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自律神経と睡眠は深い関係があります。
◆睡眠をとることで記憶がしっかり定着する
睡眠はさまざまな役割を持っています。
特に記憶を整理・定着する効果は昔から
良く知られています。
記憶は、覚えている長さによって短期記憶
と長期記憶に分類されます。
また、いわゆる知識やイベント記憶など、
言語化できる記憶である陳述記憶と、
スポーツの技能、楽器の演奏の技能など
身体が覚えている記憶である手続き記憶に
分けることができます。
テスト前に慌てて徹夜で暗記するという
のはもってのほか。
睡眠時間が短い学生は成績が悪いという
報告もあります。
◆記憶には種類がある
記憶はいくつかの種類があります。
一般に「記憶」と呼ばれているのは、
陳述記憶。
いわゆる「知識」やできごとの記憶など、
言葉で表せる記憶です。
【短期記憶】∶忘れやすい
脳内に数分〜数時間とどまる短い記憶。
電話で聞いたものをメモするまでの記憶
など。
例∶電話した日時
【長期記憶】∶少し忘れやすい
一般的に「記憶」と呼ばれる、数時間から
数年、あるいは生涯忘れない記憶。
例∶電話で話した重要な内容
【陳述記憶】∶少し忘れやすい
知識など、頭で覚えるもの。
エピソード記憶、イベント記憶など。
例∶漢字の学習、誰と会ったか、車をどこに
停めたか
【手続き記憶】∶忘れにくい
いわゆる身体で覚えるもの。
例∶自転車の乗り方、スポーツの技能、
楽器演奏の技能
◆ノンレム睡眠もレム睡眠も記憶の定着に
重要
睡眠にはノンレム睡眠とレム睡眠という
異なる段階がありますが、記憶の定着に
ついてはそれぞれが異なる役割を果たして
います。
記憶力を高めるには特定の段階だけが重要
ということはなく、自分に必要な睡眠時間を
一晩中しっかりとることが第一です。
◆睡眠で暗記力が向上する
学習した記憶は睡眠で定着することが
わかっています。
1997年にバンベルク大学で行われた実験を
紹介します。
参加者は「犬」と「花」のような一見関係
ない言葉を学習し、睡眠をとる・とらない
グループに分かれて覚えているかどうかの
テストを実施。
テストの前に深い睡眠がとれたグループが
一番よい成績となりました。
・資格の勉強など、覚えたいことがある
ならまずは睡眠時間を確保しましょう。
勉強と睡眠はセットだと考えましょう。
自律神経と睡眠は深い関係があります。
◆睡眠不足で生産性が落ちてもなせか
それに気づけない
睡眠不足が脳に与える影響は大きく、徹夜
したときの脳のパフォーマンスは、ビール
の中瓶を3本飲んだときと同程度に下がり
ます。
完全に酔っ払ったときと同じ状態では、
仕事ができないのも当然でしょう。
睡眠不足が連日続いただけども、生産効率
は著しく低下します。
たとえば、1日4時間の睡眠を6日間ほど
続けると、完全に徹夜したときと同じくらい
効率が下がります。
1日6時間眠っていたとしても、それを10日間
ほど続けると、やはり徹夜したときと同じ
くらいの生産性になります。
それにもかかわらず、強い眠気を感じない
人も多いのが睡眠不足の恐ろしいところ
なのです。
◆質のよい睡眠が本来のパフォーマンスを
発揮
脳は睡眠中に過去の情報を整理し、新しい
情報を処理しています。
そのため、質のよい睡眠を十分にとること
によって、日々の課題により集中して
取り組むことができます。
【勉強の例】
教科書を読んだり、ノートをとったりして
知識を深める
↓
十分な睡眠をとる
↓
得られた情報を処理し、長期的な記憶として
定着させる
◆一夜漬けは効果なし
良質な睡眠をとると、アイデアが浮かび
やすくなるため、問題の出題意図を正しく
理解できます。
逆に睡眠不足によりストレスが蓄積すると
学習意欲やモチベーションも低下し、
成績が下がってしまう可能性も。
徹夜で勉強したのに、いざテスト本番に
なると全然思い出せない。
それは、思い出せないのではなく、そもそも
眠っていないから、記憶に残っていないの
です。
しかも、注意力が散漫になってテストに
集中できません。
◆日本のトップ高校の生徒は睡眠時間が長い
日本の一般的な高校生は、平均して6時間
ほどしか睡眠をとっていない場合も少なく
ありません。
一方、全国有数の名門校の1つである筑波
大学附属駒場高校の生徒にアンケートを
とると、平均して8時間ほど眠っていること
がわかりました。
この結果からも、睡眠時間を削って勉強を
頑張るよりも、きちんと睡眠時間を確保した
ほうが、よい成績を残せると言えるでしょう
自律神経と睡眠は深く関係しています。
◆レム睡眠中の奇妙な夢はほとんど忘れて
しまう
私たちは眠っているとき、全員が必ず夢を
見ています。
鮮明な夢は睡眠サイクルのレム睡眠と
呼ばれる段階で発生します。
レム睡眠には忘却作用があるため、起きた
ときには基本的に夢の内容を忘れてしまい
ます。
内容を覚えている夢とそうでない夢がある
理由はまだわかっていません。
夢の内容は、日中の経験や感情の処理、
問題解決、または無意識の願望の表出と
関連していると考えられています。
中には悪夢を見ることもありますが、
それは実際にストレスが多い環境に置かれた
場合に、ストレスフルな夢を見ることで、
ストレスに対する耐性が得られるのでは
ないかと考えている研究者もいます。
◆レム睡眠中はほぼ必ず夢を見ている
レム睡眠中は、論理的な思考を司る前頭前野
の活動が低下します。
しかし、視覚連合野や扁桃体、海馬などは
起きているときと同じくらい活発に活動
しています。
内容のはっきりした、鮮明な夢はレム睡眠中
に見ています。
【レム睡眠中に活動が活発になる脳の領域】
・帯状回(前部)
夢の中での自己認識をサポートし、現実と
夢の間のつながりを保つ。
・扁桃体
夢の内容に感情的な要素を与える。
特に恐怖やストレスなどの強い感情を処理
するのに重要。
・海馬
夢の中での出来事や情景を処理し、短期記憶
から長期記憶への情報の移行を促す。
・橋・脳幹
レム睡眠を調節する中枢の1つ。
身体の動きを抑制する。
◆レム睡眠には忘却作用がある
名古屋大学の研究で、脳のメラニン凝集
ホルモン産生神経がレム睡眠中に海馬に
働きかけ、夢の記憶を消していることが
わかりました。
この発見は、PTSD(心的外傷後ストレス障害
トラウマになるような経験を再体験したり
悪夢を見たりする反応)の治療にも応用できる
のではないかと期待されています。
◆夢の内容はネガティブなことのほうが多い
悪夢を見るのは悪いことではありません。
少し不快な夢を見ることで、感情への反応が
鈍化し、ストレスに対する耐性が高まる効果
があります。
つまり、悪夢は日常に起こりうるストレスを
予行演習していると考えられるのです。
※悪夢を見ることで眠ることが怖くなって
しまうようなら問題です。
専門家に相談しましょう。
自律神経と睡眠は深い関係にあります。
◆4日間の休みが取れたら好きなだけ寝て
みましょう。
今の自分に必要な睡眠時間を調べる方法は
2つあります。
1つ目は、就寝時刻を30分早める方法。
ただし、休日に寝だめをしないことが
前提です。
2〜3日試して身体の調子がよければ、寝る
時間をさらに15分早めます。
すると、自分にとって十分な睡眠時間に
次第に近づいていきます。
2つ目は、4日間続けて目覚まし時計を
かけずに寝る方法。
1日目の晩は、睡眠負債を返すために通常
よりもかなり長く眠ってしまうはずです。
しかし、2日目、3日目には、徐々に睡眠時間
が短くなり、4日目にはある一定の時間以上
は眠れなくなります。
それが、自分にとって十分な睡眠時間です。
◆方法1∶数日ごとに少しずつ睡眠時間を
延ばす
起床時刻を遅らせると会社や学校に遅刻
してしまうかもしれないので、睡眠時間を
延ばすなら前倒しに。
まずは試しに30分早く寝てみましょう。
2〜3日試して就寝時間を少しずつ前倒し
していき、一番すっきり起きられた時間が
本来自分に必要な睡眠時間です。
①休日の寝だめをやめる
↓
②普段より30分早く就寝する
↓
③体調を確認する
これを2〜3日以上続ける
↓
④さらに15分早く寝てみる
◆方法2∶4日間眠れるだけ長く寝る
ゴールデンウイークや年末年始など、
連続して4日以上休みが取れたときは、
目覚まし時計をかけずに眠れるだけ眠って
みましょう。
1日目は普段よりもかなり長く眠ってしまう
はずですが、次第に短くなり、4日目には
自分にとって十分な睡眠時間がわかります。
◆自分の最適な睡眠時間を知るのが睡眠の質
を上げる第一歩!
自分のやりやすい方法を試してみてください
自律神経と睡眠は深く関係しています。
◆若者の「朝が苦手」は生物学的に当然の
こと
睡眠時間の必要量は、年齢とともに変化
します。
例えば、赤ちゃんや幼児は成長と発達の
ために多くの睡眠を必要としますが、
思春期を過ぎると減少していきます。
加えて、体内時計やクロノタイプは、
生まれつきの体質として決まっていて、
かつ年齢によっても変化する傾向があります
クロノタイプが夜型になる高校生や大学生
の頃に朝がつらいのは、生物学的要因に
よるのです。
しかし、年齢を重ねて40代になると朝型に
シフトするのが一般的です。
高齢者は朝型が多くなりますが、個人差も
大きく、中には夜型の人も存在します。
◆クロノタイプは年齢で変化する
睡眠パターンや活動リズムは、年齢とともに
変化します。
若い頃は多くの人が夜型で、夜ふかしを
好む傾向があります。
しかし、40代以降、睡眠パターンは変化
し始め、自然に朝早く目覚める、朝型に
なってきます。
【10歳】
一般的に子供は朝型の傾向ですが、大人の
影響で夜型化していることも。
【思春期〜20代】
多くの人が夜型に傾き、朝早く起きるのが
つらい状態に。
【中年(40代)】
年齢を重ねるにつれて朝型に。
だんだん早寝・早起きになっていきます。
【高齢者(70〜80代)】
朝型の傾向が強くなり、早朝に目が覚めます
自然なことなので心配はいりません。
◆季節によって睡眠時間が変化する
睡眠時間は秋から冬にかけて長くなり、
春から夏にかけて短くなる傾向があります。
これは気温ではなく、日照時間によるもの。
光によって調整される体内時計は、日の出や
日の入りの時刻の変化を感知します。
それに応じて睡眠の長さも変わっていくの
です。
【夏】
・起床時間が早くなる
日の出の時刻が早まりますが、就寝時刻は
変わらないので、睡眠時間が短くなり
やすい季節です。
・中途覚醒が起きやすい
暑さからくる寝苦しさなどが深い眠りを
妨げてしまいます。
【冬】
・体内時計が遅れがちになる
日の出の時刻が遅いため、朝になっても
外は暗い状態。
夏より睡眠時間は長くなりますが、特に
夜型の若い世代は体内時計が遅れてしまい、
睡眠不足になりがち。