ブログ 月曜日 更新
2022-04-03 09:38:00
59 1年を振り返って④社会人
6×8=42? やる気になれば年は関係ない
今年度少し関わった社会人で、看護学校に受かった女性の話です。
昨年7月に町教育委員会後援で、「好奇心プロジェクト」という名で、水素を扱う「どっか〜ん」という科学教室を担当することになりました。親子で60名の参加で、コロナ禍での受付・実験準備など自分一人では無理があり、手伝ってくれる人を探していました。ハローワークにも求人票を出したり、高校生にチラシを渡したりしました。しかし、人は見つからない状況。
そんな時、知人の〇〇〇〇から紹介されたのがその方です。
初対面でしたが、ショートカットのかわいらしい方でした。実験は無事終わり、実験道具の片付けで家まで来てもらいました。
片付けの後、部屋でお茶を飲んでいました。「あっ!」との声。「これと同じものを私も作りました。」とのこと。彼女の中学時代、美術を担当されていた先生が、私アクトにも図工や美術を教えてくれていたのです。
わたしが塾をしているということで、「看護学校を受けるので、数学を教えてほしい」ということを言われました。
「実は、中学時代不登校で、高校も中退しました。それから10年近く、大阪でバイトや水商売をしていました。今は福知山の実家にいます。いつまでもこんな生活をしているわけにはいかないので、看護師の資格を取ろうと思っています。」
「〇〇ちゃん、6×8?」とたずねると「42」・・・・・
いろいろなお子さんの指導実績のある舞鶴市の「よのなか塾」の方にも相談し、そこで、看護学校の過去問も手に入れることができ、彼女に渡しました。
出会ったときは九九も不確かでしたが、やる気があれば、そんなものは一気に解消され、スポンジが水を吸う様に力を伸ばしていきました。
准看護師を経て正看護師に向かって今後も頑張ると言ってくれています。
「頑張れ頑張れ〇〇ちゃん、フレーフレー〇〇ちゃん」
何年後か正看護師になってっくれることを願っています。私アクトも齢60をとおに過ぎています。お世話になることがあるかもしれません。その時はよろしく。