分を境に板の厚さが変わっています。
これは曲がっている位置が板の端から板の表と裏とで同じ100の長さのところになっているための間違いで、板金加工では曲げ線部分にしか力が加わりませんので、その直線部分しか変形することがありません。
つまり曲げ線部分以外の板厚が変化することはなく、この製品を図面化すると
このようになります。(実際の加工では曲げ部分はR形状になるのですがここでは簡略しています)
板金加工では、この曲げ部分以外の板厚は変化しないということが重要になります。
(ただし、円筒形なども板厚に対して大きな半径になると、板厚は同じという扱いになります。)



