製品は教科書でできている!?

2021-03-21 09:14:00

正の数・負の数

「0」には幾つかの意味がありますが、基準点という意味もあります。

前回お話しした座標で考えると、原点つまり0の位置からどこにあるのかを表現するのに

正の数、負の数を利用します。

DSCN0316.JPG

写真はレーザ加工機のテーブルで、この上に材料を置き、機械のヘッドを光を出しながら

移動させると様々な形状が切断することができます。

ただ、この機械に「右へ100㎜動け!」とか「奥に250㎜動け!」と言っても認識してくれ

ません。機械にわかる表現をしなければなりません。

そこで、作業者からみて横方向をXであらわし、右側を正の数、左側を負の数。縦方向を

Yであらわし、奥側を正の数、手前側を負の数で表現します。

機械のヘッドの位置が写真の「O」の位置にあり、右側に100㎜動かしたい場合は「X100.」

(+は省略しています)、左側に150㎜動かしたい場合は、「X-150.」と表現します。

また、ヘッドの位置を奥側へ50㎜を3回分動かしたい場合は、50x3=150なので、「Y150.」、

逆に手前側に動かしたい場合は、(-50)x3=-150なので、「Y-150.」とあらわします。

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