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2021-06-26 03:19:00
19 教え人への道 ②宿題 初任者の先生に伝えた内容です
以下の文章は、私が初任者指導をしていたときのものです。宿題についてで、2・3回書きます。
♠宿題について!
子供の頃とてもいやでしなかった宿題ですが、教師になると「子供も自分も嫌な宿題ですが、出さないわけにはいかないかな?」と思っています。
♣宿題は親への安心保険
理想的には宿題は出したくありません。学習は学校でするものですし、点検もめんどくさい、学習効果も期待できないからです。
しかし、親の立場だと、「宿題なしで、学校でしっかり学習し、家庭・地域でのびのび遊んでくれる」のならいいのですあ、「ゴロゴロしたり、TVゲームばかり」という現状があったりすると「少しぐらい勉強する姿を見たい「なんのために学習机を買ったのかわからない」というような気持ちになります。
現実的には学校の先生は宿題を出しているようです。私も出しています。でも、自分で考えるのがしんどい自主勉強は出しません。ただし、やらないという選択肢がある自主勉強は別です。
♥宿題はワンパターンで!
漢字マッキーノ、計算ドリル、音読の3点セットです。漢字マッキーのは、ドリルの漢字を1回だけ4✖️4のマスに書いていきます。計算ドリルは、算数の苦手な子には、答えを見ていいことは言っておきます。音読は、長くて教科書2ページくらいです。それ以上だと聞いている方が疲れてしまいます。
♦たまには変わった宿題を
運動会後、行事など、何か特別な日には、宿題なしの日をつくります。子供も嬉しいですが、点検・丸付けがなくなるので、教師も嬉しいのです。週末に、お手伝い、リコーダー、縄跳びなどの宿題を出すこともあります。やはり、何事にも変化が必要かなと考えています。
♠宿題忘れは必ずある?
原因はいろいろですが、宿題忘れは必ずあるものです。宿題忘れにどう対応するか?忘れた子供より、やってきた子供の方が、その対応をしっかりみていますよ。
必ずあるものには、対応の仕方を用意しなければなりません。私は忘れた子供より、やってきた子ども不満を持たないことに気をつけています。ですから、忘れた子どもには、学校で朝休み、中間休みなどにやってもらいます。子どもによっては、半額セールと言って内緒で半分にすることはあります。
♣怒る・叱る必要ないのがいい
朝から宿題忘れで、怒られている子どもの姿を廊下を歩いているとよくみます。朝から聞いているだけで、こちらの気分も悪くなります。
忘れたらどうなるかを決めておくことで、宿題忘れで怒る・叱ることはなくなると思うですが、どうでしょう・・・